公開山行山行下見  釈迦ケ岳


  ●場 所 三重県菰野町
  ●標高 1092m 
  ●山行日 1991年10月13日(日)
  ●多治見から登山口まで JR多治見駅ーJR名古屋駅(近鉄に乗り換え)湯の山温泉駅=タクシーで朝明テント村へ(登山口)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
  ●参加者 戸嶋、伊東、丹羽
  ●コースタイム 朝明テント村
滝の見える峠で
庵座の滝上部で
急な岩場を下った所で
山頂
松尾尾根の大岩で
登山口
バス
菰野駅
8:55〜9:10発
9:38〜9:42
9:58〜10:05
10:35〜10:45
11:25〜11:35
12:33〜12:38
13:15着
13:56発
14:25発に乗車
                                               周辺地図こちら     


いつもの時刻、いつもの電車。
四日市駅ですぐ乗換え、湯の山温泉行きは空いてい た。
一番前の車両の改札口すぐ近くのドアから下車し、待っていたタクシーにすぐ乗車

朝明テント村で下車
十分なウオーミング・アップをしてから出発。
工事用の道を 左に分けて行くとすぐ鉄の小橋。
流れを渡り右へ歩くと先ほどの工事用の道へ出る。

矢印に沿って川を渡る。
暗い道を登っていく。
ぐんぐん登るが、歩き始めたばかりで 体がまだ慣れていないのでえらしんどい。

30分ほどでやっと峠。
ここから正面に大きな白い滝の上半分が見える。
足元は急な下り。
木の根に掴まり掴まり下りていくとガレ場 があり、どうもここから滝へ下りるらしい。
しかしなかなかの急なガレ場で公開山行向きではないので素通りしようとすると、
戸嶋さんが、
『そんなに急じゃあないですよ。上から見 ているからそう思うだけでここと同じぐらいでしょう。
ちょっと見てきます。』と言 って、あっという間に川まで下りて
またあっという間に元の道まで戻ってきてしまっ た。

待っている間まわりを見回していると、白いダイモンジソウが水の流れていると ころに
かたまって咲いていた。
落石に気をつけなからガレの急な登りを慎重に登る。
し ばらくいくと木の間越しに庵座の滝が見え、結局これが滝の見納めだった。

ふたてに道が分かれているがどちらもすぐに合流した。
違いは、山越えか瀬音を聞く道かの違いのみ。
ひょっこり沢に出て、流れを渡り、渡り返し、谷に沿って登っていく。

三段に 落ちる滝を右手に見て、急な岩場を両手両足を慎重に動かし
ぐいぐいと体を持ち上げ てよじのぼる。

ここが今日第一の難所

登り切ったところで10分休憩。
鉄パイプで組まれた堰堤の左を乗り越し、しばらくいくとまたまた急な登り。

復帰一回目の山行にしてはちょっときついわあ。』と言いながら、どこまでも続く登りにうんざり。

上へ行くほど風が強くなり、髪がもみくちゃ。
バンダナで髪を つつむ。
尾根へ出るとびゅんびゅん吹くこと吹くこと。
ふらふらっと体がふらつく。
その上、さっきの難所と同じぐらいのグレードのきつい登りが延々と続く。
木の根に掴まりぐいぐいと体を持ち上げる運動が、これでもかこれでもかと続く。
やっと、見 晴らし台に着く。
ここから頂上はすぐの所。
濡れた笹でズボンがぐっしょり。
頂上着

先客は一人。
びゅんびゅんふいて寒いので、長袖とヤッケを着る。
10分ほど休んで出発。
先ほどの見晴らし台まで戻り、さあ今度は聞違えないようにと案内図を確かめる。

しばらく行ってから別れるように描いてあるので歩きかけると、
戸嶋さんが、 「ここに松尾尾根と書いてあるよ。」と案内板を見付けてくれた。

『でも尾根という ことは尾根道でしょう。こんな急な下りで降りてっちゃうの?」と疑問を投げ掛ける。

『赤いテープもあるから少し降りていってみましょう。』のリーダーの声で、
両側の木の根、笹の葉、木の幹に掴まりながら急な下りを降りていくと
『尾根が見えますよ〜』の声でこの道で納得。

この道も庵座滝の道に負けず劣らずきついきつい

そして、木のないところへくる とびゅんびゅん・びゅうびゅう・ぴゅ−ぴゅ一・びゅ−ぴゅ−と吹くは吹くは。
ふら っ・ふらふらっと吹かれる
。耐風姿勢のようにかがんで木に掴まりながら歩く。

岩場を飛び越えるときは伊東さんに手を引張ってもらう始末。
ああ、怖かった。
これが第三の難所

しばらくこの難所が続いた。木の間に入ると少しは弱くなる。
が、ターザ ンごっこのような下りがずうーつとつづきこれが第四の難所

ふかあーくえぐられた登山道の連続で、木の枝・木の幹にっぷら−んとぶらさがって、
足を思いっきり伸ば して着地点を探す・・・の連続。

ぐんぐん高度を下げ松尾大岩で1時間。

ここから40分で登山口へ。

最後まで気の抜けない山行だった。

バス道へ出、顔や手を洗い、「流レ谷」バス停まで歩く。

バスの時間までビールを探して歩く。

バス停から5分先のマス釣り場で、500ccのビールで乾杯。
魚を焼く時間がなくビールのみ。残念。


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