黒部源流へ花好きの3人で
黒部五郎岳・三俣蓮華岳・雲ノ平 



北ノ俣岳


三俣蓮華岳


薬師沢小屋

●場 所 長野県
●標高 黒部五郎岳   2840m
●山行日 1998年7月27日〜7月30日
●コース 折立〜太郎平小屋〜黒部五郎岳〜黒部五郎小舎〜三俣蓮華岳〜雲ノ平山荘〜薬師沢小屋〜太郎平小屋
〜折立
●多治見から
  登山口まで
多治見=高山=神岡=有峰湖=折立
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽 中山恭 平野明
●コースタイム 1日目 7月27日(月)
多治見
朝食休憩
折立
三角点
太郎平小屋
3:30発
5:20〜5:50
8:45〜9:30
11:30
14:15着
2日目 7月28日(火)
太郎平小屋
北ノ俣岳
黒部五郎岳
黒部五郎小舎
5:25発
7:25〜7:40
11:10
13:50着
3日目 7月29日(水)
黒部五郎小舎
登りきったところで
三俣蓮華岳
テント場の水場で
登りきったところで
雲の平山荘
薬師沢小屋
5:50発
6:25〜6:35
8:00〜8:10
9:00〜9:10
10:50〜11:00
13:10〜13:15
16:20着
4日目 7月30日(木)
薬師沢小屋
太郎平小屋
折立登山口
5:45発
9:20〜9:30
13:00着〜13:40発
地図はこちら


1日目  7/27   自宅〜太郎平小屋


気合いで熱が下がった?

前々日、「風邪・熱・咳の為、行けれない」とメンバーの1人からTEL。

そうか、なら、のんびり2人で行こうか・・・と、「1日目だけ自炊で2、3日は小屋の食事で」と考えていたら、前日またTEL。

熱が下がった」と。ふーん、そうすると3人分か。
又、元の計画に直して、食料を買いに出かける。

その後のTELで「やっぱり、行きたいです 」と。
「具合が悪ければ太郎平小屋で待っていればいいわ」ということに決定。

1日目  7月27日(月)

私としたことが・・・

朝、卵焼きを焼いて、ささげのごまあえを作って、みそ汁用のお湯を沸かしてと、メモどおりに動いて出発。3:30発。

ところが少し行ってから、「あれっ?、荷物が足りない!」と慌ててUターンしてもらって駐車場に着くと、なんと!、車のライトに光るカギが見える。

何ということ!戻ってよかったとほっとする。

無事、朝食用の荷物もカギも持って今度こそ出発。8分のロス。

有峰湖から折立へ

途中、こぎれいなトイレ有り、ベンチ有りのところで朝食。5:20〜5:50。

下呂⇒高山⇒平湯⇒栃尾で左折⇒神岡方面へ。

双六谷の北ノ俣岳登山口方面へ右折して、大規模林道を通って有峰湖へ。

有料のトンネルを通ると、もうそこは富山県。(8:05)

そのトンネルからも北ノ俣岳へ登れるらしい。車が数台停めてあった。

有峰湖の右側はまだ工事中らしく、ぐるりと左側を周って折立に8:45着。


 運転を変わったら車酔い・・・

運転を代わってから、カーブの連続の道で、どうも車に弱いメンバーが酔ったらしい。
返事がないなと思ったらやっぱり気分が悪かったんだ。

顔色も悪い。で、少し休んでから・・・と思い、登山口へ向かう。

大勢の人でごった返しているところでぶらぶらする。

気分が良くなった所で出発

9:30、少し顔色のよくなった所で出発。
笹がきれいに刈ってあって、明るい雰囲気。

アカモノの実がど一つさり。緑色の葉っぱに赤色が映えて美しい。

マイヅルソウの実はメノウ風。
見慣れた風景の坂道を登っていく。

早めに休憩を取りながら太郎平小屋へ

@休憩10:09〜10:15。
具合の良くないメンバーの胃を気遣って早めに休憩を取る。
アカモノの実も、「帰りに食べるわ」と言って我慢している。

A休憩 10:55〜11:05。
カレー味のパンを食べる。
初めての太郎坂では 「こんなところでへばっていたなあ」と思い出す。

三角点11:30通過。大勢の人が休んでいる。

ここから、湿原になっていくはず。

B休憩 小広場で休憩。12:00〜12:10。
雨が降りそうなので、雨具を上の方へ」と指示を出す。
やっぱり降ってきた。雨具を着る。

C休憩12:50〜13:00。小雨にはなったが。

湿原の花に会う

湿原のところで、イワショウブタテヤマリンドウがたくさん。

敷石の登山道は歩きにくく、木道は滑りやすいので気をつけて歩く。

  

池塘もこんなに水不足では乾いてしまっているのでは?と心配 になる。

雨も止み,暑くなってきたので雨具を脱いで、ザックにかけて干しながら歩く。

もうすぐで小屋という所でまた、雨。
私は傘を差して歩く。2人は、そのまま。

太郎平小屋に14:15着。

多治見労山のパーティーに出会う

宿泊の手続きをしていると、多治見労山のメンバーに出会う。

「何時に着いたの?」と聞くと「ばらばらだった」とか。
彼らは我々とは反対周りで、ここから下山の予定。

部屋は、かいこ棚の2階。
3人そろうように交渉。OKが出る。

あと1人は男性。 でも、布団1枚に1人だからいいか。

大きいビールを買って、多治見労山パーティーの個室に参上。

女性3人いて再会を喜ぶ。

1人は薬師の登頂へ、もう1人は、そこらを散歩中だって。

良く冷えたビールがおいしい。そうこうするうちに みなそろって、9人となった。

昼寝のあとは夕食つくり

朝が早かったのでと昼寝に帰る。うつらうつらしていると夕方になりおなかも空 いてきたので自炊室へ出向く。

昼寝をしたあとは頭もすっきり。
自炊室は、畳敷きの広い部屋。おまけに水が蛇口から出て使い放題。
流しも有り、机もある といった快適な部屋。

具合がよくなかったメンバーのおなかも心配したほどではなく、あっさり焼きにしたいつものベジタ ブルステーキとほうれん草入りのソーセージもおなかにおさまるらしい。
それにひ じきの簡単煮物。
おなかを考えてお粥にする。暖かくていいという評判。

隣りに男性パーティーがきたので、机を半分譲る。

彼らは、折立から入山して槍 ヶ岳まで行くそうな。

遅く着いたのでここの自炊場が彼らの寝室になるとか。
いいねえ、広くてとうらやむ。

「私達は朝、4:00に来ますが」と断ってお先に失礼する。

明日の天気予報を見ると、午前10%、午後40%の降水率。

夜中じゅう、雨の音に悩まされる。


次のページへ

トップページへ戻る