頂上まで行けなかった 蕎麦粒(そむぎ)


  ●場 所 岐阜県揖斐郡揖斐川町
  ●標高 1297m
  ●山行日 1993年7月18日(日)
  ●多治見から登山口まで 多治見IC=大垣IC=横山ダム=坂内村広瀬=林道小広場で駐車・・・林道歩き・・・登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
  ●参加者 丹羽、中山
  ●コースタイム 多治見IC
大垣IC
駐車場
林道終点
尾根への取り付き
引き返し
林道
駐車場
7:25発
8:05
9:19〜9:38
10:50
11:50〜12:05
12:50〜13:15
14:25
15:15
 周辺地図こちら     


7:10、免許失効中のため自宅まで迎えにきてもらう。

7:25、多治見IC。
8:25、大垣IC。

大野にいた頃、よく走り回っていた見覚えのある道を通り、横山ダムへ。

そこから左に入ってマラソン選手た ちと出会いながら
奥まった坂内村に入る。

川霧がぼわあっと立ちのぼり、水墨画の雰囲気。

林道脇の駐車場こ9:19着、9:38発。

初めての道は、いつもながらわくわくする。

川に添って林道を緩く上っていく。

ムラサキシキブオカトラノオ、マタタビ、ヤマアジサイの花。

10:25〜10:45、休憩。
大きなヤグルマソウの葉。巨大なアザミの葉などが目に 付く。

モリアオガエルのあわあわの卵と、その子供達。

連日の雨で登山道を遮って流れる川など、心が躍る。

時々陽が差すこともあっだが、途中で雨がさあっと降ってきたので雨具を付ける。

10:50、林道終点
ためらいもなく裏っ直ぐ進む

初め、夏草が道に覆いかぶさってはいたものの、踏み跡はほっきりしていた。

が、次第に分かりにくくなり、川のそばこなると、
水の中へジャブジャブと入っていったり、路肩が崩れていたりして
登山道とは思えなくなってしまったので、
ストップしてガイドブックと地図を見直す

すると、「林道終点の左奥から登山道に入る」と書いてあるし、
「谷沿いの道は、ほんの少しですぐ川のを渡らなければならない」
というところに引っ引っかかり、
もしかして道を間違えたかもと思い、引き返すことにする。11:07。

林道終点地点に戻り左奥を探すが、
渓流釣りのための川へ降りる道だけで 、登山道ではないことは明瞭。

先程の道しかないが、どう見ても左奥とはいい難い。
左に川を渡る際、赤いテープが無いか注意して歩く。
無い。・・・無い。

先ほどの水の中へ入る地点でも注意深く探すが無い。

ここで川を渡って向こう岸で登山道を探すか、川に沿ってもっと進むかを考え、
後者をとる。

草を掻き分け掻き分け、足元に注意していくと・・・
赤テープがあった

尾根に取り付けるようになっている。
ここだったのだ。11:50。

しかし、川を渡るにしても、雨で増水しており、
岩の頭を伝っていくことはできない。

膝までありそうな水かさ。そのうえ流れも速い。
足をすくわれたら・・・と気が怯む。

シュリンゲを使って渡ろうかと思ったが、「止めよう 」という声もあり、
今日はここで終りか・・・とも、いろいろ迷う。

ザックを下ろしておなかに入れる。

ここまできて撤退は心残りだが、安全を考えれば仕方ないか・・・
と思おうとしていると、中山さんがジャブジャブと川 を渡り始め、また戻ってきた。

結果論として、危険が無かったからいいものの、
もし何かあればリーダーの責任になるだろうなあ・・・ 12:05発。

向こう岸へ渡り、靴を脱いで水を出し、靴下を絞り
いよいよ急な登りに取り掛かる。

今までの単調な歩きと打って変わって、急登、急登の連続

雨で滑りやすくなっているので登りはなんとかできても、下りが嫌だなあと
ずう っと思いながら四つん這いになって登っていく。

シャクナゲ並木といっていいくらいたくさん現れ、小秀山に負けず劣らず。

右も左も「千尋の谷」。
こんな所へ落ちたら助けにきてもらえない、助けに行けないね・・・
と言い合い、注意深く歩く。

登りながら帰りの時間を考え、どこを今日の終点とするか悩む。

稜線鞍部まで約2時間、下りは登りより時間がかかりそうだから・・・と考え、
13:00のリミットを決める

小さな広場でお湯を沸かし、休憩する。12:50〜13:15。

下りは、思った通り、後ろ向きに降りなければならない。

足の取っかかり を探し、手がかりを探し、三点確保で降りる

14:02、またまた水の中を渡り、靴を脱いで靴下を絞る

林道終点まであっというまに着。

行きは延々と長く感じたのが嘘のよう。 i

14:25、駐車場に着。
15:45発。


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