朝明渓谷でテント泊 4つの峠と国見岳 |
ハト峰峠 |
●場 所 | 三重県菰野町 | |||||||||
●標高 | 国見岳 1170m |
||||||||||
●山行日 | 1986年10月25日(土)〜26日(日) | ||||||||||
●多治見から 登山口まで |
JR多治駅ーJR名古屋駅・・・近鉄名古屋駅―近鉄四日市駅ー近鉄菰野駅=タクシーで朝明キャンプ場へ・・・フリーテント場(泊)・・・登山口 ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
||||||||||
●参加者 | 早川、林、伊東、野坂、丹羽 | ||||||||||
●コースタイム |
|
19:00名古屋駅集合で、朝明キャンプ場のフリーテント場へ。 菰野駅から、タクシーでキャンプ場の最奥まで入ってもらった。2840円。 ヘッドランプを点けて歩く。川に沿って約10分歩いたところが、テント場。 女性4名、男性1名。4〜5人用テント1張りが今夜の住い。
テントは、ドーム型のエスパース。 ×印になるよう、鉛筆の太さくらいのポールを滑り込ませ、あっという間に出来上がり。 フライシートをかぶせ、周りの紐に重石の石を巻き付ければ終わり。 約20分で完成。 テント張りの後は、ビールで宴会。 持ちんだ、枝豆・裂きイカ、男性からのイナゴの佃煮・キュウリのぬかみそ漬けを肴に 気炎を上げる。 一番若い女性だけは、車に酔ったからといってアルコール無し。 早々に切り上げ、テントにもぐりこむ。 靴は雨や夜露を防ぐために、ビニール袋に入れておく。 ザックは足の下に置き、シュラフをその上に敷く。 頭と足が交互になるように寝るとまあまあの出来。 リーダーとサブリーダーは、素早くシュラフを出し、素早くもぐりこみ、 素早く荷物を片付けるなどさすが〜 「おやすみなさい」を言ったのが、22:00ちょうど。
夜中、後から来たパーティーがわいわいとうるさかったり、 背中が痛かったりで、ぐっすり寝たという満足感がなく、 ザーザーと川の流れる音が雨音の様に聞こえてうるさく、夜中に目が覚めてしまった。 お布団が恋しい!
6:03起床。すぐシュラフを袋に入れ、ザックに入れてテントの真ん中を空ける。 そこが台所となり、ガスコンロが置かれた。 コッフェルの中に昨日駅で汲んでおいた水を入れガスに火をつける。 大根・にんじん・干ししいたけを入れ煮る。 餅と餅菜を入れ、みそ味の雑煮を作る。 雑煮の後はお茶を飲むため、また湯を沸かす。 一つのカップで食べて飲んでいる人は、みそ味風お茶になったらしい。 煮えるのを待つ間、トイレへ行ったり、お手拭きで顔を拭いたり、荷物を片付けたりなど 時間を有効活用。
食後はすぐ荷物を全部外へ出し、テントを畳む。 幸い雨が降らなかったのでテントも軽く片付けやすい。 テント・フライ・ポールの3つをそれぞれが分担して持つことになった。 私は、ごみの係。 6:30の体操を済ませてから出発。
山々は空気が澄んでいるせいか、くっきりはっきりと見え、紅葉の見ごろ。 朝日に照らされ、向かいの山の木々の葉1枚1枚が綺麗に色づき、 「わあ〜、きれい!」と何度も嘆声が上がる。 背中の痛いテント泊を差し引いてもおつりがくるくらいの素晴らしさ。 この道は、初めて「未踏山の会」の人達と公開山行で歩いた道。 記憶にあることはあるが、樹氷と紅葉では大違い。
釈迦ケ岳へ行く道と分かれて、ハト峰峠へ。 ここで深紅のドウダンツツジを見つけた。 「ワアー。何この色は!赤すぎだね」 「血の色みたい」と皆から不評を買う。 この後も、赤すぎのドウダンツツジをたくさん見かけたけれど、 緑の中に赤や黄色があるなら、尚綺麗だろうが、赤・赤・赤・黄・黄では 締まりのない紅葉となってしまう。 ハト峰・中峠・根の平峠・国見峠と計4つの峠を踏み、国見岳に登って、 14:40に湯の山温泉の登山口に出た。 ○鈴鹿山系の紅葉は10月最後の日曜日がいい。 ○朝が一番いい。 これで自信が付いたから、次も前夜発で行こうかな。 |