快晴とうだる暑さの白馬三山
       白馬岳〜杓子岳〜白馬鑓
                 (猿倉〜白馬尻〜白馬岳〜杓子岳〜白馬鑓〜猿倉)



白馬岳


●場 所 長野県白馬村
●標高 白馬岳 2933、1m  杓子岳 2812m
白馬槍ヶ岳 2903、1m
●山行日 2002年7月25日〜26日
●コース 猿倉〜白馬尻〜白馬岳〜杓子岳〜白馬鑓
〜猿倉
●多治見から
   登山口まで
多治見IC=豊科IC=猿倉登山口
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、平野
●コースタイム 1日目 7月25日
多治見発
猿倉登山口
雪渓入り口
小雪渓入り口 
白馬村営頂上宿舎
5:00
8:30〜8:50
10:05〜10:25
12:30〜12:40
13:50
2日目 7月26日
頂上宿舎
杓子岳下
白馬鑓
鑓温泉 
猿倉
4:50
5:55〜6:25
7:10〜7:25
9:20〜9:40
13:00 
地図はこちら

 
1日目  7月25日
始めへ 1日目 2日目

暑いとしんどい

朝5時発。駒ヶ根SAで朝食。快適に走って豊科IC、7:10。
穂高町を通り過ぎ、白馬から猿倉へ。何度も通った道。駐車場に8:30着。
1台くらいの空きが見つかりラッキー。ここが満車だと戻って道端に停めなければならない。
平日のおかげ



8:50発。もしかすると明日は雨かもと思い、白馬をバックに平野さんを立たせて撮っておく。
団体が体操中。トイレを済ませて巻き込まれないようにすぐ出発。



今日は暑い。あちこちで休みを取っているパーティーに出くわす。
林道終点の登山口に9:20着。やっと木影に入れる。
オニシモツケやレイジンソウやズダヤクシュを見ながら白馬尻へ。
9:50着。冷たい水でタオルをぬらして出発。 ここでもたくさんの人が休んでいる。


白馬尻手前でシラネアオイを見つける。この時期ではもう遅い。


雪渓入り口へ。10:05〜10:25。


鈴木さんから落石死亡事故のことを聞いていたので
、いつもより真剣に上を見ながら歩くことにする。
今までの暑さとお別れで冷凍庫を開けたような涼しさの中を歩ける。
が、ガスも出てきて周りが見えにくい。
初めから終わりまで、ずーっとガスの中を歩いていた。
一歩一歩確実に足を出していけばちゃんとけっこうな速さで登れてしまう。
落石のやや少ない傾斜のゆるい所で休憩を取る。11:25〜11:30。




まだまだ雪渓は続く。周りが見えないので出口が分からない。
やっといつもの雪渓出口に到着、11:50。
たくさんの人が休んでいる。中にはビールを飲んでいる人も。
まだまだこれからが大変なのにね。
アイゼンを外す。この先またいるかもと思い上に乗せておいたが、結局、小雪渓では使わず。



ここから、ハクサンフウロ・クルマユリ・オタカラコウ・ミヤマオダマキ・
シナノキンバイ・エゾノムカシヨモギ・ハクサンイチゲ・イワオウギ・タカネナデシコ
などが
ずらりと並んで楽しませてくれる。



小雪渓までは、がらがらの水の流れるジグザグ道を登っていく。
何処でも歩きやすそうなところを選んで行って・・・というが迷うね。


小雪渓の入り口で休憩、12:30〜12:40。大勢の人が休んでいる。
さて、下ってきた人の足元を見るとみんなノーアイゼン。けっこう幅広い道ができていた。


小雪渓を出るとすぐ避難小屋。
こんなに近いという事はまだ雪がたくさん残っていたということ。
避難小屋は使用禁止。何のための避難小屋だろうね。
ここの冷たい水でタオルをぬらし顔をふきながらいよいよお花畑へ。
この暑さのせいか、荷物が重いせいか、やけに今日は足が重い。
おかしいなと思いながらもマイペースで歩く。



お花畑にはグリーンパトロールの女性がいて、
ロープの中へ入って撮影していた男性を注意していた。

冷たい水場でついつい水を飲んでしまった。日頃はしないことなのに。


こんなにいい日だし、こんなにきれいだもの、休んでいこうよ
 
と声をかけて休む。


隣同士に咲いていたからクリーム色のイワオウギ
真っ白なシロウマオウギの区別ができた。


小屋が見えてからはあと少し・・・・と思い1歩1歩足を出して
村営の小屋に到着。13:50。
オノエリンドウは今年はまだ咲いていない。 
 


お花畑と青い空

15:00頃に到着かと思っていたのにずいぶんと早い。
あんなにゆっくり歩いて休憩もしたのにね。
宿泊の手続きをするために受付へ。3組の後に並ぶ。
自炊・弁当なしは我々だけ。
ザックをここにおいて頂上まで行こうと出発。



