「奥三界山」を目指したが・・・ 三界山へ |
三界山山頂 |
●場 所 | 岐阜県中津川市 | |
●標高 | 三界山 1600m |
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●山行日 | 1992年7月19日(日) | ||
●コース | 三界山登山口〜避難小屋〜山頂〜登山口 | ||
●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅=中央道=中津川C=三界山(登山口) ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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●参加者 | 丹羽、林、佐藤、中山 | ||
●コースタイム |
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奥三界山 周辺地図はこちら(三界山ではない) |
千種からのメンバーを多治見駅で迎え、多治見ICから中津川ICまで高速で。 夕森口から川上林道へ行かない方の道を取る。 バンガロー村に「三界山入口」となっていたのに、その時誰も何も思わずに、 「これでよし」と信じてしまった。 ぐんぐん高度を上げ、しばらく行った所にまたまた「三界山登山口」とあったのを、 それほど疑いもせず、そこで車を停め、出発、9:30。
「三界山」の奥に「奥三界山」があるのかと思いこんでいた。 後で、「三界山」から「奥三界山」へは行けないとわかったが、 あまりにも立派な「登山口」標識に誘われてしまった。 先ほどまでボ〜っと霞んだような山もはっきりし始め、さわやかな気温。 未踏の地はいつものようにどきどきわくわくとなる。 ゴーゴーと流れる谷川を左手に、新しく作られたような登山道を登る。 ヤマアジサイの白い花がよく目立つ。 左手の山は植林されたばかりの見晴らしのいい山が続いている。 濡れて、滑りやすい、腐った、揺れる、と4拍子そろった木の橋が随所にあ り、 1歩1歩用心しいしい渡る。 沢の傍に咲いていたノリウツギ それでも木を三角に割って作った橋ならまだ いいが、 丸いままの木を使った橋はまったく困る。 タマガワホトトギスの咲いていた所は、とうとう花を見るためもあるけれど、 橋は敬遠して下へ降りた。 滑りやすい木の橋の下で咲いていたタマガワホトトギス
昨日までの集中的な豪雨のためか、水量が多く徒渉も難儀する。 顔を出している岩も苔がついていたり濡れていたりで滑りやすい。 前日の雨で増水して、渡渉に難儀する 垂れ下がっている木の枝を頼ったり、這いつくばって岩を頼りにしたり、 手ごろな石を川の中へ沈めて足場を作ったりして、結局頂上までに川を13回渡った。 最初の休憩は古い避難小屋で。ガイドブックには避難小屋の「ひ」の字さえない。 ミヤマシグレ もしかしてここは「奥」三界山ではなくて「前」三界山ではないの と冗談で言っていたことが後で本当になってしまった。
集団登山をしたような立て札があり、「後半分」「がんばって」などと書いてあるし、 草・笹も刈り込んであるので登山道に間違いのないことは確か。 10:44、「後半分」の標識。 登山口からここまで1時間05分。休憩を除いて。 谷川のほとりで第1メロン休憩。 「ポッカ」と称して2個も持って きてしまった。 沢から離れて、しばらくして突然頂上?に着く。またまたメロン休憩。 さあ、これからは歩きやすい道を通っていけばいいと思っていたのは、つかの間。
5分ほど歩いたら、一等三角点に着。11:55。 ロボット雨量計もある。 三界山山頂 1/25000だとここかな? ところが踏み跡が消えてしまった。 笹は刈り込んであるし、草刈機もあるのに踏み跡がない。道がない。 そういえば、奥三界山なら標高1810、5mなのに、 三界山の標高は「15××、×m」と読める。 地図を見ても、下界の様子を見ても登山道を探しても、 奥三界山ではないとしか考え様がない。 先へ進むのを止め、元の道を戻ることにする。 メンバー2人が探しに 行った道も方向が違うので、 車の置いてある車道に戻れるかどうか確証はないから。
また、あのぬるぬる・つるつる・こわごわの道かと思い、 気を引き締めて今度はトップで行く。 ところが水量はずいぶんと減り、橋も少し乾いて、 逆から見た景色ということもあるが、ついさっき通った道とは思えないほど。 下山は水量が減って渡りやすくなっていた あれほど難儀した徒渉も 難なく通過。 川のほとりでコーヒー休憩。 登山口前の駐車スペースに、14:35着。
不思議だった謎は地図を見て解決。 奥三界山の左手に三界山が あった! 車から早く降りすぎたせいで、もっと奥まで乗り込んでいけば良かったわけ。 道の端の小さな流れで顔を洗いさっぱりさせ、15:00、出発。 |