アップアップの山  糸瀬山 



頂上の岩の上で
●場 所 長野県木曽郡大桑村
●標高 糸瀬山 1867m
●山行日 1992年5月17日
●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅=須原=登山口
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他
●参加者 丹羽、伊東、佐藤、中山
●コースタイム    JR多治見駅
登山口
丸屋の鳥屋
大桑中の赤旗
頂上
のろし岩
大桑中の赤旗
登山口
7:30発
8:58〜9:15
10:15〜10:25
11:10〜11:20
12:50
12:55〜13:40
14:40〜14:50
16:20着
            周辺地図はこちら


 新緑とヤマツツジ

名古屋から来る男性メンバーを多治見駅で迎え、車で出発。7:30。
中央道も19号も快調に進み、予定より早く1時間半で登山口に着。8:58。

身支度をして出発、9:15。
15分ぐらい登ると伐採・植林のしてある尾根に出る。
そこから尾根を巻くように、右下に川、林道を見ながらヤマツツジの咲いている
気持ちのいい道を歩く。

  
   ヤマツツジ

時々ガイドブックのコピーを読み上げながら登る。

おいしそうなワラビも目に付き、帰りに採ろうと決める。

出発してから30分後に休んだピーク付近には、朱色のヤマツツジ
濃い紫色のミツバツツジ(コバノミツバツツジより葉が大きく色も濃い)が
新緑の中にぱっと浮き出てとても鮮やか。

  
    ミツバツツジ

左手は、ずうっと向こうの方まで伐採してしまってあるので味気無い風景。

ここで地図のお勉強。今の地点はどこかが課題。

そこから急角度に右へ曲り薄暗い樹林帯に入ると、イチヤクソウの群れ。
まだ、小さな蕾のみ。

登りの次にまた登り

また、伐採・植林のしてある道を通り抜けると『イチョウ谷』。そして『胸突八丁』の急登。

木があれば、木に掴まってでも登れるが、手にする枝もなく、
アキレス腱が良く伸びること!
とにかくマイペースで登るに限る。

  
    点々と白いムシカリの花
  
まだ50分にはならないがあまりのしんどさにピークで休憩。
丸屋の鳥屋(とや)』 の跡らしい。10:15〜10:25。
炭焼きの跡みたいに石で囲んである。

ここでも地図で現在地点を割りだし、今後の登山路を予測してみる。

今みたいな急登ではないが(等高線の問はそれほど狭くない)確実に登っていく。

まむし坂』10:35、『四の谷』10:45、『山居の鳥屋(とや)』10:58と、
アップダウンではなく、アップアップの連続

それもかなりの急登だし、巻道なので笹に摘まりながらでいい加減嫌になったころ
大桑中』の大きな赤旗のある広場に着いた。11:10〜11:20。

御岳が見える。
谷からずうううっとあがった所に見える御岳はとても大きく、高く見え、
まだたくさんの雪をかぶっていた。

 背丈ほどの笹の中を登る

ここまでは中学の遠足のためか、登山道もしっかり整備されていたが、
ここからは、背丈はどの笹と、笹に隠れた倒木と、生い茂った笹の中の
登山道を探す苦労とで大変難儀な道になった。

半袖の腕は痒くなり、眼には笹の粉が入るのか痛くなるし、顔もあちこち擦れて痛い。

首筋から笹の屑が入らぬようタオルを巻き付ける。

こんな所を2時間もかけて登るのかしらと嫌になってしまう。

 中央アルプスがばっちり

ところが、悪いことばかりでもなく、右側に深くザレている所からは
雪渓の残った中央アルプスの山並みがパノラマで、前に何の障害もなくバッチリ見えた。

  
    中央アルプス

休憩には早かったが、こんな景色のいい所だもの休まなくっちゃと思い休憩をとる。

ここが『あおなぎ坂』だった。

    
   タカネザクラかな?                    オトコヨウゾメかな?

 山頂は丸い岩の上

ここから約30分で『Lらび平』とガイドブックにはあったが、わずか10数分で着。
そしてすぐ山頂に着く。

    
   足の下は丸い岩  これが頂上

山頂付近だけ、北八ツのような分厚い苔の道に突然変わり、
ゴヨウオウレン
があっちにもこっちにもと咲いている。

  
    ゴヨウオウレン

山頂は、ただの丸い岩。左手に、『のろし岩』の表示。
倒木の1本橋を渡り大きな岩をのっこして行くのだが、
「私、平均台は苦手です」と言う女性メンバーと、
左足の膝っこぞうを怪我している丹羽さんは、
それぞれ男性二人の手に掴まり引っ張り上げて貰った。

ふわふわの苔の上を歩いてのろし岩の下に着。12:55。

  
   のろし岩の下で休憩

のろし岩へは1人だけ

ほとんど垂直に鎖の梯子が付いているが、1人を除いて他はパス。
岩の上まで行った人の話によれば、本当に象の背中のようで不安定だったとのこと。

すぐ下で、コーヒータイム

のろし岩の前で記念撮影をしてから出発。13:40。

頂上への道を少々間違えただけで、後は忠実に『イトセ』の指導標をたどりながら下山。

 ワラビのお土産

「大桑中」の赤旗のある休憩地点に着。14:40〜14:50。

  
    下山の途中で

早く下ると翌日足が痛くなるので、ゆっくりゆっく り下った。

ワラビも、少しの時間道草をしただけで片手一杯も取れ、お土産ができた。

登山口着。16:20。

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