また南アルプスへ 鳳凰三山 



薬師岳山頂



昨日とは打って変わった夏空

●場 所 山梨県南アルプス市
●標高 地蔵岳:2764m  観音岳:2841m  
薬師岳:2780m
●山行日 1994年7月9日~7月10日
●コース 夜叉人峠(P)~南御室小屋~薬師岳小屋(泊)~薬師岳~観音岳~地蔵岳~白鳳峠~広河原
●多治見から
   登山口まで
多治見=中央道で韮崎IC=夜叉人峠(P)
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他
●参加者 丹羽、林、中村、佐藤
●コースタイム 1日目 7月9日(土)
多治見
夜叉人峠
南御室小屋
薬師岳小屋(泊)

4:10発
8:25~8:35
13:20~13:40
15:00着
2日目 7月10日(日)
薬師岳小屋
薬師岳
観音岳
地蔵岳
白鳳峠
広河原
夜叉人峠(P)
4:30発
4:35~4:40
5:07~5:11
7:30~8:00
9:45
11:50~12:10
・・・
            周辺地図はこちら


1日目  7月9日(土)

雨の中、傘も差しながら薬師小屋へ

北岳の夜、1泊で行けるという話が2週間後に実現した。

予定より少し遅れ、4:10脇之島を出発。

車の中で、天気予報を聞く。「長野地方、朝のうち雨、のち曇り、所により雷」とのこと。

韮崎ICから橋を渡るのを忘れ、暫く行ってから戻り広河原への道に入る。

前回、ナビ役が余りにも上手だったので、今回間違えてしまった。
人間は失敗をしながら覚えるもの。

夜叉神峠へ8:25着。
雨は止んでいる。 すぐ右手の山へ取り付く。
樹林帯はいつもながら薄暗く、蒸し暑い。
前の方で発電機の音。手押し車に発電機を付けボッカだろうか?

峠の小屋は、休み。9:45。

周りは真っ白。何も見えず。
ゆるい登り」とあったがまさしくそのとおり。
たらたらとこれで本当に頂上へ行けるの?と心配になるくらい。

杖立峠に11:12着。
峠の小屋から2時間と思っていたのにあっけなく到着。

雨が降りだし、傘を出すが、すぐ止んでしまう。

苺平に12:50着。
ここも、杖立峠より2時間のはずが、早々に着。
また、ざ一つと降ってきた。

シロバナノへビノイチゴが多いのでこんな名前が付いたとあったが、このルート、丁度今頃、本当に多い。

20分下って南御室小屋13:20着。

薬師岳小屋は、ここで予約のこと」と看板が出ていたので手続きをする。
上には水がないので、ここから持ち上げるとのこと。
なるほど、ここの水場には、とうとうと冷た~い水が流れている。
ついでに顔も洗ってしまう。手がジンジンしてくる。

同行者の1人は、ストッキングの網目が粗いらしく、ダニ?にさされたらしい。
薬がなく、筋肉痛用の薬を代わりに使う。

さあ、これからいよいよ登りに入る。
小屋の裏の急登を両手も使ってよじのぼる。

また雨。傘を差しながら登る。
たらたらの次に登りがくる登りやすい道。

大きな岩を越すと小屋が見える。
降ったり止んだりだが展望は全然きかない。
薬師小屋着、15:00。

手続きを済ませてから、ビールを飲みながら野菜一杯のマーボー豆腐を作る。

自炊は我々だけのようでテントの自炊場は貸し切り
上に吊してある雨具を退けて広くする。

トイレは外、だいぶ降りなくてはならない。

トイレと明日の進路は明るいうちに確認しておかないといけない。

2階への梯子の下が我々の寝所。
年期の入った差し入れの梅酒を寝酒にして就寝。

  
2日目  7月10日(日)

三山を越え、白鳳峠から広河原へ下山

3:40起床、4:20出発。

薬師岳の頂上はすぐ。4:35着。

  
       薬師岳山頂

ガスが流れ展望もきき始める。風が強い。
休憩は風の来ない岩陰で。

観音岳へは、ペンキマークがないので踏み跡を注意深く辿り、ザレ場を登り着いた登山道の脇にあるちょっとしたピークが頂上。
  
北岳が一瞬、見え隠れする。

  
          北岳を望む

ベニバナイチヤクソウ、ヨツバシオガマ・グンナイフウロなどが咲いているお花畑の側・風の来ない稜線で朝食。5:50~7:00。

段々展望も良くなり、タカネビランジ(まだ蕾、株は多い)やミヤマハンショウヅルもたびたび発見。

地蔵岳への稜線はキバナシャクナゲ・シロウマオウギ・強風にふきつけられ片方だけに枝を伸ばしているおもしろい形の松など目を楽しませてくれる。

地蔵岳へは、稜線にザックを置いて空身で往復
北岳からながめた人差し指。岩岩だが、困難な登りではない。7:30。

1人、てっぺんまで行くつもりだったが、先にいた若者が諦めたので、彼を差し置いて登るわけにもいかずやむなく降りてきた。

賽の河原」から見上げると、先ほどの若者?が裸足になってどうやら頂上を極めたらしい。

分岐に戻り、広河原をめざす。

まだ、一つピークを過ぎなければならないがここか?と思われるところはあっても標識がないので見当を付けていく。

たぶん高嶺。8:55着。

ここからはどんどんと下るだけ

景色を十分に堪能してと、ゆっくり休憩を取る。
  
  
       昨日とは打って変わった夏空

北岳も真正面にど~んと見える。
辺りに人影もなく、静か。

白鳳峠、9:45着。

ここからの下りは、きつく、長く、ガレ場あり、樹林帯の鬱蒼とした苔むした道あり、鎖場あり、梯子ありと変化に富んでいる。

12:00のバスに乗れないかも・・・と思いながら、でも乗れるかも・・・と思いながら先を急ぐ。

白鳳峠入り口、11:35着。

ここから広河原までが思いがけなく近く15分で着いてしまった。ラッキー。

ビールはないが、冷たい飲み物にもありつけ、顔も洗え、さっぱりとしてバスに乗る。

夜叉神峠でとろろそばを食べ、夜叉神さまのお水をのみ、間違えることもなく韮崎に着。

温泉に入れなかっただけが心残り。

ミネウスユキソウ、カニコウモリ、ミミコウモリ、ヤマホタルブクロ、クガイソウ、
コゴメグサ、ヨツバシオガマ、エゾシオガマ、ツマトリソウ、チョウジコメッツジ、
コケモモ、ゴゼンタチバナ、ヤナギラン、キバナコマノツメ、クロツリバナ、ムカゴトラノオ、
ハクサンチドリ、コミヤマカタバミ、チングルマ、カガネイチゴ、ナナカマド、
ヤマブキショウマ、ズダヤクシュ、イワベンケィ、シロウマナズナ?カラマツソウ、
モミジカラマツ、ハクサンイチゲ、センジュガンピ、キソチドリ、シロウマチドリ?
イチョウラン、クルマユリ、マイヅルソウ
など、花いっぱいに出会えて大満足。


  「山行記録1991年~1995年」に戻る

  トップページに戻る