初心者のためのテント泊山行にお勧め |
仙 丈 ケ 岳 (北沢峠〜馬の背ヒュッテ〜仙丈ケ岳〜小仙丈ケ岳〜北沢峠) |
仙丈小屋と仙丈岳 |
●場 所 | 長野県上伊那郡長谷村 | |
●標高 | 3032、7m | ||
●山行日 | 2001年10月7日〜10月8日 | ||
●多治見から 登山口まで |
多治見IC=伊那IC=仙流荘バス停(P)⇒北沢峠・・・ テント場 ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠ロープウエー |
||
●参加者 | 丹羽 守山 林 中山 平野明 平野秀 | ||
●コースタイム | 1日目 10月7日
|
||
2日目 10月8日
|
初心者のためにあると言っていいほど、気楽にテント泊が経験できる山行を計画する。 シュラフは林さんと私が貸すことにしてシュラフカバーを1つとマットを 個人もちで買ってもらうことにする。 今回守山さんが食事当番。「何か手伝いましょうか」と言っても 「みんな自分でやります」と言う返事だし、 用意することに何の苦痛も感じないと言ってくださる貴重な人材。 伊那ICを出てから、指導標にしたがって迷うことなく駐車場に着。 林さんに臨時のバスがあることを聞いてもらっているのでとにかく並ぶ。 定時のバスより、50分も早く臨時バスが出て 、約50分で北沢峠に着。満員で大きなザックも膝の上。 こんなならなんで荷物代を取るのよ〜。 テント場のいい場所をとりたいことと、嬉しくてついつい足が速くなってしまう。 テント場は色とりどりのテントでほとんど埋め尽くされている。 離れた所より近くでと川のそばでくっつけて張ることにする。 11:15には散歩に出発。 初めからゆっくり組希望のパーティーとは別行動にしてあるので無線を持って出発。 平野さんが「いい所だねえ」と喜んでくれる。 仙水峠、12:10。ガスの切れ間にチラッと摩利支天が見えた。 登りの途中で晴れてきて、駒ケ岳が見える展望台もあって喜ばせてくれたが、 写真を撮ろうとする間にもガスってしまうと言うめまぐるしさ。 駒津峰にはたくさんの人が休んでいる。 駒ケ岳はガスの中。頂上まで行く時間はないので下山。 仙水峠に着いて、駒ケ岳を見上げているとすうーっと晴れてきた。 こんなにきれいに見えるのならと少し上がった所に腰をすえて休むことにする。 真っ白で雪が積もったように見える駒ケ岳も初めて。 仙水小屋前の冷たい水で顔を洗ってテント場へ。 夕食は守山さんお任せのコース。餃子がメイン。 ワインを壜入りで2本もごちそうになった。
|
4時前、星が見えるので喜ぶ。朝食は白がゆがメイン。 梅干のさっぱり感で食が進む。 5:40発。大平山荘へ行く手前で、モルゲンローテに赤く輝く稜線を見る。 薮沢へ出るまでは暗い樹林と黄葉の中を歩く。薮沢に出るとさすが明るい。 しかし日が照っていないので渋い紅葉となっている。 |
薮沢を登る |
|
沢に沿ってどんどん昇る。 馬の背ヒュッテを通り過ぎ稜線に出ると、左手後方に八ヶ岳がきれいに見える。 しばらくいくと今度は右手に大きな山並み、中央アルプス。 仙丈から小仙丈への稜線がはっきり見える。人が多いところがたぶん頂上だろう。 |
水場に出ると氷が張っている。貯水槽にはしぶきでツララができている。 すぐ、仙丈小屋。新しい小屋で生ビールの幟がはためいている。9:00通過。 そこから25分で頂上。 ほんの少し前にガスが出てきて頂上から向こう側の景色が隠れ 北岳も富士山も見えなくなってしまった。タイミングの悪いこと。 「先に下山してテントを撤収しているからね〜」と言って 後続組より先に出発。 |
仙丈岳 ガスをバックに撮る |
鳳凰三山と、馬の背ヒュッテと、歩いてきた道のりを見ながら下る。 地蔵岳のオベリスクもはっきり見える。甲斐駒もきれいに見える。 樹林の中に入っても今の季節落葉樹の葉っぱが落ちて明るい。 テント場へ12:15。まずはビール。 広場のテーブルで山を見ながら痛飲。そこへ後続組が帰ってきた。 ゆっくり休んでから、先発組はテントをたたみに出発。 |
雲海の上に浮かぶ 地蔵岳のオベリスク |
テントをたたんでパッキングをしているころ全員が揃った。 先にバス停に着くと丁度バスが来ていて3人だけ乗車。 温泉は小さいので時間差入浴を考えていたら、なんと大浴場が増築されていた。 これなら慌ててバスに乗らずにそろって一緒に乗ればよかったなあと後悔。 後のバスは30分の遅れだった。 15:23、温泉から出て、全員揃って出発。 |