前から行ってみたかった
                    大 杉 谷
    (宮川乗船場〜桃の木山の家〜大台林道〜日出ケ岳〜大台駐車場)



大台ケ原
陽のあたる所は明るい
白い木の墓場
●場 所 三重県・奈良県
●標高 日出ケ岳   1695m
●山行日 2001年11月10日〜11月11日
●多治見から
  登山口まで
多治見駅ー名古屋駅ー近鉄松阪駅=大杉乗船場 
》》》宮川乗船場

※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠ロープウエー 》》》船
●参加者 丹羽  中山 
●コースタイム 1日目 11月10日
多治見駅
名古屋駅
松阪駅
大杉乗船場
宮川乗船場
桃の木山の家

5:58
6:34〜7:10
8:35〜9:00
11:00
11:20〜11:40
15:55

2日目 11月11日
桃の木山の家
日出ケ岳
大台駐車場
大和上市駅

6:15
12:00
14:00
15:59


1日目 11月10日


ずっと前から行きたかった大杉谷へ

連休である。この季節3000m級は冬だが雪が少なく
ちょっと低いと紅葉が終わっている。
それでは南のほうはどうかとふと思いついたのが前から行ってみたかった大杉谷。
ちゃんと25000分の1の地図も買ってある。
桃の木山の家にも宮川村にも電話をかけて出発。

宮川第2乗船場へ。船着場無しの砂浜に降りる。
ガラガラ道を登った所が登山口。11:40発。

遊歩道と吊り橋の道

最初は林道歩き。第3発電所で林道は終わり。
狭い登山道に入る。地図を見ると吊り橋があちこちにある。

  
     吊り橋  しっかりしたつくり こんなのがいくつもいくつも出てくる

  
  

左岸の遊歩道様の道を足元に注意して歩く。
沢は深いコバルトブルー色。カメラではいい色にならない。
河原へ降りられる休憩に適した地点もあるが、
我々は明るいうちに着きたいのでたったままで休憩。

相変わらず、遊歩道様の道が続く。
千尋(せんぴろ)の滝、圧巻である。見上げる稜線から流れ落ちてくる。
滝を通り過ぎ、沢からやや離れ、せっかく登った高度を急坂で下る。
後から調べるとここが山抜けの跡だった。
ふかーい藍色をしたとろーっとしたところがシシガ淵
辺りに人気がなければ水の精でも出てきそうなところである

     
    
沢を渡る吊り橋から、どこが平等ー(びょうどうぐら)?と振り仰ぐと
沢からぐんと突き出た大岩がそれ。
右岸に進むと真正面から見上げることができる。

暗くなる前に山の家へ

沢は大きな白い岩がゴロゴロしてきた。
大きな沢の分岐も見える。では桃の木山の家も近いはず・・
と思ったとおり吊り橋の向こうに山の家が見えほっとする。
15:55着。暗くなる前でよかった。

  
中は薄暗くまだ電灯をつける時間ではないようである。
個室はプラス1000円だが快適さを求めて個室にする。
中山さんはおかげでぐっすり眠れたと。

お風呂があると聞き喜んだが、17:30からでは入る気も失せインスタント熱燗を飲む。
戸を閉めれば声が聞こえようが一応は我が家である。
のんびりとくつろぐ。
夕食までうつらうつら。
夕食は噂に聞いていたトンカツと味噌汁。

日ごろの寝不足を解消しようと早々に就寝。

2日目 11月11日

谷は暗く紅葉が映えない

朝、星が見える。
トイレの水は水洗。皆あの沢へ流れ込むのだろうなあ。

6:15発。あちこちに「死亡事故現場」の立て看板。注意して歩く。

七つ釜滝」とは七つの滝が順番に流れ込んでくるからくる名前だと分かる。
右岸の岩をくりぬいた登山道とコバルトブルーの沢と紅葉の山がいい眺め。

光滝・隠れ滝・与八郎滝と続く。

地図ではそろそろ沢とお別れになる・・・といっているがもったいない、
ちょっとゆっくりして・・・と思い休憩する。

    
   
吊り橋を二つ渡ると沢の終点。堂倉滝

これから尾根に上がる

さあ、いよいよ尾根へ出る急登になる。
帽子と日焼け止めの世界に入る。

林道に出て少しするとまた山道に入る。避難小屋あり。

  

シャクナゲの木がずっと続く。「シャクナゲ坂」の名前がなくてもいっぱいある。

頂上は人でいっぱい

人工的な階段を上ると日出ケ岳頂上。
あまりの人の多さと観光地風にびっくりしてすぐ出発。

  
    大台ケ原 笹原の中は立ち入り禁止だが大勢が中に入って昼食をとっていた

ずっと長く続く階段を下りて行くと写真で見慣れた立ち枯れの光景。

  

またどんどん下って行く。鹿もいるはず・・・と思ったところ・・・いました。
黒っぽい鹿。
ここでも餌を与える人間がいる。

立ち入り禁止の所へ平気で入り込んでいる人間が多すぎる。
白馬ならスピーカーで注意されるところ。

牛石ケ原を通り過ぎ、大蛇ー(だいじゃぐら)へまっしぐら。
ストーンと落ち込んだ崖に突き出た先端に鎖が張ってある。
その先は千尋の谷。

    

さあ、14:00のバスに間に合うように急ごう。
シオカラ谷は下りで快調に飛ばす。

急登の階段を上ってどんどん先を急いで駐車場に14:00着。

整理券がいるなんて・・・

まだ、15分もあると思いゆっくりしようかと思っていると「整理券がいる」という話を聞いて窓口へ。
ギリギリ、バス1台の最後のナンバーを強引に貰う
気がついたおかげで乗車できたが知らずにトイレへ行っていたら乗れなかったかも。
トイレもビールも我慢してバスに揺られる。
バスの中からの紅葉が丁度見頃。

大和上市駅に15:59着。JTBの資料ではすぐ発車なので急いだが、
本当は10分ほどの余裕。

とんとん拍子で多治見へ。

  「山行記録 2001年〜2005年」に戻る

  トップページへ戻る