1か月後、また 藤原岳へ 



白船峠で
●場 所 三重県藤原町
●標高 藤原岳 1144m
●山行日 1984年4月15日
●コース 西藤原駅・・・坂本谷コース・・・山頂・・・聖宝寺コース・・・西藤原駅
●多治見から
   登山口まで
JR多治見駅ーJR名古屋駅・・・近鉄名古屋駅ー冨田駅で三岐鉄道に乗り換えー西藤原駅・・・坂本谷登山口
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他
●参加者 丹羽(未踏山の会に誘われて)、他、19名
●コースタイム JR根本駅
JR名古屋駅
西藤原駅
白船峠
藤原山荘
藤原岳山頂
藤原山荘
西藤原駅
6:17発
6:51〜7:31
9:02〜9:10
11:51
14:05着
15:08.発
15:30発
17:22〜17:23乗車
            周辺地図はこちら


近鉄名古屋駅のホームでバッタリ、顔なじみになった人たちに会い、車内へ。
今日はガラガラに空いている。

9:02、終点西藤原駅に着。天候が良くないせいか、お客が少ない。9:10発。

お寺の前、お店の前、分岐点を過ぎどんどん進む。

田んぼは田おこし機運転中や、水をたたえた準備万端中で多治見より早め。

橋を渡った所で細い山道に入る。
ここからは一列になって歩く。私は前から3番目。

谷川に沿って上へ上へと登る。

昨日の雨で、土も石も草も木も皆、濡れている。滑らないように注意して後に続く。

白っぽい花が目立つ。タチカメバソウか?
ニンジンの葉によく似た線香花火みたいな白い花も。

    
     シャク                       タチカメバソウ

水の無い谷川沿いで休憩。

  
     休憩

こんな所に出そうだねと「ヒル」の話になった。
以前登った山では、目的地に着いて靴を脱いだら靴の中に。
服を脱いだら服の下にと体中「ヒル」だらけだった話を聞き、一同ぞ〜っと背筋が寒くなった。

隣にいた女性が、「あっ、これがヒル?」と叫んだ。

私も「どれどれ」と覗き込んで、「うわあっと、動いて這ってるう!」と叫ぶ。
またまた背筋がゾクゾク。

「きゃあ、背中に何か入ったみたい」と、私。
なんだか体中がむずむずしてくる。

暑くて脱いでいた帽子を被る人。襟首にタオルを巻き付ける人、
まくっていた袖を下ろす人。「ねえ、もうこんなところ早く行こうよ」と促す人。

そんな中で悠然と半袖シャツ1枚の男性。

「ヒルに刺されるとどうなるんですか?」と聞くと、「はじめチクットするだけ」・・・と。

「わあ、なんだかチクッとしてきた」と体を撫でまわした。

「私、敏感じゃないから感じなかったらどうしよう」と言う人も。

とにかく出発。
でも、まだジメジメベトベトの谷川沿いを登らなければならない。

左の靴下の辺りが、チクッとしたので手をやってみると、黒くてにゅるっとした物体!
「ワアッ」慌てて取り除く。

先程も知らない間に右手にくっついていたからこれで2度目。

でも、前を歩く女性のザックにくっついていたのとは全然形態が違うから
同類ではないと思う・・・などと自分自身を慰め、後からついて行く。

黄色いヤマブキ、大きなイチリンソウ、小型のニリンソウ
バイケイソウの勢いのいいこと!
先程の白っぽい花も、オドリコソウも。

    
    ヤマブキ                         イチリンソウ

  
     ニリンソウ

まだまだこのジメジメから抜け出せない。

カメラも首から下げてはいるが、隊列の中にいるのでなかなか撮れない

10:40、休憩。
ジメジメしている場所でいったんは腰を下ろしたものの、すぐに思いなおして立ち上がる。

この休憩の後からはだんだん、乾いた道になってきた。

紫色のヤマルリソウ、キバナイカリソウ、チゴユリなどが見える頃から平坦な道になってきた。

    
     ヤマルリソウ                    キバナイカリソウ

しばらく行くと数名の若者たちが、「イワカガミだ」と感激した声。
所々にピンクの可憐な花。そして、葉びっしり。
一度に咲くと壮観だろうな・・・と想像する。

    
    イワカガミ

エンレイソウ、ミヤマカタバミ、新緑の眩しい快適な道、花の終わったカタクリ、
色の褪せたショウジョウバカマなど。

白船峠に11:51着。ここで昼食。15分休んで出発。
大休憩無しなので、休むたびに、モグモグパク・パクパクになるわけ。

  
   白船峠

ここからは笹の原
両手を上げ顔に当たらないよう防御するが、完全にはできない。

前の人のすぐ後ろをくっついて行けばいいのだが、数メートル間が空くと、
さあどっちから行ったらいいか分からなくなる。

  

「お〜い」と言う声は聞こえるが、姿は見えない
方向しか分からないので、やみくもに笹を押し分け押し分け突っ込んで行くと
不意に道が見えてきたリする。

反射板を見上げる位置で休憩。13:09。
ここは高い木はなく、広々としている。

     
   反射板

新芽も緑ばかりでなく、赤っぽいの、黄色っぽいの、紫色っぽいのとさまざま。

ホソバノアマナ、ヤマエンゴサク、ウスバサイシン、ユキザサ、ツクバネソウなどが咲いていた。

    
    ユキザサ                         ツクバネソウ

藤原山荘着、14:05.。無人。

ガスコンロでお湯を沸かし、コーヒーを頂く。
まだ残っていた煮物を「どうですか?」と勧めると、あっという間になくなってしまった。

そうこうするうちに、ポツリポツリと雨。
急いで荷物を片付け山荘に入れ、雨具をつけて身一つで頂上まで泳いでいくことになった。

雨は止み、頂上からはあの反射板が小さく見えた。
のんびり過ごし、引き返す。山頂発、15:08。

頂上から山荘まで8分で飛ぶように帰った男性がいた。
私も必死で走ったが追いつけなかった・・・

山荘発、15:30。

帰りは6合目辺りからトップを歩かせてもらった。

    
   ウスギヨウラク                        ミヤマシキミ

滑らないように歩き、水場からは階段。

「後、5分で17:23の電車に乗れるんですが、無理でしょうか?」と尋ねると、
「後の2人がゆっくりなので急ぐなら走ってください」と言われ、次の電車を聞くと、
なんと!1時間以上後。

これは走らなくちゃ・・・と、お言葉に甘えて必死で走る。

西藤原駅に滑り込みセーフ。すぐ発車。
お客は私を入れて3人のみ。

名古屋発、19:09に乗車。  

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