ラッセルの北八ヶ岳
     美濃戸口〜赤岳鉱泉(泊)〜美濃戸口

     ロープウェイ麓駅〜ロープウェイ山頂駅〜縞枯山荘(泊)〜
      縞枯山〜茶臼山〜麦草ヒュッテ(泊)〜白駒池〜高見石小屋〜渋の湯




この6人でラッセルしてきた



ラッセルの跡を振り返る



麦草峠で



丸山に登れず、国道を歩いた

●場 所 長野県茅野市
●標高 縞枯山2403m  茶臼山1415m
高見石2300m
●山行日 1991年12月27日〜12月30日
●コース 美濃戸口・・・赤岳鉱泉(泊)

赤岳鉱泉・・・美濃戸口=タクシ―でピラタスロープウエー駅へ・・・山頂駅・・・縞枯山荘(泊)・・・縞枯山・・・茶臼山・・・麦草tヒュッテ(泊)・・・白駒池・・・高見石・・・賽の河原・・・渋の湯
●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅ーJR塩尻駅ーJR茅野駅⇒美濃戸口(登山口)
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他
●参加者 林、丹羽
●コースタイム 1日目 12月27日(金)
JR根本駅
JR塩尻駅
JR茅野駅
美濃戸口
トラック便乗
広場
赤岳鉱泉
・・・
・・・
10:00発
11:00発
11:40
11:55着
13:10着
2日目 12月28日(土)
赤岳鉱泉
美濃戸口
ロープウェー駅
縞枯山荘
8:40発
10:33着
11:33〜12:55
15:30着
3日目 12月29日(日)
縞枯山荘
雨池峠
縞枯山
茶臼山
麦草ヒュッテ
7:45発
8:05
10:35
13:05〜13:10
15:20着
4日目 12月30日(月) 
麦草ヒュッテ
Uターン
国道
白駒池
高見石
渋の湯
7:48発
8:10
8:20
9:05
10:13
11:55
     周辺地図はこちら


 
  1日目 12月27日

赤岳鉱泉まで行ったものの・・・

いつもの「しなの」に乗車。
茅野では、ゆとりをもってバスに乗車。10:00
雪は、チラチラ。家の屋根、木の枝、道路 端などに雪が積もっている。

終点の美濃戸口で降りたのは、私たちを入れ3人のみ。女性ばかり。

雨具の上、ロングスパッツ、手袋、夏用の帽子、ストックと、用意をして出発。11:00
道は数センチはど雪が積もり、周りは白の世界。

見慣れた景色を見ながら歩く。
橋を渡り、林道のゆるい登りをマイペースで歩く。

後ろから車の音。左端にどいているとストップして、「どこまで?」「赤岳鉱泉です」「乗りなさい」「すみません」ということで、軽トラの後ろの荷台に上がる。 11:40

しっかりつかまって」と何回も言われる。ザックをお尻に敷き、右手は紐を、左手はトラックにしがみつき出発。
助手席には、先程「太陽館」で降りた青年の姿。
どうやらバイトさんらしい。
しばらく行くと、先はどバスを降りた女性の姿。「のりなさい」で3人荷台へ。
「木の枝に気をつけて、しっかりつかまって」で出発。

歩いていれば暑くてしかたがないのに、車の荷台では寒く寒くて。
ズボンには雪がたまり、こんなことなら雨具のズボンをはいてくれば良かったと思うがどうしようもない。

白い景色はあっというまに後ろへ後ろへと掛ナ去り、小松山荘もあっというまに通過。こんな雪道をよくもまあこんなスピードでと思うほど。

15分も揺られた頃、広場に到着。11:55
「赤岳鉱泉までは、アイゼンはいらないよ」の声に送られて出発。

「いいねえ。綺麗だね」と言いながら歩く。
木には雪がこんもり川の石にも綿帽子がこんもり。
「急ぐことはないんだからゆっくり行こうよ」と休憩。熱いお茶がおいしい。

川の右側、左側と何度も橋を渡る緩い登り道。
山道との分岐からはもうすぐのはずと記憶を辿る。が、なかなか着かない。雪は段々多くなる。
ヤッタ一、赤岳鉱泉に到着、13:10。

