定例山行  銚子岳・静ガ岳


  ●場 所 岐阜県関市
  ●標高 銚子岳1019m 静ガ岳1089m
  ●山行日 1991年11月14日(月)
  ●多治見から登山口まで JR多治見駅ーJR名古屋駅(近鉄に乗り換えて)ー伊勢治田=タクシーで駐車場まで(登山口)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
  ●参加者 丹羽、伊藤、林、戸嶋
  ●コースタイム 近鉄伊勢治田駅
旧青川キャンプ場の少し先の駐車場
治田峠
銚子岳山頂
静ガ岳山頂
県境三差路
ホタガ谷入口
8:50着
9:20発
11:05〜11:15
12:05
13:05〜13:15
13:55
15:10着
                               周辺地図こちら  


 いつもの電車。
戸嶋さんは、阿下書まで切符を買ってしまった。
『ゴメン、伊勢治田まで』と訂正。
でも、580円(名古屋〜阿下喜)と870円(名古屋〜伊勢治田)の違いは大きい。
どちらもあとでタクシーに乗るわけだが、本当はどちらがお得なのだろう。

昨日、あんなに苦労したタクシーも、教えてもらった番号ですぐ来てくれた。

青川キャンプ場は閉鎖され跡形もなし。
もうすこし上流に上った広場で下車。

身支度、体操をして出発。
右下へ下り、飛び石伝いに川を渡る
ここはまだ無事に通過。
川に沿って上ると『ええっ、こんなところを?』と思えるような
岩ゴツゴツを三点確保して渡り、しばらく行くと急な登りで堰堤の上に出た。

また、川を渡らなければならない。

トントンと石を選んで向こう岸へ。
ここは広い河原。名前も『広河原』。

赤いテープや、青いビニール紐を探しながら川に沿って行く。

また向こう岸へと道が続く。『うーん。 どこから渡ろう。』と迷い迷い、
大きそうでグラ付かない石を選んで渡ったが『あーっ」 右足の中に水が入り濡れてしまった。

またしばらく行くとまた川。
飛び石がはっきりしないし、滑りそうなので裸足でそろり、そろりと渡る。

まだ、先のほうにも渡るところがありそうなので、裸足のまま歩いて行くとやっぱりあった。

『ううーん。どこから行こう』 と、考え考え渡る。

もう靴を履いてもいいだろうと少し先のほうを偵察に行くと、
山を登っていくようなので『もういいみたいだよう。』と知らせ、
記録にも『川とお別れ。』と書いたところがまたまた川

適当な石もないので『ええいっ。』また靴を脱ぐ

他の3人は靴のまま渡る。

やっと登りになる。

叢を分け、紅葉というより茶葉のようなはっきりしない木々を見ながら歩く。

『今日が見頃かと思っていたのに・・・』とボヤく。

登山道が崩れているところは木の根に掴まりながらよじ登る。

あとは治田峠まで、アップダウンのダウンなしのアップ・アップのみ。

ジグザグのアップ・アップ、アップ・アップ。

いつまで続く登り道。
これで花でも咲いていれば少し止まって、「ああだ、こうだ」。と喋りながら楽しめるのに・・・

『葉っぱが段々綺麗になってきたね。』だの、
『アッ、ここのどんぐり大きいね。ほら、もう芽が出ている。』ぐらいしか話の種がない。

トップの伊東さんは、黙っててグイグイ 登るのみ。

治田峠まで25分』の標識に励まされ、
時計を見い見いまだかまだかといながら、やっとの思いで着いた。

笹原の中の畳み1枚分の広さ。
ビュービェ一風は唸り、笹はユッサユッサと揺れる。

前の多分『銚子岳』は、雲に隠れたり姿を現したり。
紅葉も、曇っていて、明度が低くパッとしないのが惜しい。

10分休憩のうちに腹こしらえをし、寒くなったので上着を着、
まだまだ先の長い行糧を続けることにする。

稜線をしばらく行き、90度に折れるとまたまたアップアップの登り

アキレス腱が良く伸びるね。』とか、『ふくらはぎだって。』などと言い言い登る。

いつまで続くの・・・と腹立たしくなる頃、やっと稜線に出た。

周りはイワカガミの詳落。
黄色の長いテープの所から約10分で何も見えない銚子岳の頂上。

木の枝が切り落とされ整備されている。

空が怪しくなってきたので、早々に元の稜線に戻る。

今度は何と急な下り
今まで必死 に登ってきた高度を全部下りてしまうほどグングン下ってしまい、
目の前に見えるのは高い高い『静ガ岳』らしい。

とうとう底まで下りてしまた。

またあの辛い登りかと覚悟して いたら、良かった!巻道だった

5分休憩でもと思い、ザックを下ろしたらパラパラッと 雨。
雨足が強いので雨具を着けたら、結局一時的なもので終わり。

静ガ岳への分岐で脱ぐ。

地図では、元へ戻るように少し長い・・・・・がかかれていたが、そのとおりだった。

銚子岳よりは良く見える頂上だった。
しかし、やはりガスのため見え隠れして残念。

今日は、ここで終わりなのでゆっくり休む。
リンゴ・なし・みかんと重い食糧をおなか に入れる。

さあ、まだまだ帰途は長い。急ごう。
元の分岐まで戻り、竜ガ岳の方向を目指して下る。

林さんが二番手。私との間が開く。
ペースを上げる。
笹にてこずる事おびただしい。
平泳ぎのように、または、潜りのように、かきわけ・かきわけ笹の中を泳ぐ

またあるときは、笹に掴まって下る。

笹のない所は、体が黄色に染まるほどの秋一色。

前が急ぐので、のんびり左右を見る暇がないことが誠に残念。

やっと、笹からひょいと出たところが県境三叉路
今までが未舗装の道路なら、ここからは高速道路並みのしっかりした歩きやすい登山道。

右手に竜ガ岳のつるんとした山容を見ながら、
段々記憶に戻ってくるホタガ谷道をおり る。

戸嶋さんを前へ、林さんと私で慎重に下る。

まだかまだかと思いながらやっとのこと で林道へ。

『20分でバス停へ』に励まされ、ビールを思って足を速める。

川原に青年達の大団体。

バスの出発までビールとおでんで宴会。

約6時間の山行だった。



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