定例山行兼清掃山行 入道ケ岳 



ハト峰峠
●場 所 三重県鈴鹿市
●標高 入道ケ岳 906m
●山行日 1986年9月21日
●多治見から
  登山口まで
JR多治駅ーJR名古屋駅・・・近鉄名古屋駅―近鉄四日市駅=タクシーで小岐須渓谷大橋橋へ(登山口)
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他
●参加者 戸嶋、早川、林、伊東、野坂、丹羽
●コースタイム
近鉄名古屋駅
大石橋(登山口)
頂上
椿神社

7:31発
8:54〜9:05
11:45〜12:40
14:30〜15:09
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ガスで道を失った

朝、「天候不順のため会員のみにする。」の連絡があった。

近鉄四日市駅からタクシー2台で小岐須渓谷のずっと上流、「大石橋」まで入る。5800円。

雨具を着けて、おにぎり2個で腹ごしらえ。
すぐに狭い登山道へ入る。「池ケ谷谷登山口」の文字。

夕方6:00頃の暗さ。背の高い木とガスのせい。

西穂や槍への道の負けず劣らずの急な山道

谷川へ出たが道を失う。
赤いテープか何か目印がないかと探すが視界が効かないので見つけにくい。
皆で手分けしてあちこち探した所、やっと白い紐と赤いテープと標識を見つけることができた。

谷川を渡った所で休憩。

目印を探すが

雨はシトシト降り。滝へ出た所でまた道を失う。
左手は滝、右手は涸れ谷。
何か目印はないかと探すがなかなか見つからない。

右手の谷に鎖が垂れているのを見つけたが、
これと道との関連が思い浮かばず見逃していたところ、男性メンバーが
その鎖の上にまた鎖があることを見つけ、ずっと上まで続いていることが分かり、
「こっちだあ」と皆を呼び集めた。

西穂の岩場で慣れたので、すいすいと登ることができた。
登り詰めた所に粗末な小屋。焚火の跡がある。

赤色のテープはこんな夕暮れ時の暗さでは全然見えない。

トップの女性が、「道がありません。下にないですか?」と言うが、
どこも道に見えるが、しかし、「これだ!」と言う確定はなく不安。

「あっ、ここにテープがあった!」ということで、逆戻り。

しばらくは私がトップを替わることになった。
右・左に目をやり、目印を見逃さないように歩くのは大変。

分かれ道に出た。
右か?左か?  標識のあったらしい棒は立っているが、肝心の標識板がなく迷う。
リーダーは「左」と言うが、右の方がなんとなく道らしい顔をしている。
地図を見てもついていない。

ちょっと歩いたら赤テープがあった。「こっちで〜す。」

晴れていたらすぐ見つかるテープが、1mくらいまで近づかないと分からないのには困る。
またしばらくトップで進む。

オーロンは快適

暑くて仕方がないので、雨具の上着だけ脱いでザックに入れてしまう。
その下は、オーロンの半袖のみ。
綿と違って肌にくっつかず、熱を奪わず、さらさらして快適

笹ヤブを掻き分け掻き分けしても、オーロンは強い。
べたべたという感触がなく濡れても平気

頂上に着いた

この後、2回くらい道を探してうろうろ。
6人のうち誰かが道を見つけ、やっと頂上に着、11:45。

頂上には2パーティーがすでに到着していて食事中。着くとすぐ声がかかった。
「靴下を脱いで!。ヒルがいるよ!」
「エエ〜ッ」「ウア〜ッ」

首の辺りがもぞもぞする。メンバーの1人に後ろの襟首を見てもらった。「いないよ」

今度はズボンの方を見ると、「きゃー!いたー!」

ヒルが嫌で腰も下ろせない

ズボンの裾に1匹、2匹。針のように細い物体が動いている。
男性メンバーに指ではじいて取ってもらった。

気持ち悪くて座ることもできない。
立ったままおにぎりを食べ、ココアを作り、フーフーいって飲む。おいしい〜

  

リンゴとナシを一切れずつもらった。
水分のあるものは食欲が出るが、そうでないものには手が出ない。

さあ、下山

  

軍手とゴミ袋を貰った後、下山。12:40発。
ガスで道が分からず、トップを男性メンバーに代わった。

ぬるぬるした足元。ササで隠れた道。なかなかスピードが出ない。

両側の木につかまりながら下る。
ゴミ袋は、ザックの紐にはさんでおいた。

不燃物拾い係なので、ビールの缶、ジュースの缶、菓子のビニールの切れ端などを探す。

この下山道は、「二本松尾根

入道へは3回目だが、登りも下りも初めての道。

谷川で休憩を1回取って椿神社へ。14:30着。

背中にヌルッ。「キャー、いた〜」 まだ細いから血は吸われなかったよう。
でもどこから入ってきたんだろう。

缶ビールとおでんで乾杯。

  

バスは15:09発に乗車。
四日市、16:20発。

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