泥の霊仙山


   ●場 所 滋賀県米原町
   ●標高 1094m
   ●山行日 1993年1月15日
   ●コース JR柏原駅・・・登山口・・・6合目・・・避難小屋・・・登山口・・・醒ケ井養鱒場バス停
   ●多治見から登山口まで JR多治見駅ーJR柏原駅・・・登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
   ●参加者 伊東、戸嶋、佐尾、丹羽、山田、中山、中川原
   ●コースタイム  JR柏原駅
登山口
2合目
6合目
避難小屋
1合目
登山口
醒ケ井養鱒場バス停
JR醒ケ井駅
8:30~8:50発
9:30~9:40
10:20~10:30
11:25~11:35
12:50~13:30
15:15~15:35
15:45
16:30
17:11発~17:25発
        周辺地図はこちら  


雪を期待して選んだ霊仙だが、
クリスマス寒波以来雪が降っていないので、
ほんの名残の雪ばかりであった。

2合目までは中山さんにトップを歩いてもらったが、
スピードが早いのでいつものペ ースが崩れて、
付いて行くことのしんどさを体験してしまったので交替する。

駅を出る時着た雨具が暑いので、雨具の下を半袖にする。

久し振りの中川原さんだが、中山さんについて行ってしまうので
大丈夫か・・・と気に掛かかっていた。

トップを交代した後は、すぐ後ろの中川原さんの呼吸の乱れがないくらいに、
スピードダウンする。

4合目で、中山さんの半袖姿の上に、また雨具を着るように勧める。
風と笹を考えてのこと。

他の人は『まだいいわ』と断わったが、歩き始めてすぐ、
両側から登山道を邪魔している、雨でべたべたの笹にまいって雨具を着けることになった。

6合目の登りの頃から、伊吹山の頂上が見え隠れする。

6合目から、雨足が強くなる
ここからは、ぐんと笹の量も増えるので
私と戸嶋さんは雨具のズボンも穿くこととした。正解だった。

7合目への登りの頃から、中川原さんの足か攣るようになり痛々しい。

少し休んだり、ピッケルを使ったりなどしてゆっくりゆっくり進む。

下りは楽だそうだが、登りが堪えるらしい

佐尾さんがザックを持つことになる。

雪は、笹を全部下に敷いてしまうほどもなく、
中途半端に倒れ傾いているので歩きにくい。

避難小屋近くの笹原から後ろを振り向くと、
日本画のような味わい深い景色が見えた。

避難小屋で熱いカフェ・オレを飲む。
寒い時の熱い飲み物は嬉しい。

後少しの登りを我慢すれば、下るのみだが、
やっぱりザックは伊東さんが持つこと になる。

治ったかに思われた足は、登りになるとやっぱり痛いよう。

ところが、ここからのどろどろ・ぬるぬる・ぐちゃぐちゃは、
今までに体験したことがないくらいのひどさで、
佐尾さん・戸嶋さん・山田さん・中川原さんと、
立て続けにつるっとまともに滑って転んでしまった。

転ばない我々でも、笹についた泥で顔から胸から足まで
べっとりと泥が着いてしまった。

1合目の水場で、身なりを整えて、
延々と林道歩きをした後やっと鱒・ビールにありつけた。

早々に乾杯をしてゆっくりする暇もなくバスに乗って帰る。

1日中、雨にたたられ、泥道を歩いた

教訓   冬季、雪のない霊仙には来るべからず


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