外で雪を払い、宿泊手続き。
相部屋でいいといったものの、時間はたっぷりあり炬燵は共有で足をいれるにも遠慮が必要となれば、やっぱり個室がいい。
ところが、炬燵に火は無く、聞けば後1時間後らしい。
着苔荘とあまりの違いに、オーナーの考え方の違い、バイトまかせの営利主義などとこき下ろす。
寒いのでホールへ行くと、トラックの荷物をポッカして来た人のためにか、ストーブが焚かれたので遠慮しいしいあたらせてもらう。

温かくなったのでビールで乾杯。6時の夕食まで暇を持て余す。
新聞を読んだり、近頃のいい話を聞いたりしていると、段々人も多くなってきたし、炬燵も暖かくなったので部屋に戻る。

ラジオを付けると、関東地方に大雪警報やら、暮雪警報やらが出ていて明日の天気が心配になる。

4:00まで昼寝をし、天気図を取る。
二つの低気圧に挟まれ、寒冷前線や温暖前線、風も強く良くない。
明日もまだ良くなりそうもなく、ついていない。

6:00、夕食。骨付きの大きなソーセージとキャベツ、みかん、スープ、ごぼうのサラダ、漬物。
食事つきは5人はど。
トラック便乗の女性は食欲がなさそうで、ほとんど手つかず。こちらはスープのお替わりまで。

小屋の隅には、フリークライミング用のホールド。楽しんでいるのは、小屋の従業員だけ。態度がでかい。

部屋に戻ってまた天気予報を聞くが、大雪の話ばかり

炬燵を隅に移動し、L字型に布団を敷く。寒いので布団に潜ると眠くなり昼寝。

10時消灯の前に起きると、頭が痛い。どうやら練炭中毒のよう
炬燵からの熱気を遮断して布団を直す。

10:00の天気予報を聞いて天気図をかく。
低気圧はあまり進んでいなくて、両側から出ている前線がくっっきそうになった。
やっぱり明日は駄目。硫黄の頂上は風がビュービューで危ない。
森林限界を越えずに行ける方法は?と地図を見るが、初めての道は不安。
(赤岩ノ頭から分岐があり、オーレン小屋に泊しても根石〜天狗は風に吹かれる)

明日の天気予報を聞いてから判断することにして消灯。 10:10


  2日目 12月28日

下山して山を替える


起床。天気予報は良くない。窓から屋根の雪を見ると昨日より増えているよう。
外へ出て雪の状態を見ると、昨日の足跡がなくなっている。10〜20センチは積もったよう。
雪の降りは多いし、風もあり雪が舞っている。

今後の方針を相談する。
A 朝食を簡単に済ませてすぐ出発。ビラタスへ。
B 行者小屋をまわって美濃戸から名古屋へ。
C 赤岩ノ頑から行けるところまでいって戻って赤岳鉱泉で泊。
D ここから帰って名古屋へ。

Aに決定。行動食とコーヒーで簡単に済ます。
バスは11:02発。2時間半ではぎりぎりか?と思いながらパッキングをする。

8:40発。アイゼンを着けて登るパーティーもあり、アイゼンなしで下るパーティーもある。

やっぱり雪が多くなっている。昨日と逆方向で歩くと景色まで違って見える。
下りは快調のルンルン。後ろから来た5〜6人の男性パーティーに道を譲る。しかしまた追い越す。
どうも誰かの体調が良くないらしい。最後まで追い抜かれ無かった。

緩い下りでも下りは下り、楽々林道終点に着。 9:23
林道歩きもルンルン。時々近道を通って歩く。
今日は人が多い。たくさんすれ違う。

雪が段々少なくなりぐちゃぐちゃしてくる。どうもここら辺は雨だったのかも?

