中央アルプス 烏帽子岳 その先は、笹が深く断念・・・ |
●場 所 | 長野県上伊那郡 |
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●標高 | 2195m |
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●山行日 | 1994年10月16日 | |
●多治見から登山口まで | 多治見=松川IC=鳩打峠(登山口) ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽、中山 | |
●コース | 鳩打峠〜山頂〜その先笹が深いので引き返し〜山頂〜小八郎岳〜鳩打峠 | |
周辺地図こちら |
多治見6:20発。 7:45、松川ICから出る。 鳩打峠登山口着。8:03。 ICから近いのが大きな魅力。 先客は1台のみ。林道の行き止まりが駐車場。 8:15発。 初めての道はドキドキと期待で胸が膨らむ。 ザイルの張ってある急登を登っていくと小さな小さなセンブリ。 勝手にヒメセンプリと名付ける。 登りは、下を向いてヒイコラ登るので見付けやすいが、 同じ道なのに下りだとさっぱり見つからないもの。 小八郎岳への分岐で休む。8:40〜8:50。 地図には小八郎岳経由で烏帽子へいく道は無 かったが、 ガイドブックを調べるとバッチリ。 帰りに通ることにする。 この休憩からの道は、歩きやすくなだらかで明るく 2人だけで歩くのは勿体ないほど。 所々ドウダンツツジの暗い赤や、カエデの明るい赤、 そして黄色・・・となかなかの景色。 1時間たったところで休憩。 笹原の真ん中。 左側の谷をはさんで向こう側の山も綺麗に色付いている 。9:40〜9:50。 地図を見ると右側の尾根と合流して左に向かうよう。 烏帽子に似た山が真ん前に聳えている。 あまりの近さに、「あとちょっと」と思ったが、実際はぐるりと右を巻いていくので、 なかなか着かない。 尾根に出てからば、イワウチワやイワカガミの醇生が続き、 苔むしたふわふわの道 を歩く。 この山はあまり知られていず、人の入る数が少ないのか、 踏み跡がはっきりしない。 どこでも行けてしまいそう。 大きな岩のところで休憩。10:50〜11:00。 「恵那山では、こんな所にオコジョがいたね 」と言い合う。 子供の声が聞こえてきたのでもうすぐと思ってからもずいぶん掛かった。 頂上へはぐるりと左に巻いているから、声は聞こえても着かないわけ。 頂上へは両手を使って登る。 見晴らし台にファミリーの姿。 本当の頂上はもう少し先だが、ザックを置いて もう1段高い見晴らし台に登る。 うーん、いい眺め。 頂上は、ほんのすぐ先。11:35着。 まだ先は長いので通過。 ここからは踏み跡がし っかりしてないとは分かっていたが、 行けないことばなかろうと考えていたのが甘かった。 本当に踏み跡が無くなってしまった。 笹原をすかしてみると、なんとなく凹でいるところがある。 それを信じて足を出して笹を掻き分けると、そこだけ笹の根が ない。 つまり登山道。 掻き分け掻き分け進むが、いつも見慣れた赤テープも数が少なくなり それを目標にはできない。 歩きにくい笹原を出て、岩場へ差し掛かると、 どこから登っていいやら分かりにくい。 ここしかないと思うところで体を持ち上げると、その先は狭い岩尾根。 風がなければ行けないこともないが、 あいにくビュービューと吹き飛ばされそう。 帰りも同じ所を戻ってこなければならないことを考えると気が乗らない。 中山さんに交替して覗いてもらうが、彼女もいく気は無さそう。 で、今日はここまでとし休憩を取る。12:20〜12;30。 岩陰は暖かい。 風の少ない平らなところでココアタイムとしたいが、適当な場所がない。 2回目の山頂。 トップを中山さんに替わり、後から着いて行く、早い早い。 ノンストップで小八郎岳に着。 なんと、マツムシソウがいっぱいさいている。 栽培か?と思うほど。 慰霊碑を借りてお湯を沸かす。烏帽子を眺めながら。 14:00〜14:30。 駐車場、15:00着。 やっぱりヒメセンブリは見逃して見付からなかった。 ファミ リーに会っただけの静かな山行。 |