冬合宿の下見 白瀬〜御池〜鈴北 |
●場 所 | 三重県いなべ市藤原町 滋賀県東近江市 | ||||||||||
●標高 | 御池岳1247m 鈴北岳1182m |
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●山行日 | 1987年11月22日〜11月23日 | ||||||||||
●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR名古屋駅ー近鉄富田ー三岐鉄道西藤原駅・・・坂本谷登山口 ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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●参加者 | 林、早川、丹羽 | ||||||||||
●コースタイム |
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いつもの電車で西藤原駅へ。上着を脱いで半袖で出発。8:15。 ザックを担ぐと、ずしりと重い。 私は共同装備として食料を持つ。 秋の夜長のためのSAKEも1パック入っている。 平坦な部分はいいが緩やかでも登りになると1歩1歩が遅くなる。 ここでこんなでは、あの滝状岸壁をどう登るのか不安になってくる。 坂本谷登山口、9:47。 一息入れて、いよいよ登りになる。 うつむくと頭の上からザックが押す。 「よいしょっ、こらしょっ」と、つい掛け声も出る。 ザックが大きいので体が振られ、滝横の細い道などヒヤリとさせられた。 花は見事に何もない。 空はだんだん暗くなり今にも降り出しそう。 これから登っていく上の方の空は、雪雲風。 親子連れと単独の女性は、途中で引き返した。
すれ違った女性から猿の悪戯の話を聞き、まさかと思っていたが、 左上方からゴロゴロと本当に石が落ちてくる。 手のひら大の石、こぶし大の石と、いくつもいくつも落ちてきて気味が悪い。 帰りには、対岸の上の方から頭ぐらいの大きさの岩が勢いをつけて ゴロンゴロン。 行きと同じ所で、また落石の音。 テント場の朝4時頃には、サルの水浴びのような音が聞こえた。 ザックが重いので下ばかり見て左右を眺める余裕がない。 滝状岸壁は、思っていたほどきつくなくあっさりと通過。 雨がぱらぱら降り始めたので雨具を着けたが、10分もしないうちにやみ、 青空がのぞき始めたので、また雨具を脱ぐ。 曲がり角に12:20。ここから風が強くなり、上着を着ることにした。 白瀬峠、13:08着。 後は降りてテントを張るだけなので、のんびり20分ほど休んだ。
テント場へ13:50着。 誰もいないので、一等地に張った。 テント泊はこれで5回目か?だいぶ慣れた。 さあ、宴会。夕食(ごはん・豚汁) 気象通報を聞いて後は寝るだけ。 暗くなってから到着したパーティーもいて、結局6張。 隣のテント内のいびきが聞こえたり、夜中寒くてセーターを着たり、 フライのジッパーを閉めたり(忘れていた) 4万1400円の新品のシュラフを持ってきたSLは、 「暑くて寝れない」だって。
早朝4時頃、パタパタと音がする。 ??聞いたこともない音だったが、後から猿が水浴びしていた音だと推測した。 5時起床。 片付けてすぐ朝食作り。 いつもの雑煮。テントはそのままで、6時半出発。 御池へは1年前に来ている慣れた道。 谷を詰めて御池への90度の曲がり角に6:48。 コグルミ谷との合流点、7:21通過。 そこからすぐ、泥ぐちゃ道分岐。 霜柱がまだ溶けず固いのに、それでもツルツルと滑りやすい。 靴と言わず、靴下まで泥が付く。 奥の平分岐に、7:54。 御池岳山頂に8:07〜8:12。
奥の平へも足を延ばそうと進んでみたが、笹・笹・笹で嫌になり、 ボタンプブチ分岐からUターンする。8:25。 もとの分岐からツルツル・ヌルヌルの道を注意して下り、鈴北への分岐に8:56。 坦々とした道になった。 冬、ここで遭難があったと聞いた。 吹雪だと地形が分からずさまよってしまうらしい。 途中、遭難碑があったが「こんな所で?」と思うような所。 真の池、9:36〜9:46。 笹は鈴鹿につきもの。またまた笹のトンネルをくぐらなければならない。 鈴北山頂、10:05。 笹原の中の空間といった所で、ヒューヒューと笹があっちへなびきこっちへなびきしていた。 先着パーティーは、食事中。
同じ道をどんどん下って11:37、テント場着。 テントを撤収して、パッキングしてコーヒータイム。 泥だらけの靴を洗って、12:33出発。 13:01、白瀬峠。たくさんの人に出会った。 坂本谷登山口に、14:50。 鱒の定食とビールで乾杯! 16:10発の電車に乗車。 |