美濃戸口に着。2時間弱。なかなかやるわね私たち。と健闘を称え合う。 10:33
着いてロングスパッツを取っているとタクシーが来た。
茅野へ出ないでビラタスまで行けないかな?聞いてみようか・・・ということになり交渉を林さん。

「5000円くらい」との返事。バスなら二人で4000円くらいだから5000円ならOK。

乗車。出発。 10:40

雪から下界は雨に変わり、また登ると雪にかわる。
スキー客の車も多くなり、あちこちでチェーンを着けている。
南八ツと北八ツの違いか?こちらのほうが雪が多い。

ノロノロの徐行運転でやっとビラタスロープウエー駅こ着いたのが50分後。 11:33
おなかが空いたのでラーメンを… と思っていたら、何と、ロープウエーは1か月前から休止
1月1日にならないと動かない!!
登山道を行くことにしてまずは腹ごしらえと留守宅への連絡。
ロープウエーの待合室で昼食。

行けなかった場合を考えて最終のバスの時刻を調べ、さあ、出発。 12:55

登山道入り口はしっかりしている。踏み跡もはっきりしている。
ふとももの辺までの深い雪
地図では途中に細かい等高線が少しあるだけのほとんどは開いた線のたらたら道。
スキー客はリフトを利用してすべっている。

最初の急な登りの後はやっぱりたらたら道が続き、風当たりが強いところでは踏み跡も消えてしまって一歩踏み出すとズポッと腰まで入り込んでしまう。

左側からはスキー場からの音楽。いつまでも後を追っかけてくる。

3時間くらいは掛かるだろうと予想するが、なにしろ初めてのコースでその上この雪。

すれ違う人に、「縞枯まで?がんばって」と励まされながら登って行く。

時々ある「登山道」の標識で「ああ間違っていなかった」と思い登る。
後ろの登山者に道を譲る(登山口でトレースはついていますか?と尋ねた人)

二番手は何と楽なんだろうと感激したのもほんのちょっとで終り。すぐ風に消されてしまう。

すれちがった人の踏み跡もあっというまに見えなくなる。いっまでもこんなたらたらでは頂上へ行けないと思いだした頃、やっとまともな登りになる。

ロープが張ってあり、谷へ踏み込まないようにしてある。
ズポッと膝までならまあ楽。しかし、膝上になると足を引き出すのに大変な労力を使い、疲れること疲れること。

やっと人影を見たと思ったら、もうそこは頂上駅のすぐ近く。
地図上では真っ直ぐ行けば縞枯山荘。左に行くと頂上駅。
真っ直ぐ行こうとするが、踏み跡なし。腰まで潜っては進むのは不可能。

仕方なく左の頂上駅を目指す。
駅前の風よけのあるところへ出ると、左からヒューヒューと冷たくて刺すような強い風。
「目出帽を出したい」と林さん。「もうすぐだよ」と私。

坪庭の杭の間が遊歩道になっているので辿って行けばいいはず。
だが、木道の上の雪もかなりのもので、真ん中を歩いてもズボリズポリと入り込んでしまう。
五辻からの分岐からは10分足らずで着けるはず。
やっと、縞枯山荘着。15:30

外でお互いに雪を払い落としあってから中へ入る。
中は、ランプの光だけで薄暗い。
「お泊まりですか?」「はい」。ザックを運んでもらい、スパッツ・雨具・相子・手袋をとり、ロープに掛けてから会計の仕事を果たす。

夕食は6時。それまで炬燵の中でいつものようにビールで乾杯。
その後はワイン。林さんからおいしい地鳥の燻製。

大阪の若者3人組、東京からの2人組、尾西からの2人組、福岡の男性1人、追い越した男性といったところが炬燵のメンバー。

昨日の泊まりは6人だけで、そのうち5人が炬燵の番をして1日を過ごしたとか。

赤岳鉱泉からタクシーをとばしたことを話し女性パワーを知らしめる。

「明日は麦草方面へ行きますが一緒にどうですか?」と言っても、「降りてスキーでもします」という返事。

福岡の人は、空身で行こうとしたけれどラッセルが大変で峠までも行けなかったとのこと。

北八ツは初めてとのことなら致し方ない。

4:00の天気予報を聞き天気図をかくと、低気圧は2つくっついて北海道の方へ行ってしまったが、寒冷前線の尻尾が長く伸びている。が、まあ何とか良い方に向かっているようだと分かる。

