黒部源流へ花好きの3人で |
黒部五郎岳・三俣蓮華岳・雲ノ平 |
北ノ俣岳 三俣蓮華岳 薬師沢小屋 |
●場 所 | 長野県 | |||||||
●標高 | 黒部五郎岳 2840m | ||||||||
●山行日 | 1998年7月27日〜7月30日 | ||||||||
●コース | 折立〜太郎平小屋〜黒部五郎岳〜黒部五郎小舎〜三俣蓮華岳〜雲ノ平山荘〜薬師沢小屋〜太郎平小屋 〜折立 |
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●多治見から 登山口まで |
多治見=高山=神岡=有峰湖=折立 ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽 中山恭 平野明 | ||||||||
●コースタイム | 1日目 7月27日(月)
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1日目 7/27 自宅〜太郎平小屋
前々日、「風邪・熱・咳の為、行けれない」とメンバーの1人からTEL。 そうか、なら、のんびり2人で行こうか・・・と、「1日目だけ自炊で2、3日は小屋の食事で」と考えていたら、前日またTEL。 「熱が下がった」と。ふーん、そうすると3人分か。 又、元の計画に直して、食料を買いに出かける。 その後のTELで「やっぱり、行きたいです 」と。 「具合が悪ければ太郎平小屋で待っていればいいわ」ということに決定。
朝、卵焼きを焼いて、ささげのごまあえを作って、みそ汁用のお湯を沸かしてと、メモどおりに動いて出発。3:30発。 ところが少し行ってから、「あれっ?、荷物が足りない!」と慌ててUターンしてもらって駐車場に着くと、なんと!、車のライトに光るカギが見える。 何ということ!戻ってよかったとほっとする。 無事、朝食用の荷物もカギも持って今度こそ出発。8分のロス。
途中、こぎれいなトイレ有り、ベンチ有りのところで朝食。5:20〜5:50。 下呂⇒高山⇒平湯⇒栃尾で左折⇒神岡方面へ。 双六谷の北ノ俣岳登山口方面へ右折して、大規模林道を通って有峰湖へ。 有料のトンネルを通ると、もうそこは富山県。(8:05) そのトンネルからも北ノ俣岳へ登れるらしい。車が数台停めてあった。 有峰湖の右側はまだ工事中らしく、ぐるりと左側を周って折立に8:45着。
運転を代わってから、カーブの連続の道で、どうも車に弱いメンバーが酔ったらしい。 返事がないなと思ったらやっぱり気分が悪かったんだ。 顔色も悪い。で、少し休んでから・・・と思い、登山口へ向かう。 大勢の人でごった返しているところでぶらぶらする。
9:30、少し顔色のよくなった所で出発。 笹がきれいに刈ってあって、明るい雰囲気。 アカモノの実がど一つさり。緑色の葉っぱに赤色が映えて美しい。 マイヅルソウの実はメノウ風。 見慣れた風景の坂道を登っていく。
@休憩10:09〜10:15。 具合の良くないメンバーの胃を気遣って早めに休憩を取る。 アカモノの実も、「帰りに食べるわ」と言って我慢している。 A休憩 10:55〜11:05。 カレー味のパンを食べる。 初めての太郎坂では 「こんなところでへばっていたなあ」と思い出す。 三角点11:30通過。大勢の人が休んでいる。 ここから、湿原になっていくはず。 B休憩 小広場で休憩。12:00〜12:10。 「雨が降りそうなので、雨具を上の方へ」と指示を出す。 やっぱり降ってきた。雨具を着る。 C休憩12:50〜13:00。小雨にはなったが。
湿原のところで、イワショウブとタテヤマリンドウがたくさん。 敷石の登山道は歩きにくく、木道は滑りやすいので気をつけて歩く。 池塘もこんなに水不足では乾いてしまっているのでは?と心配 になる。 雨も止み,暑くなってきたので雨具を脱いで、ザックにかけて干しながら歩く。 もうすぐで小屋という所でまた、雨。 私は傘を差して歩く。2人は、そのまま。 太郎平小屋に14:15着。
宿泊の手続きをしていると、多治見労山のメンバーに出会う。 「何時に着いたの?」と聞くと「ばらばらだった」とか。 彼らは我々とは反対周りで、ここから下山の予定。 部屋は、かいこ棚の2階。 3人そろうように交渉。OKが出る。 あと1人は男性。 でも、布団1枚に1人だからいいか。 大きいビールを買って、多治見労山パーティーの個室に参上。 女性3人いて再会を喜ぶ。 1人は薬師の登頂へ、もう1人は、そこらを散歩中だって。 良く冷えたビールがおいしい。そうこうするうちに みなそろって、9人となった。
朝が早かったのでと昼寝に帰る。うつらうつらしていると夕方になりおなかも空 いてきたので自炊室へ出向く。 昼寝をしたあとは頭もすっきり。 自炊室は、畳敷きの広い部屋。おまけに水が蛇口から出て使い放題。 流しも有り、机もある といった快適な部屋。 具合がよくなかったメンバーのおなかも心配したほどではなく、あっさり焼きにしたいつものベジタ ブルステーキとほうれん草入りのソーセージもおなかにおさまるらしい。 それにひ じきの簡単煮物。 おなかを考えてお粥にする。暖かくていいという評判。 隣りに男性パーティーがきたので、机を半分譲る。 彼らは、折立から入山して槍 ヶ岳まで行くそうな。 遅く着いたのでここの自炊場が彼らの寝室になるとか。 いいねえ、広くてとうらやむ。 「私達は朝、4:00に来ますが」と断ってお先に失礼する。 明日の天気予報を見ると、午前10%、午後40%の降水率。 夜中じゅう、雨の音に悩まされる。 |