奥三河 明神山


  ●場 所 愛知県愛知県北設楽郡東栄町・新城市
  ●標高 蕪山:1068.8m 
  ●山行日 1998年9月12日
  ●多治見から登山口まで 多治見=春日井IC=豊川IC=R151=乳岩峡(P)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
  ●参加者 丹羽、中山、林、平野
  ●コースタイム 春日井IC
乳岩峡(P)
鬼岩乗越
胸突き八丁の頭
頂上
6合目
乳岩分岐
乳岩峡(P)
6:10
8:10~8:25
9:55~10:05
10:40
11:50~12:50
13:35~13:40
15:15
16:05着

                               周辺地図こちら    


ガイドブックの「中高年の足腰の弱い人には不向きの山」にビビったが、
林さんの 「大丈夫」に励まされて行く気になる。

1周間前の日曜日、天気が悪くて延期となった山行。

林さんを名古屋の地下鉄「本郷」で出迎えるために、東名を使うことになっている。

春日井IC(6:10)から名古屋(6:25-6:35)まで、名古屋から 豊川IC(7:15)まで高速。
ICからは、「鳳来町へ」の標識を確かめながら151号線を北へ。

乳岩峡入口に8:10着。
既にlO数台の車が停まっている。
京都・奈良・富山・浜松といった車のナンバーもある。
へえー、そんなに有名なの?

8:25発。

田立の滝以来の山。
懐かしい木の香り、山の香りがして嬉しい。

岩床を済んだ水が流れ、メダカが泳いでいることに感激!

水は少なく、岩の窪みにいるメダカはどうやってここへ来たのか不思議・・・

沢に沿っての道を歩く。

橋を渡って乳岩への分岐を左に見て、
真っ直ぐ「明神山」に向かう。

沢とは分かれて樹林(伐採してあって明るくなっている)の中の
ジグザグ道を登る。

風が無くて暑い!
早く尾根道へ出たいよう~

9:00~9:18、後ろから来る人を避けるついでに休憩を取ることにする。
どんどん後ろから登ってくる人が続く。
こんなに大勢では、頂上が満員だ!と感 心していたら何のことはない。
岩場に早く着いて、早くいい場所取りをしたいが為の
クライマー達だと後で分かった。