布団割りが決まり部屋の隅のほうを確保。2階は個室。3階が大部屋。

6時に夕食。焼き肉・キャベツ・みかん・味噌汁。美味。

水が貴重なので皿などを重ねないように注意。
なるほど、大釜にスコップで雪を運び溶かして水を作っている。

朝食が6時半と聞いて、そんなに早いのならと頼むことにする。

食べてしまうとすることもなし。早々に3階へ。就寝。バタバタと風の音。

消灯の頃から朝までいびきに悩まされる。うるさくてうるさくて目が覚めたのが11:50。
1時間我慢していたがもうどうにも我慢できなくて起き上がった。
だが、一人だけでなく、また違う方向から違ういびき。
グループで来ているならリーダーが止めてくれないか・・・心の中で祈ったが誰もなし。
他の人は本当にあんな大きないびきでも寝れているのかしら?と、怒れるやら不思議やら。
で、とうとう時計を見ながら早く朝がこないかとそればかり考えながら横になっていた。


  3日目 12月29日

大雪の中を交代でラッセル

やっとのことで朝。風も静まりいい兆し
一番に起きだしお茶を沸かすことにする。 5:30
テルモス用のお茶を沸かす。
朝食もできて、早速いただく。ハムエッグを主として味噌汁もついているリッチな朝食。御飯のお替
わりも勿論。

出掛ける用意をしていても、ほかの人達は炬燵に入ったまま。

「おおい、炬燵と仲よくばかりしていないで、女性が行くんだよ」と小屋の親父さんが声を掛け、私たちも、「北八ツでラッセルできるなんてめったに無いことですよ」と誘うが腰が重い。

親父さんの「トップラッセルだね。一歩一歩ゆっくり行きなさい。頑張って」 の声に励まされて出発。 7:45

我が前に道はなし。確かここら辺は真ん中が凹んでいて‥・と思い出しながら左端を歩くが、ズポッ、ズポッと足の付け根まで潜ってしまう。

とにかく雨池畔まで行って・・・と思うがなかなかはかどらない。雪はちらちら、視界は数メートル。

雨池峠の標識にやっと着。 8:05

ここから右に曲がって・・・と思うが、真っ直ぐ行こうとしても前には雪の砦。背の高さほどの雪の壁
それを迂回してと思ったら、かえって深い雪の中にはまり込んだよう。

また進路を修正して標識から真っ直ぐの延長線上にする。
木の根元は雪が少ないから・・・と思って足を踏み込むとかえって足が潜ってしまう。
登山道の中央、中央・・・と気をつけて歩くが、何の保障にもならない。

あるところでは膝まで、あるところでは足の付け根までと全然法則性がないから嫌になる。

とにかくロープがあるうちはまだ良かったのだが、段々左の方へ進み始めるなんておかしいと思い、最後のロープのところまで戻り雪の下に隠れているロープを引っ張りだし進路を修正。

記憶では右に曲がってから後は直登になる…・筈なので右に曲がってからの直登を探しながら進むのだが、木の間の道などなく、木が両側から覆い被さって進路を遮断してしまうのでそこからUターン。

地図を出してみるが方向に間違いはない。

行ったり戻ったりと道を探していると男性が一人、また一人と現れ4人でルート探しとなる。

初めの道× 2回目の道× 3回目の道(しばらく良さそうだったがこれも× 私の探した道も後少しのところで× 結局5回目の道が正解)

