会えなかったカタクリ 
    御池岳
(白瀬峠まで)


  ●場 所 三重県いなべ市藤原町
  ●標高 御池岳1247m 白瀬峠から引き返し
  ●山行日 1993年5月3日(月・祝日)
  ●多治見から登山口まで JR多治見駅ーJR名古屋駅ー近鉄富田駅ー三岐鉄道西藤原駅
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
  ●参加者 丹羽、林、中山、石野、佐藤、坂崎
  ●コース 西藤原駅〜坂本谷登山口〜白瀬峠〜西藤原駅
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前日、じゃんじゃん降っている雨を窓から見ながら、
本当に天気予報通り明日は晴れるのか・・・と心配で
何度もテレビの天気予報を見ていた。

悪くはなっていかないことば確実。

良くなっていくとわかったので、 朝、少々降っていたとしても
決行することにして床に就く。

朝、重い曇り空を見て出発。

連休なのにどうしたことか電車はがら空き
昨日までの雨が祟ってい るらしい。

そのおかげで静かな坂本谷が味わえた。

登山口で、雨の露と泥道とを懸念して、雨具のズボンとロングスパ ッツを着ける。
9:45発。

登山口からすぐ白い花のお出迎え
ヒロハコンロンソ ウセントウソウシヤク
どれも白い花なので区別がなかなか難しい。

佐藤さんは、左のふくらはぎが痛そう。
しきりにさすっている。

オドリコゾウの大群生になるはずの道も、イマイチ早い。

滝状岸壁を過ぎると、期待通りニリンソウが現れる。

去年、ヤマブキソウに囲まれてにっこり記念写真を撮った場所も、
まだまだ堅いつぼみ。

イチリンソウもちらほら現れてくる。

ニリンソウイチリンソウ、どれも、今朝がたまでの雨のせいで
頭を垂れ元気がない。

たまたま休んだ向かい側の斜面に、ハシリドコロを発見。

坂本谷では初めて見た。

他では見なかったのでラッキーな休憩地点だったわけ。

90度に曲がる少し手前で、ヤマルリソウエイザンスミレキバナイカリソウ
やっぱり会えた。
11:45。

さあ、いよいよカタクリこ会えると思って、中電の早道へと急いだが、
つぼみはあるものの、まだまだ早すぎる。

1年前のちょうど今、あんなに満開に咲き揃っていたのに・・・

今年は遅くから雪が降ったり、低温続きだったしたせいか。

白瀬峠までは、芽吹き始めた木々を楽しみに歩いた。

いつも、水なんてお目にかかったこともない水場に、
今日はドードーと水が流れている。

白瀬峠に着。12:35〜12:45。

佐藤さんはここでギブアップ。
「峠で待っているわ」 との発言もあったが、
例会で「パーティーは分かれないこと」・・・と
くどいほど山行部長に聞かされてきたし、
風はビュービュー吹いて寒いし、カタクリは咲いていそうにもないしで、
ここからUターンすることにする。

少しでも足を暖めたほうが楽になるのではと、
雨具のズボンを着けるよう佐藤さんに勧める。

暖かい風のこないところでコーヒーを沸かし、
ゆっくりお花見をして帰ればいい時間になるとふんだ。

曲がり角の下、ニリンソウヤマエンゴサクに囲まれてコーヒータ イムを取る。
13:20〜13:40。

  

  

薄ら寒かったので、温かい飲み物は最高の御馳走。

プロパンガスのボンベを落としたパーティーに、
イワウチワがよかった」という話を聞き、
「う〜ん、もう〜」と悔しがるることしきり。

3時間ほどかかって下山。

あっちで写真を撮り、こっちで写真を撮りと、
こんなにのんびりした坂本谷もなかった。

西藤原駅、16:45着。

観察した花
シャガ、エンレイソウ、ヤブジラミ、ノウルシ、ラショウモンカヅラ、
ショウジョウバカマ、コクサギ、アケビ、ヤプレガザ、ヤマブキ、
ツルカノコソウ、ニワトコ、バイケイソウ、ルイヨウボタン、ミヤマカタバミ、
コプシ、ウワバミソウ、ミヤマキケマン、カデンソウ、フタバアオイ
ヤマアイ、ユキザサ、ウスバサイシン、チャルメルソウ、レンプクソウ、
ワヂガイソウ

    

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