国見尾根から 御在所岳を目指したが |
●場 所 | 三重県三重郡菰野町、滋賀県東近江市 |
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●標高 | 1212m |
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●山行日 | 1994年1月31日(日) |
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●コース | 湯の山温泉バス停・・・裏道登山口・・・藤内小屋・・・不動尊・・・国見尾根途中から引き返し・・・不動尊・・・藤内小屋・・・裏道・・・湯の山温泉バス停 |
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●多治見から登山口まで | JR多治見駅ーJR名古屋駅ー近鉄四日市駅ー近鉄湯の山温泉駅⇒湯の山温泉バス停・・・裏道登山口 ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 伊東、林、佐藤、中村、中山、丹羽 |
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久し振りに6人の山行。佐藤さんも久し振り。 先週の教訓から、準備は電車の中で済ます。 バス停、9:00発。 「しまや」のおばちゃんから、「昨夜降った雪だよ」と教えてもらい、 見送られて出発。 上の駐車場でアイゼン装着。 雪は降る降る。 めったにないこんな時に来れて嬉しい。 9:35~50、ついでに休憩。 他パーティーに抜かれる。 日向小屋の前には、ロープと木の枝からたくさんのつらら。 10:30、藤内小屋着。休憩。10:40発。 川を渡り、岳連小屋の前からずっと続いている道があったので、 方向的には国見尾根に合流する冬道かと思い、暫く登ったが、 川へは降りず、尾根へ尾根へと登ってい くので引き返すことにする。 所が、国見尾根への道はトレースがなく、交替でラッセルすることとなった。 たらたらと登る道のトップは、ルートを探す緊張感と共に、 最初の一歩を付ける快感もあり楽しみでもある。 川へ降り、岩を伝い歩く番となった林さんは、 こんもりと積もった雪のどれだけ下に本物の岩があるのか、 岩と岩の隙間は土なのか水なのか分かりにくいところを 良く健闘していた。 実際、ピッケルがきかないので、雪を払い除けて足場を探すのは 大変 なことである。 川を渡ったところで、11:35、休憩。 今度は、中村さん。 身軽にホイホイと行ってしまう。 次が丹羽さん。 急登の途中で交替し、ロープを掴んだり、 ピッケルを両手に持ち雪を押し下げ道を作っていった。 背中のザックがのしかかってきてえらいが、 久し振りのラッセルに感激。 ぐいぐい登って、お不動さんの詞に着。 ここからは下りになる。 ざざっと雪と一緒 に滑りながらまた川まで降り、 渡り、いよいよガレに取り付く。 大岩との間には隙間があるのを記憶しているので、 注意して足を出す。 ここからま たまた雪が深くなり、足の付け根ほどまで。 掻いても掻いても手応えがなく、疲れて伊東さんに交替。 しかし、新雪のために、「もがけど進まず」で、 次の佐藤さんもなかなか進めず。 時間もどんどん過ぎ、引き返す時間となった。 雪は降り止まず、風も強い。 木の下で休憩をとのことだったが、足場も悪く、寒いので Uターンすることにする。12:55~13:05. 下りは、トレースもついているし、今来たばかりの道だし、 大好きなのであっというまに祠に到着。 13:20~40。ココア休憩。 風もなし。 途中で登山者に会う。 こんな時刻からどこまで行くつもりだろう。 川の手前でアイゼンを外す。 14:20、藤内小屋着。14:30発。 追い抜く人は皆アイゼンをつけている。 裏道帰りらしい。 こんなたくさんの人が通れば雪も押されて固まり滑りもするだろう。 中山さんにアイゼンを勧める。 5人はなしで下山。 15‥05、「しまや」で乾杯。 裏道往復らしい単独行の登山者に出会う。 ずいぶん早いこと。 あの、岳連小屋前の道をいつか通ろうと決心する。 電車は、走って滑り込み。 バスの乗客を待つという心がないダイヤである。 |