これも途中でUターンか?と不安だったがなんとか上へ続いていくようなのでほっとする。

それまでは、このままここで1日中雪遊びをして終りか?とも思ってしまったのだが・・・

さあ、ここから4人でラッセルの始まり。1番手が疲れると1番後ろへ行き、2番手がトップになり・・・という順番で進む。

途中で赤いテープを見付け、この道で間違いなかったという確証を得た時の嬉しさ。

そのうち2人増え、1人増えで合計6人となる。

代わる代わるトップラッセルをしながら登っていくのだが、急な登りのときにはストックを横にして、雪をかき落とし・かき落とししながら道を作る。

たらたらの時は膝で雪を押して道を作る。

トップの時は汗たらたらで心臓もどきどきで苦しくてえらい。が、2番手以降は楽々で待つ時間が長くて寒いほど。

長い登り。いつ上を見てもずうう〜っと続いている。
今日は縞枯往復か?と思ってい た頃、やっと縞枯山頂上に着。

  
     縞枯山山頂で

雨地峠から2時間半の大苦闘。 10:35
風のビュービュー吹く中で休憩。記念撮影。

さあ、これからどうしよう。林さんは意欲的。
追い抜いた男性は下山。道はわかっているが不安。
まあ行けるところまで・・・と思って出発。

ところがのっけから木は倒れて道を塞ぎ、雪の重さで進路を邪魔し・・・と幸先は悪い。
「ちょっと考えてしまうね」と引っ込みがち。
しかし先の4人はどんどん進んでいってしまう。
まあ6人もいればなんとかなる・・・と思い後をついていく。

進路の邪魔はもう無くなり、雪は深いものの膝の辺り。
交替交替でラッセルをする。
時々薄日も見えサングラスを掛けるが、そうすると目出帽からの暖かい呼気で曇ってしまい用を成さない。仕方がない、サングラスを諦める。

左にも道?右にも道?と迷う。
左を選んだら、ズポッ、胸まで入り込んでしまい足掻いても足掻いても外へ出られないのには困った。

体の周りの雪を押さえて穴を大きくしてからやっと這い出れた。

結局右が正解というわけ。

茶白への下りは風の通り道で、吹き飛ばされそう。
カメラに最適の地だが、寒さには勝てず早々に下山。
下りは何という楽さ。足を前へ出しさえすれば自然に下って行けてしまう。あっというまに最底鞍部。

茶白への登りははっきりしていて、間違えようもない。

登りの前に休憩。 12:02〜12:07
さあ、出発。この登りはそれ程長くないはず。
しかしなんとなく雪が多いように思える。

登りは遅々として進まず。5分もやればヒーヒーゼーゼ一。

やった〜、茶臼山頂上着。13:05〜13:10
   
カメラ休憩だが手袋を取ると寒くて寒くて早々に下山。
下りはやっぱり楽々。大好き。

下ってちょっとした登りがあって(中小場)、後は麦草峠までたらたらの下り。

中小場への登りにちょっとてこずっただけで(ここも頬にさすような冷たい風が吹きまくっていた)、後は長い長い下り。

しかし標高が下がっても雪の量は変わらず。

麦草峠はまだかまだかと思いながら、やっとヒュッテの見えるところまで出たがそこからの長いこと長いこと。
足が前へ出ないようで、元気な女性も後少しのところで交替。(わかん歩きを実践して、雪の深いところでは足を横から回していた)

麦草ヒュッテ着。15:20
3人組はここからまだ行くようだが、我々は今日はここで泊。 雪を払って中へ入る。
クロチャンが2匹。吠えもせず歩き回っている。

帽子・手袋をストーブの上に掛け、雨具・スパッツを取る。
林さんが手続き。乾燥室は奥に、大部屋も奥の突き当たり。
電気がこうこうと眩しい。水がでるのが嬉しい。5時半の夕食までビールとおつまみでおなかをなだめる。

ストーブの周りに椅子を並べると、暑いくらい。

4:00の天気予報を聞く。まあ良さそう。

夕食。ハンンバーグ、肉じゃが、味噌汁、キャベツ、りんご。美味。

歯麿きも久し振りにできる。

7:00前のテレビで天気予報を見る。
北アルプスの五竜でラッセルしている一コマがあり、「同じことをやっている」と笑い合う。

太平洋側は晴れだが、ここは山間部。雪が降らない程度の曇りか?

