黒部源流へ花好きの3人で |
黒部五郎岳・三俣蓮華岳・雲ノ平 |
4日目 7/30 薬師沢小屋〜自宅
4:00起床。 階下のパーティーは既に食堂で朝食の準備。 ざっと眺めると、お皿の置いていないテーブルがあったので、台所にいる人に「空いているテーブルで自 炊してもいいか」と尋ねると「OK」の返事。有り難い。 流しもある食堂で、水も自由に使える。
今日は御飯とみそ汁と簡単煮物が1袋のみ。 お湯が沸くまでにいろいろ用足しをして、食べてパッキングをして出発が5:45。 雨が降っていないので、小屋の前で記念写真。 薬師沢小屋の前で これから出発 すぐの登りで、イワナシをどっさり見つける。 昨日もらったとおなじ実が集の下に隠れてどっさりついている。 見てしまったら取りたくなる。 メンバーの1人が持っているビニール袋にどんどん入れる。 しかし、こんなことをいつまでもしていたら、先へ進めないからと適当な所で切り上げる。 しかし、その後もついつい目が下にいって、イワナシ の二つ並んでいるへたが見えてしまうとつい手が伸びてしまう。
カべッケが原に、立派な木道が出来ている。ここもかあと感心させられる。 オヤマリンドウの紫色がとてもきれいで、あちこちにあって目を惹く。 @休憩 7:15〜7:25。湿原の中で。 クロクスゴの実がたくさんなっている木を見つけ、手当たり次第に食べたり、スノキの 赤い実を食べたり、楽しんで歩く。 ごろごろと雷の音。もう?こんな早くから?
いつまで続くのかと思った木道も終わって湿原の中や樹林の中を通っていく。 下って川を渡る手前でオオレイジンソウ・トリカブトの群落に出会った。 二つ目の川を渡る時にもトリカブトの群生。 A休憩 8:10〜8:20。 ウメバチソク・チョウジギク・ミヤマアケボノソウもあって花いっぱいの楽しい道である。 最後の登りで雨が降ってきた。 私は傘で、2人は雨具を出して着る。 あと10分と踏んだが長い長い 10分だった。 稜線の道と合流かと思ったらまた沢へ降りて登らなければならない。 そんな記憶がないので??? だが、標識は前方を指している。 沢をあがると始めて ニッコウキスゲに出会った。
Bそしてすぐ太郎平小屋に着。9:20〜9:30。 薬師沢小屋で預かってきたメモを差し出した。 中味は、かぼちゃ何個というような食料の注文。 小屋の中で私も雨具を着込む。 さてここから3時間で折立。 歩きにくい石ゴロゴロや石畳の道を下っていく。 途中、小屋でガスを沸かしていた男性に「この花はなんという名前ですか」と聞かれ、「ミヤマママコナ」と答えると、飛ぶように下っていった。すご〜い。
C休憩 10:30〜10:40。雨具を脱いで。 やっと見つけたキンコウカ の傍で。 D休憩 11:45〜11:55。樹林の中で。 ずっとお供してきたグレープフルーツを貰う。 汁が滴り落ちてもったいないほど。 行きに聞いたオオルリの声にはとうとう出会えなかった。
13:00、登山口に着。3時間半かかったわけ。 折立に到着 無事に下山してほっとする しかし、休憩も取っているのでいい時間か。 タオルをぬらし体を拭く。 冷たい飲み物を飲んで13:40発。 どこかで温泉にと思い、探しながら車を走らせる。 栃尾で橋を渡った所が新平湯温泉。 どこかに入浴のみ可という看板がないかと探す。 案内図を見て行ったところは休業日。 あ〜あ。しばらく走っていくと有りました。ホテルの露天風呂。 屋根付きと屋根無しの二つがあったが、始めに入った所が狭いけれど屋根付きなのでそのまま入浴。 石けんしかないが髪も体もそれで洗うことにする。 あふれ出る温泉の湯に浸って満足。 しかし、髪の中にあの白いもやもやが入っているかと思うとちょっとね・・・
今度はおなかに何か入れなくちゃと、適当な店を探すが、高そうな所か安すぎる所かで、これっといった店に出会わない。 とうとう下呂まで来てしまった。 ここぞと思う所はやはり休業。 仕方なく隣りの中華の店に入る。 これがなかなかおいしかった。 柔らかい焼き蕎麦と餃子。 一路多治見へ。 |