定例山行兼清掃山行 入道ケ岳 |
ハト峰峠 |
●場 所 | 三重県鈴鹿市 | |||
●標高 | 入道ケ岳 906m |
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●山行日 | 1986年9月21日 | ||||
●多治見から 登山口まで |
JR多治駅ーJR名古屋駅・・・近鉄名古屋駅―近鉄四日市駅=タクシーで小岐須渓谷大橋橋へ(登山口) ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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●参加者 | 戸嶋、早川、林、伊東、野坂、丹羽 | ||||
●コースタイム |
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朝、「天候不順のため会員のみにする。」の連絡があった。 近鉄四日市駅からタクシー2台で小岐須渓谷のずっと上流、「大石橋」まで入る。5800円。 雨具を着けて、おにぎり2個で腹ごしらえ。 すぐに狭い登山道へ入る。「池ケ谷谷登山口」の文字。 夕方6:00頃の暗さ。背の高い木とガスのせい。 西穂や槍への道の負けず劣らずの急な山道。 谷川へ出たが道を失う。 赤いテープか何か目印がないかと探すが視界が効かないので見つけにくい。 皆で手分けしてあちこち探した所、やっと白い紐と赤いテープと標識を見つけることができた。 谷川を渡った所で休憩。
雨はシトシト降り。滝へ出た所でまた道を失う。 左手は滝、右手は涸れ谷。 何か目印はないかと探すがなかなか見つからない。 右手の谷に鎖が垂れているのを見つけたが、 これと道との関連が思い浮かばず見逃していたところ、男性メンバーが その鎖の上にまた鎖があることを見つけ、ずっと上まで続いていることが分かり、 「こっちだあ」と皆を呼び集めた。 西穂の岩場で慣れたので、すいすいと登ることができた。 登り詰めた所に粗末な小屋。焚火の跡がある。 赤色のテープはこんな夕暮れ時の暗さでは全然見えない。 トップの女性が、「道がありません。下にないですか?」と言うが、 どこも道に見えるが、しかし、「これだ!」と言う確定はなく不安。 「あっ、ここにテープがあった!」ということで、逆戻り。 しばらくは私がトップを替わることになった。 右・左に目をやり、目印を見逃さないように歩くのは大変。 分かれ道に出た。 右か?左か? 標識のあったらしい棒は立っているが、肝心の標識板がなく迷う。 リーダーは「左」と言うが、右の方がなんとなく道らしい顔をしている。 地図を見てもついていない。 ちょっと歩いたら赤テープがあった。「こっちで〜す。」 晴れていたらすぐ見つかるテープが、1mくらいまで近づかないと分からないのには困る。 またしばらくトップで進む。
暑くて仕方がないので、雨具の上着だけ脱いでザックに入れてしまう。 その下は、オーロンの半袖のみ。 綿と違って肌にくっつかず、熱を奪わず、さらさらして快適。 笹ヤブを掻き分け掻き分けしても、オーロンは強い。 べたべたという感触がなく濡れても平気。
この後、2回くらい道を探してうろうろ。 6人のうち誰かが道を見つけ、やっと頂上に着、11:45。 頂上には2パーティーがすでに到着していて食事中。着くとすぐ声がかかった。 「靴下を脱いで!。ヒルがいるよ!」 「エエ〜ッ」「ウア〜ッ」 首の辺りがもぞもぞする。メンバーの1人に後ろの襟首を見てもらった。「いないよ」 今度はズボンの方を見ると、「きゃー!いたー!」
ズボンの裾に1匹、2匹。針のように細い物体が動いている。 男性メンバーに指ではじいて取ってもらった。 気持ち悪くて座ることもできない。 立ったままおにぎりを食べ、ココアを作り、フーフーいって飲む。おいしい〜 リンゴとナシを一切れずつもらった。 水分のあるものは食欲が出るが、そうでないものには手が出ない。
軍手とゴミ袋を貰った後、下山。12:40発。 ガスで道が分からず、トップを男性メンバーに代わった。 ぬるぬるした足元。ササで隠れた道。なかなかスピードが出ない。 両側の木につかまりながら下る。 ゴミ袋は、ザックの紐にはさんでおいた。 不燃物拾い係なので、ビールの缶、ジュースの缶、菓子のビニールの切れ端などを探す。 この下山道は、「二本松尾根」 入道へは3回目だが、登りも下りも初めての道。 谷川で休憩を1回取って椿神社へ。14:30着。 背中にヌルッ。「キャー、いた〜」 まだ細いから血は吸われなかったよう。 でもどこから入ってきたんだろう。 缶ビールとおでんで乾杯。 バスは15:09発に乗車。 四日市、16:20発。 |