積雪期、日帰りは無理 恵那山 |
野熊の池でで |
●場 所 | 岐阜県中津川市 長野県阿智村 | |
●標高 | 恵那山 2191m |
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●山行日 | 1992年2月23日(日) | ||
●コース | 駐車場・・・黒井沢登山口・・・野熊の池避難小屋・・・「あと25km」地点からUターン・・・野熊の池・・・登山口 | ||
●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅=多治見IC=中津川IC=黒井沢林道(P)・・・登山口 ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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●参加者 | 林、丹羽、佐藤、中山 | ||
●コースタイム |
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千種から来るメンバーを多治見駅前で待って合流。8:05発。 運転は男性メンバー。 多治見ICから中央道へ。 西の伊吹山・養老山脈の方がずっと白く、恵那山はそれほどでもない。 標高は恵那山の方が高いのになぜ? 工事中のため、黒い沢登山口まで行けず、約30分の林道歩きの後、登山口に着。 ゲートを通り越すと雪が多くなり、朝日が眩しい。 林道を歩きながら谷川を見ると、岩の上に長いつららや、氷の塊がいっぱい。 登山道入り口に、10:38。
「頂上まで58キロ 野熊の池まで25キロ」の文字。 この時点では、ちょっと遅くなるかもしれないが頂上まで行けるかも・・・ と思っていたが甘かった。 右側の谷川に、お団子を積み上げたようなまん丸の氷の山。 雪が深く、ピッケルでは短すぎて雪にもぐりこんでしまい、手ごたえ無しで用をなさず。 真っ青な空。突き刺さるような寒さ。これぞ冬山。 ここから少し上がると、先程通った林道がずっと下に見える。
南斜面は見事に雪が溶けて、枯葉なども見えるが、 川を渡った北斜面からはぐんと雪が多くなった。 急斜面をトラバースしようとすると、先程まではっきりしていた足跡が 突然消えてしまった。 つい10分ほど前に二人組が出発したはずなのにおかしなこと。 尾根道を通ったのかなと考える。
雪はますます深くなり、スパッツだけでは足りなくなり、雨具のズボンを履くことにする。 これでどんなに深くてもOK。 一歩一歩慎重に先へ進む。 先頭は疲れるので、交代しながら前進。 谷の手前で 谷もかさ上げされていた 谷を越えてからは、足跡もはっきりして歩きやすくなった。 もっと深い谷のような記憶があるのに、すぐ稜線についてしまった。 かさ上げされていたかららしい。
稜線からは、南アルプスの白い峰々。惜しいことに少しかすんでいる。 少し行くと、野熊の池の新しい避難小屋に到着。真新しい、こじんまりした小屋。 そして、野熊の池。 先客が二人。風もなくぽかぽかと暖かそう。 その少し上で休憩、13:00〜13:05。 さあ、ここから下山予定の13:30までにどこまで行けるかが問題。 何とか稜線まではいきたいが、 休憩地点からはトレースがあちこちについていて迷う。 男性メンバーは、ここで待っている・・・と。 女性3人で前進。
「山頂まであと25km」地点からUターン。13:25。 ここからUターン 青空とカラマツと雪 ここからが雪山の醍醐味。 新しい一歩を付けながらズズズッと、滑り降りていく。 雪の下30cmくらいから凍っているようなので、滑り下りていける。 トレースが湾曲している所は、ショートカットして新しい道を作って滑り降りたり、 急斜面ならシリセードで下りたり、実に楽しい。 あっという間に野熊の池に戻ってしまった。13:50。
今日は美味しい紅茶やコーヒーがあると聞く。 ラムというとても香りのいい紅茶。 砂糖なしでもとろっとした甘みがある。 ウィスキーを入れてもらったが、これはこれでおいしい。 さあ下山。14:30発。 野熊の池で 白い世界にもっと浸っていたいのに、下りは早い。 シリセードを再度実演。キャッホーとつい叫びたくなる。 谷川を渡ってからは、雪もだいぶ溶け、少なくなってしまった。 登山口に、15:33着。 ゲートからの林道歩きが長い。駐車場に16:17着。 男性メンバーは、ザックの中からビール。 彼は運転なので、飲まない。我々女性群への心遣い。 有難う〜 途中、瑞浪労山の人達に出会った。 彼らは、昨夜野熊の池で泊まり、朝5:30発で山頂アタックをしたとか。 |