北八ヶ岳縦走 |
北横岳山頂 茶臼山山頂 |
●場 所 | 長野県南佐久郡・茅野市 | |||||||
●標高 | 北横岳 2480m 縞枯山 2403m 茶臼山 2384m |
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●山行日 | 1990年12月29日〜1990年12月30日 | ||||||||
●コース | ロープウェ−駅〜北横岳〜縞枯山〜茶臼山〜麦草峠〜白駒池〜高見石〜渋の湯 | ||||||||
●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR塩尻駅ーJR茅野駅⇒バスでロープウェー駅へ⇔ロープウェーで頂上駅へ ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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●参加者 | 林、丹羽 | ||||||||
●コースタイム |
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ロープウェー内は殆んどスキー客。 頂上駅で身ごしらえして11:50発。 外は曇り。視界悪し。 気温−13℃ほど。 坪庭に積雪。 無雪期の感じと違うので、「あれ?こんな下りあったかな?」と不安になった。 しかし、踏み跡はこっちにしかないので、前進。 しばらく歩くうちに、雪を取り払った景色が思い出されてきて一安心。
坪庭から北横岳への分岐を過ぎ、谷を渡るといよいよ登りになる。 まずは1枚服を脱いで暑さをしのぐ。 ジグザグの登り。 階段状が終わると三ツ岳からの合流点。 北横ヒュッテはもうすぐ。 素通りして北横岳へ。 ここからの登りがきつい。アイゼンを使えばよかったと後から悔やむ。
稜線はさすがに風が強い。 時々雲の間から太陽がボンヤリ見える。北横岳頂上、13:15。 北横岳頂上 視界はきかないし寒い! すぐ北峰へ。13:20. 蓼科も三ツ岳も何も見えず。すぐ目の前の樹林が見えるだけ。
早々に下山。 雪の下りはツルッ、ツルッと滑って大好き。 走った方が楽な所もある。 リーダーは下りに弱いからと軽アイゼンを着けた。 坪庭で休憩。 急ぐ旅じゃないから・・・とのんびり。 右、ロープウェイ駅。左、縞枯山荘の分岐からはあまり人が歩いていないらしく 足形がズボッ、ズボッと残っている。 スキーの跡もあり。
ロープもあってしっかりしたトレールになっている。 急な階段を降り、左折すると縞枯山荘はすぐ目の前。14:40着。 夕食付の料金を払って(5500円)、ザックを置いてこたつの中へ。 ビールとおつまみで夕飯まで待つ。 人もだんだん増え、ランプも増え、3階の隅っこにお布団を確保し、 乾かしておいた雨具・スパッツも片づけ、ストックも短くしてザックに入れ、 17:30夕食。
焼肉・マカロニサラダ・グリーンサラダで一皿。 白味噌仕立ての味噌汁。ご飯はお代わり自由。 なかなかおいしい。 あとはすることもなくお布団へ。シュラフの中へ潜ると暖かいを越え、暑い。 セーター、靴下を脱ぐ、やっと適温。 いびきがうるさく、「いびきをかく人は山小屋お断り」にしてほしいなんて 腹を立てているうちにだんだん寝入っていった。 夜が長い。
6時起床。 一番に自炊室に入るが、ガスが冷えて炎が弱まり、とうとうお湯が作れず。 スイスメタでお湯を沸かすはめ。 ブースターも効果なし。初めから点けていればよかったかも。 他の人はどんどん食事をしているのに、我々は生ぬるいお湯。 柔らかい味付け無しのお餅。行動食で終了。 ごたごたしているうちに小屋の食事もでき、こんなことなら頼んでおけばよかった・・・
さて、出発用意。 縞枯山荘の後ろの山 これからアイゼンを着けて出発 アイゼンを着ける。「こんな雪では普通着けないよね」と言いながらも 周りがみんな着けているので右へならえ。 リーダーのストックが長くなりすぎて縮まなくなったりで手間取り、結局出発8:15。 雨池峠はすぐそば。 そこから右折して登りになる。 アイゼンのおかげで楽々登山。きつい登りも滑らず、キュッ、キュッと1歩1歩進む。 途中、右の足指が冷たいとのことで。指の運動休憩。 あっという間に縞枯山着。
8:50、ここからはルンルンの尾根歩き。 左右はみんなクリスマスツリー。 青い空・白い雪と木の緑・それに赤いヤッケ。 樹間からは遠くの白い山並み。 縞枯山〜茶臼山の稜線からの展望 2枚の写真をつなぎ合わせた リーダーは、軽アイゼンを12本爪に付け直して歩く。 茶臼山への急登もなんのその。 キュッキュッ、キュッキュッとアイゼンのおかげで楽々。
茶臼山頂上9:40.。展望台へも足を延ばし9:50。 茶臼山山頂 茶臼山展望台からの眺め-1 3枚の写真を張り合わせた 茶臼山展望台からの眺め-2 茶臼山からUターンする計画だったが、 こんなに早いんだから麦草まで行ってしまおうと決断。 急な下りも楽々。 積雪期の方が早く歩けるのでは?と思ってしまう。 10:45、麦草ヒュッテ。そこから白駒池へ。
国道へ出たら左折して、また山道へ。 高見石小屋へは新しい道を選ぶ。 今回最後の登りを約50分味わう。 高見石小屋、12:25。 高見石小屋前で 少し戻って渋の湯への下り道。たらたら道なのでアイゼンを外す。 これはこれで快適。 アイゼンを外して空を仰ぐ 賽の河原の石ゴロゴロに気を付けて、滑るように走るように渋の湯に到着。 13:50。
バス発車まで1時間ある。 温泉に浸かり、ビールも買い、バスの中で仕上げ。 14:45発。 茅野では約小一時間待つ。 16:50発。 塩尻でまたまた小一時間待つ。18:14発「しなの28号」に乗車。 |