平野さんは、なんでこんなに急いで登るのか不思議に思っていた・・・と後で打ち明けた。

まだまだ樹林は続いたが、沢の音が戻ってきてほっとする。

先行していた人達が、 澄んだ水に囲まれた岩の上で休憩しているのを
「いいなあ~」とうらやみながら通り過ぎ、浅瀬を渡ると
鬼の角のように2本突き出た岩が見えた。

その岩の下にたくさんの若者がいて、
シャツがあちこちに干しであるテント場の様な所がある。

「何、これ?」と思って横目で見ながら歩いていくと
オーバーハ ングしている所にぶら下がっている人がいたので、
やっと岩トレの人達だと分かり納得。

なるほど、近くには前夜から来ているのかマットやシュラフがきれいに並べ てあった。

そこを通り過ぎると、今度は第2岩トレ場があり、
またまた、している岩からぶら下がっている1団がいた。

それらを横目に見て、ひたすら明神をめざして登る。

すぐ、鬼岩乗越となり、休憩。9:55~10:05。

ここから支尾根になり、胸突き八丁が始まる。
ぐんぐみ登りこ登って、「いつまでこの登り続くのよお~」といいたくなる頃、
ひょいと出た所が「胸突き八丁の頭」。

フハ一。「休もう」という声に応えて休憩とする。10:40。

林さんは、この暑さのおかげで胃が痛くなるといういつもの持病が出た。

毎日、 室内、室外を問わず汗を流して何時間も立ちっぱなしで働いている
きつい職場のおかげで、私は暑さに強くなっているらしい

座って仕事をすることの多い中山さん、
エアコンのきいた部屋で座り仕事の多い林さんというように、
毎日の環境が体の暑さへの順応力を作っているらしいことがわかる。

「えらい時こそ、元気の出るフルーツを」とみかんを貰ったり
りんごを勧めたりしながら、回復するのを待つ。
20分休んで11:00発。

やっと現れたたらたら道を歩いて6合日通過
「あと1000m」の標識。

左に曲がって下り始める。

「ええっ~、せっかく登ってきたのに~」と思いながら歩く。

チムニーの鎖場を登り、数回アップダウンを繰り返しながら2回目の鎖場
(こ こは鎖を嫌って端を登ることにした)その1段目を登ると
上から降りてくる人がいた。

つなぎのジーンズの短パンをはき、
幼児が背負うような動物の形をした小型リュックを背負った人。
(後で4人の話題にのぼった不思議な人物)

その次は、垂直な鉄ばしごを登り、切り立った覆せ尾根に出た。

これが頂上への主尾根。

急登の取り付きに入る頃、ルートを間違えたらしいパーティーが
岩場で難儀している声を聞いた。

彼らは、赤テープを見逃したか、「ま、いいや」と軽く考えたかして、
ルート判断を誤ったらしい。

他山の石として、急登のすえにやっと頂上の展望台が見えた。11:50着。

2階式の展望台は、どちらも満員。
でも、2階へ登ると「代わります」といって譲 ってくれる人がいたので
そこに陣取る。

早速、凍った牛乳で冷たいデザートを作った。

暑くて暑くて、額に巻いたバンダナを絞った所、ぽたぽたと落ちるほどだから
水分は不足しているし、熱が体内にこもっているので
冷たいいものは大好評。

体の中まで涼しくなった」と言われ、持ってき甲斐があった。

残った牛乳も、ジョリジョリとシャ一ベット風に分けて食べた。
お・い・し・い~

まだ早いので、昼寝でもして体力を取り戻すことにする。
林さんはすぐ横になり、続いて他の3人も新聞を敷いて横になる。

およそ1時間も休み、記登写真を撮ってもらって、12:50出発。

  

下りはすいすと調子良く、鉄梯子の1段目だけは足元が見えないので気を付けた。

鎖場では、平野さんに初体験をしてもらい(鎖をまたがない・体を岩から離す・
足場のいいところを探す・・・などと)アドバイス。

チムニーは後ろ向きで降り、6合目着。13:35~13:40休憩。

胸突き八丁も快調に下り、水の有る所で休憩した~いと思い、適当を場所を探した。

浅瀬を渡ったすぐの所で休憩。14:35-14:45。

まだ早いのに、夕暮れと いうような暗さ。

こういう暑いときはフルーツが一番。
すもも・みかん・ミニトマト・バナナなど豪勢なお裾分けで胃が喜んでいた。

そういえば今日出発してから、おなかに入れたフルーツ以外の固形物は、
おにぎり1個と、ミニクロワッサン数個のみ。

あんまりきれいな水なので、川底の石がばっちり見え、水が無いと思って
ジャボンと靴ごと水に入ってしまうハプニングもあった。

乳岩との分岐に15:15。

観光もしてみようと右の道に入る。

ぐるりと回って 20分の周遊コースがあると書いてある。

で、行くと、お一一一一一きな岩・岩・岩

その隙間をぬったり、鉄梯子で岩の上に上がったり、
岩をぐるりと回ったりして(疲れて鍾乳洞へは行く気が失せた)、また元に戻った
山より疲れた・・・。

乳岩峡入口16:05着。

生ぬるい飲み物はパスして温泉を探しながら走る。

途中のドライブインで聞いてもらうと、「ゆ-ゆ-アリーナ」という温泉は、
今日は休みとか。

やむなく小さな温泉へ。16:35着。
5人で満員といった小浴場。

運良く待たずに入れたが、外へ出ると順番待ちの人が列を作っていた。

温泉はいいねえ。
汗を流してさっぱりして17:10発。

明日も休みなので気分的に楽々。

豊川IC、18:00。名古屋・本郷、18:45。

珍しく、帰ってから2-3日足が痛かった。(筋肉痛)

出会った花
ネコハギ、ママコナ、ミヤマシキミ 擢・実)、アキノキリンソウ、エンシュウハ グマ、
ハシカグサ、ガンクビソウ



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