就寝。消灯までこうこうと蛍光灯がっいているのでジャンパーを被って休む。

夜中胸が苦しくなり、ジャンパーを取ったり深呼吸をしたりして恐怖感を乗り切る。
いびきは前夜に比べれば静かなものでまあ良く眠れたほう。


  4日目 12月30日

丸山は無理・・・国道を歩く

起床。

もう食堂には電気が付いてストーブも焚かれて暖かい。

顔を洗って鏡を見るとひどい顔。顔がむくむというか、まぶたがばんばんに腫れてしまっている。
林さんも同じく。

どうも疲れかららしいが、それ程疲れたという自覚症状はなく寝過ぎもあるんじゃないかと思う。(帰ってからも2〜3日元に戻らなかった)

朝食。ハムエッグ、キャベツ、海苔、味噌汁。

外は明るくいい天気になりそう。カメラを持って外へ出る。やっとパノラマの出番。

  
         麦草園地

茶臼も、縞枯もばっちりみえる。

 

7:45発をめどに用意。7:48発。:

またまたトップラッセル。雪は昨日の21時頃から降り出したそうで足跡はすべて消えてしまっている。

昨日あんなに苦労して付けたトレールもなし、ほかのパーティ ーの付けた丸山からのトレールもなし。

とにかく歩き出すが、最短距離で行こうと思っても雪が深くて行けず、遠回りでも踏み跡を辿っていった方が楽。

麦草園地への登りから、一歩新しく踏み出そうとするとまた昨日のようなズプッズプッの始まり。

丸山経由はとても無理、自駒池経由でと思って左へ曲がるが、昨日の疲れで足が重くとても大儀。
30分もラッセルしてみたが進んだ距離まほんのすこしだけ。

Uターンして国道を歩くことにする。8:10

帰りは早い早い。ものの5分で30分んを戻ってしまった。

国道299号線を発。8:20
何という楽さ。それこそルンルン気分。のんびりとカメラも肩から下げて歩く。
向こうから熟年の2人。「どちらから?」と聞くと「青苔荘から」「その前は?」と聞くと「稲子湯」の返事。

「青苔荘からはしっかり踏み跡を付けておきましたよ」と言われ笑いながらお礼を言う。
そのほか3〜4人とすれちがう。
白駒池入口に着。9:05

  
     白駒池  凍っている

スキーヤーともすれちがう。
白駒池のあずまやで休憩。9:10

池には氷。ぐるっと池をまわって高見石への登り口から登る。
急坂は、ツルッツルッと滑って登りにくい。「ァィゼンを着けようよ。」と提案。
それからは楽々に歩ける。 9:25   初めにラッセルした人に感謝!感謝!

  
         賽の河原へ

高見石に着。10:13

コーヒーを頼む。ここはインスタントコーヒーらしい。休んでいるうちに雪が降り始めた。
空は曇り、さっきの青空はどこかへ行ってしまったらしい。

ァィゼンを着けていると昨日の3人組と会う。
やっぱりラッセルを諦めて国道歩きをしてきたとか。

「また渋の湯で会いましょう」と行って別れる。

ここからもしっかりラッセルがしてありルンルンで気分良く歩ける。

賽の河原は岩がごろごろしていて歩きにくいが、気を付けて踏み跡を外さないように、アイゼンを引っ掛けないように慎重に歩く。

これで今回の山行も終わりとなれば名残惜しい。
雪山をじっくり味わって歩く。すれちがう人も多くなる。

長い長い下りもやっと終わり、硫黄の匂いがし始める。もうすぐゴールの渋の湯。

渋の湯着。11:55

温泉の前は中高年の団体。早速温泉に入る。自炊ができるか聞いてみたが断わられる。
2人だけでのんびり湯につかる。

タクシーを頼んだけど5人乗れるから・・・と誘われ渡りに船と乗る。

タクシーでJR茅野駅へ、14:45着  JR茅野駅発15:10〜JR塩尻着15:47

JR塩尻発15:48〜JR中津川着17:45  JR中津川発18:07〜JR多治見着18:45


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