「奥三界山」を目指したが・・・  三界山へ 



三界山山頂
●場 所 岐阜県中津川市
●標高 三界山 1600m
●山行日 1992年7月19日(日)
●コース 三界山登山口〜避難小屋〜山頂〜登山口
●多治見から
   登山口まで
JR多治見駅=中央道=中津川C=三界山(登山口)
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他
●参加者 丹羽、林、佐藤、中山
●コースタイム
JR多治見駅
三界山登山口
避難小屋
山頂
登山口
8:00発
9:20〜9:30
10:00〜10:10
11:55〜12:15
14:35着
          
          奥三界山 周辺地図はこちら(三界山ではない)


登山口へ

千種からのメンバーを多治見駅で迎え、多治見ICから中津川ICまで高速で。

夕森口から川上林道へ行かない方の道を取る。

バンガロー村に「三界山入口」となっていたのに、その時誰も何も思わずに、
これでよし」と信じてしまった。

ぐんぐん高度を上げ、しばらく行った所にまたまた「三界山登山口」とあったのを、
それほど疑いもせず、そこで車を停め、出発、9:30。

濡れて滑りやすい橋が次々

「三界山」の奥に「奥三界山」があるのかと思いこんでいた。

後で、「三界山」から「奥三界山」へは行けないとわかったが、
あまりにも立派な「登山口」標識に誘われてしまった。

先ほどまでボ〜っと霞んだような山もはっきりし始め、さわやかな気温。

未踏の地はいつものようにどきどきわくわくとなる。

ゴーゴーと流れる谷川を左手に、新しく作られたような登山道を登る。

ヤマアジサイの白い花がよく目立つ。

左手の山は植林されたばかりの見晴らしのいい山が続いている。

濡れて、滑りやすい、腐った、揺れる、と4拍子そろった木の橋が随所にあ り、
1歩1歩用心しいしい渡る。

  
    沢の傍に咲いていたノリウツギ

それでも木を三角に割って作った橋ならまだ いいが、
丸いままの木を使った橋はまったく困る。

タマガワホトトギスの咲いていた所は、とうとう花を見るためもあるけれど、
橋は敬遠して下へ降りた。

  
   滑りやすい木の橋の下で咲いていたタマガワホトトギス

橋を敬遠して降りたが

昨日までの集中的な豪雨のためか、水量が多く徒渉も難儀する。
顔を出している岩も苔がついていたり濡れていたりで滑りやすい。

  
   前日の雨で増水して、渡渉に難儀する

垂れ下がっている木の枝を頼ったり、這いつくばって岩を頼りにしたり、
手ごろな石を川の中へ沈めて足場を作ったりして、結局頂上までに川を13回渡った

最初の休憩は古い避難小屋で。ガイドブックには避難小屋の「ひ」の字さえない。

  
   ミヤマシグレ

もしかしてここは「奥」三界山ではなくて「前」三界山ではないの
冗談で言っていたことが後で本当になってしまった。

集団登山コースのよう

集団登山をしたような立て札があり、「後半分」「がんばって」などと書いてあるし、
草・笹も刈り込んであるので登山道に間違いのないことは確か。

10:44、「後半分」の標識。
登山口からここまで1時間05分。休憩を除いて。

谷川のほとりで第1メロン休憩。
「ポッカ」と称して2個も持って きてしまった。

沢から離れて、しばらくして突然頂上?に着く。またまたメロン休憩。

さあ、これからは歩きやすい道を通っていけばいいと思っていたのは、つかの間。

頂上から先には行けない

5分ほど歩いたら、一等三角点に着。11:55。
ロボット雨量計もある。

  
    三界山山頂  1/25000だとここかな?

ところが踏み跡が消えてしまった。

笹は刈り込んであるし、草刈機もあるのに踏み跡がない。道がない。

そういえば、奥三界山なら標高1810、5mなのに、 三界山の標高は「15××、×m」と読める。

地図を見ても、下界の様子を見ても登山道を探しても、
奥三界山ではないとしか考え様がない。

先へ進むのを止め、元の道を戻ることにする。

メンバー2人が探しに 行った道も方向が違うので、
車の置いてある車道に戻れるかどうか確証はないから。

水量は減り、橋は乾いて歩きやすくなった

また、あのぬるぬる・つるつる・こわごわの道かと思い、
気を引き締めて今度はトップで行く。

ところが水量はずいぶんと減り、橋も少し乾いて、
逆から見た景色ということもあるが、ついさっき通った道とは思えないほど。

  
   下山は水量が減って渡りやすくなっていた

あれほど難儀した徒渉も 難なく通過

川のほとりでコーヒー休憩。

登山口前の駐車スペースに、14:35着。

林道をもっと奥へ行けばよかった

不思議だった謎は地図を見て解決。

奥三界山の左手に三界山が あった!

車から早く降りすぎたせいで、もっと奥まで乗り込んでいけば良かったわけ。

道の端の小さな流れで顔を洗いさっぱりさせ、15:00、出発。

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