まず稜線のルートへ。雨具の上を持ってきてよかった。
風が強く寒いこと!!。
ハクサンコザクラが始めて顔を出した。
ウルップソウ
は終わり、イワツメクサやタカネツメクサが少々。
右側の崖っぷちには色とりどりのお花畑ができている。
イワギキョウ
の可憐さ。



ガスは出たり引いたりと忙しかったが、頂上に着くと
周りがきれいに見えてきた。
白馬の頂上で展望がいいのは初めて



杓子岳と
その後ろは白馬鑓


頂上標識の場所を交替して写真にとってもらう。みんなここがいいもんね。 
待っているうちにも雪渓がガスで隠れたり、見えたりと忙しい。
旭岳がくっきりときれいに見える。


帰りはぐるっと稜線の下を回るコースを取る。
するとウルップソウまだきれいに咲いているところがあった。
雪融けが遅かったんだねきっと。


小屋へ帰ってからまずは生ビール。そして夕食の用意。
風の少ない所を探すが、ま、少々は我慢して
テーブルで点けることにする。
献立は白ご飯とソーセージ・にんにくとシメジの炒め物・
きゅうりとトマトとシーチキンのサラダ。 


普通日のおかげ〜

食べてしまえば寝るだけ。「のりくら」の右側下の3・4が寝場所。
一つの布団に枕が三つあるところ。それを一人で使ってもいいとのこと。




ミヤマオダマキ

 すると先客から挨拶があった。「なぜ遅いのに下の場所か」と。
「早く着いて手続きをして頂上へ行って夕食を作っていたからですよ」
というと納得したよう。
横になっていると眠くなってくる。いつのまにか寝入っていた。
消灯前、あまりにも暑いので戸を開けたが、入ってきた人に閉められてしまった。


持参のシーツの上で、上から掛けることもなく寝る。

朝までシーツ1枚でOKだった。

夜中星を見に行ったが、満月であまりの明るさに星が見えなくて、
カシオペアと夏の大三角形くらいしか私には分からなかった。
 



ミヤマオダマキの群生地

 
 2日目 7月26日
始めへ 1日目 2日目

さすが白馬 花がいっぱい〜

4時前に起き、1人分の炊き込みご飯にお湯を入れて、
テルモスのお湯を沸かしなおす。
平野さんが外で食べたいというので。




朝焼けの剣方面

4:50発。まだまん丸お月さんが見える。大部分の人は外へ出てご来光を見ているらしい。
きれいな雲海の上に富士山も見える。
稜線に出ると剣がモルゲンローテでピンクに輝いている。
今日もいい天気。雲1つない。


丸山の登りで朝日が射してきた。
こんなにいい日に登れて幸せ・・・・・。
今回、ハクサンチドリよりテガタチドリが多い。


杓子の下で休憩。5:25〜5:30。
ここから平野さんは杓子へ登り、私は出口で待っていて
そこで朝食とすることを提案。
初めての人は登ってらっしゃいと勧める。



杓子岳と白馬鑓

出口で食べていると平野さんが下山してきた。
約15分の差のみ。彼女はこれから朝食。5:55〜6:25。


さあ、これから鑓の登り。


コマクサは去年より少なく感じたが、下のほうの群落まで
観察路がついているのを見て感心する。


鑓の登りになると、花が変わってミヤマアズマグサやシコタンソウ、
チシマゼキショウ、ミヤマオダマキ
などが出てきた。
地図にミヤマオダマキ群生地とあったが
本当にそのとおり多いね〜、ここは。




ミヤマアズマギク

白馬鑓の頂上に7:10着。
こんなに良く見えるからゆっくり休もうと勧め、
地図と山を比べながらあれが剣・あれが鹿島槍と確認する。
縦走路もしっかり見えて不帰の険へと誘う。7:25発。


さあ、下り。今日はどんな花と出会えるか楽しみ。
下るにつれ、コイワカガミやチングルマが現れてきた。
暑くて、早くあの雲海の下のガスの中へ入りたいと思う。


大出原はチングルマの花畑。今が盛りと咲いている。
こんなにきれいだもの、休もうよと勧めて休憩。8:20〜8:30。
アオノツガザクラも混じり始めた。ハクサンコザクラも。


