中津川労山と  西穂高へ 









●場 所 岐阜県高山市
●標高 西穂高岳 2909m
●山行日 1986年9月14日〜9月15日
●コース 上高地〜西穂山荘〜西穂高ピストン
●多治見から
  登山口まで
多治見=中津川市役所⇒マイクロバスで上高地へ・・・登山口
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他
●参加者 丹羽 中津川労山の山行に参加 他19名
●コースタイム
1日目 9/14  
多治見
中津川
上高地
小梨平
西穂山荘
西尾高岳山頂
ピラミッドピーク
独標
登山口
キャンプ場
2:00発
3:00〜3:30
6:30頃着
6:50頃〜7:45発
10:45〜11:15
13:30〜14:10
14:43
15:00
15:50
16:00過ぎ着
2日目 9/15  
キャンプ場
徳本峠
キャンプ場
中津川

7:15発
9:43〜10:20
12:2513:00
18:20着

    周辺地図はこちら

1日目 9月14日

上高地へマイクロバスで

午前2時、お迎えの車で、職場の同僚2人とともに中津川へ。

集合時刻の3時ギリギリに到着。
3:30マイクロバスで出発。

6:30頃、上高地の駐車場に着。
共同装備など手分けして、キャンプ場に運ぶ。

約10分で小梨平キャンプ場に着き、荷物を置いて朝食タイム。
ここで西穂行き徳本峠行きに分かれる。

    

西穂行きは9名で

西穂行きは、我々3名と65歳の男性と、中津川労山の会員5名の計9名。
残りの10名は、徳本峠行き。
7:45発。

河童橋を渡って左折。
観光客の間を縫って速足で歩く。
入山届をして、薄暗い木立の中へ。

トップの男性は、実にゆっくり。
最初はもどかしいほどだったが、すぐに感謝に変わる

緩やかではあるが、確実に高度を稼いでいく。
石が濡れ、土がぬかるみ、歩き難い。
アザミの仲間、・トリカブト・カニコウモリ・クロクモソウ・オオバタケシマラン(実)・
マイヅルソウ・ゴゼンタチバナ(実)
などが目にとまる。

    
    トリカブト                          オオバタケシマラン

    
    ゴゼンタチバナ

西穂山荘に着いた

西穂山荘に10:45着。

  

山荘から左へ1時間半くらい行くと、ロープウェーの乗り場があるとか。

山荘下は秋のお花畑。

ここまではただの山道。
ここから西穂までの2時間半が難渋な登山道とか。

約30分昼食休憩。

くねくねと続く道がはるか向こうの山まで続いている。
「どれが西穂ですか?」と尋ねると、ずっと遠くの山を指さして、
「あの一番奥です。」という答えが返ってきた。

    

西穂は、3つの山の一番奥

独標までの長い登りと、最後の急登の岩場が終わり、平らなピークについて記念撮影。

3つ並んだ一番奥が目指す西穂の山頂とか

    

下りは、登りよりもっと急。

途中、菊の花が置いてあり、何だろうと話していた所、後でわかったが、
落雷で死亡した松本高校の慰霊らしかった。
こんな所では、身を隠すところもなく危険この上ない。

    

降りたら、また次の登りが待っていた。

ピラミッドピークとよばれているとんがった山。

    

3つ過ぎれば山頂かと思っていたが、隠れて見えなかった小ピークもあったので、
この山かな?と思って登ると、違い、
また下って、また登って、今度こそ西穂だ!と思っているとまたその先に山がある。

登って下って登って下って・・・

下って登って、下って登って・・・何回もがっかりさせられる。
「今度こそあの山らしい。標識らしいものがみえるから。」と言って
たったと走って見に行った会員が、「おーい、ここが頂上だぞう〜。」と叫んでも、
「本当ですか?」といって信用しないくらいだった。

登る前は大変だけど、登ってしまえばあっけないのが山登り。
なあんだ、ここで終わりか・・・」といささか物足りない。

9人揃って記念撮影。

    

山頂から麓が見えた

ガスが出て、ずっと向こうの山を隠したり出してきたリ。
小梨平のキャンプ場、バス発着場、駐車場も見え隠れ。

岩陰は半袖でもぽかぽか暖かいが、風が来る場所では、ぶるぶると震えるほど寒い。

40分程休憩。そして下山。14:10。

早い早い。駆け下りるように足が出てしまう。
後ろと前の間が少し開き、待っている間に、トウヤクリンドウを写す。

  
    トウヤクリンドウ

あっという間のピラミッドピークにつき、14:43
そしてまたあっという間に独標に着く。15:00。

岩場も難なく通過。山荘手前の展望台でちょっと休んで、西穂山荘へ。

    

樹林の中に入った

キャンプ場目指して下るが、樹林帯は薄暗く、ぬかるんでいて歩き難い。
途中でぱらぱらと雨が降り出した。
雨具の上を着るが、体からの熱・アセの方が多いので、羽織るだけにした。

もうすぐ麓だと思うが、雨のため滑りやすくなっているので走ることもできず、黙々と歩く。

登山口、P:50着。
まだキャンプ場までだいぶある。
競歩の様にたったか歩き、18:00過ぎに到着。

夜は、豪華夕食と、ヨーロッパアルプスの話を聞きて、22時就寝。

 2日目 9月15日

徳本峠までハイキング

キャンプ場、7:15発。

「ゆっくり行きましょう。」と言われるものの、昨日より、ピッチが早い。

  

徳本峠に、9:43着。茶屋の前のベンチで、早い昼食。

  

ここでゆっくり35分も休み、展望台にも行き、昨日登った西穂はどれ?
などと指さしながら眺めて、さあ下山。

    

途中、明神池を見たことがないという我々3名のために
ちょっと寄り道することになった。

またまた走るような速さでどんどん歩く。

明神池を入場料200円払って、足早に回った。

    

  

キャンプ場に、約束の12:30の5分前に到着。
熱い紅茶が用意されていて、そこへウィスキーをちょっぴり。
おいしい!

ザックを片付け、共同備品も片づけ、ごみも拾って、全部車へ詰め込み、13:00発
中津川へ18:20着。

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