森林限界の中へ入っていく。もう高山とはお別れ。




白馬鑓の頂上で

小さな鎖場を越え、沢のそばを数回通って(勿論タオルを濡らす)、鑓温泉へ。


ちょうどニッコウキスゲが見ごろ。あっちこっちに咲いている。9:20着。


暑くて食欲なし

温泉の湯で手を洗い、冷たい水を汲んでおこうと思ったら、なんとぬるい〜〜〜。
さっきの沢水は冷たかったのに・・・。
暑さで食欲がなくなっているが、食べなきゃ・・の思いで
パンとチーズを食べる。それっきり。
後は私の脂肪を燃焼させよう。9:40発。



温泉の湯がドードーと流れているのをもったいなーと横目で見て下る。
下は硫黄の固まったような薄黄色のつるつるした土。
滑りそうで気をつけて足を出す。
湯の量が多くまたぎ越すというより飛び越えなければ
いけないほどの川を渡り、ペンキ印やテープに従って降りていく。



今年は雪渓の雪がまだまだたくさん残っているので、
前に来た道とは違うルート
になっている。
いくつも雪渓を渡り、見覚えのない雪渓の端をどんどん下って
土石流のあった跡を通りいつもの登山道に出る。


また、しばらく行くと見慣れない雪渓が出てきて
へ〜え、こんな年もあるんだなあと思いながら
まるで初めての道のような気分で下っていく。




大出原のチングルマ

右側が落ち込んでいるトラバースの道を通り、滝のある雪渓を渡ったところで休憩。10:30〜10:40。


ここから急にタテヤアマウツボグサがたくさん現れて
土質の違い
に気づかされる。 
コゴメグサやシナノナデシコ
があるべきところに今年もあって、
鎖場を下り、ゆるいアップダウンで雷岩を登って
池糖のある広場へ。11:30〜11:40。




雲海の下は
涼しそう


ここまでに何本も左側から流れてくる水場で
タオルを濡らし顔を洗い水を飲んで暑さを凌ぐ。

これらの水場がなかったら熱中症になっていたかも。


池糖の後は、いつものキンコウカ、ワレモコウ地帯を過ぎて
水場でしっかりタオルを濡らして樹林帯へ。
眠くなるような退屈な道。
だんだん水音が近づいてくるのに励まされ下る。




鑓温泉下のシラネアオイ

草刈隊の2人が休んでいたのでお礼を言って休憩。
休みなしで登山道入り口まで行くのは無理だと思って。12:30〜12:35。


すぐ入り口となり、猿倉に着。


車が・・・・

駐車場に着いてみると、なんと車のバッテリーが上がって
エンジンがかからない。
猿倉へ来る途中、タクシーが点灯していたので、我々も昼間点灯をして
消すのを忘れていたからと分かる。



「すみませーん、お願いできませんか?」と手当たり次第聞いていたら、
車のタイヤをパンクさせられたというパーティーのおじさんが
親切にも「いいよ」といってくれた。
ありがとー。地獄に仏だね〜。



お礼を言って、猿倉にいるいつもの女性に聞いてきた
お奨め温泉を探して町へ。
駅からすぐの所に立派なホテル。
割引券を出して早速入る。
先客は1人のみでゆっくり露天風呂で汗を流す。
日差しが暑いが、外は快適。




さっぱりしてから帰途に着く。
町も高速も混まずにすいすいと多治見まで。さすが平日。

タテヤマウツボグサ



湿地のニッコウキスゲ




始めへ 1日目 2日目


確認した花
ヤマハハコ タカネヤハズハハコ エゾムカシヨモギ ミヤマアズマギク ミヤマアキノキリンソウ
ウサギギク オタカラコウ マルバダケブキ カニコウモリ クロトウヒレン
ミヤマコウゾリナ シロバナヤマホタルブクロ ミヤマタンポポ チシマギキョウ イワギキョウ
コキンレイカ オオヒョウタンボク ウルップソウ ルリトラノオ オオバミゾホウズキ
ミヤマクワガタ ヒメクワガタ ミヤマコゴメグサ ヨツバシオガマ エゾシオガマ
タカネシオガマ ミヤマシオガマ ミソガワソウ タテヤマウツボグサ イブキジャコウソウ
シロウマリンドウ イワイチョウ ハクサンコザクラ オオコメツツジ ツガザクラ
アオノツガザクラ コケモモ コイワカガミ ゴゼンタチバナ ミヤマアカバナ
オガラバナ クロツラバナ ハクサンフウロ シロウマオウギ オヤマノエンドウ
イワオウギ ミヤマキンバイ チョウノスケソウ ミヤマダイコンソウ チングルマ
ベニバナイチゴ シロバナノヘビイチゴ オニシモツケ ウラジロナナカマド シコタンソウ
ウメバチソウ トリアシショウマ ズダヤクシュ イワベンケイ ヤマガラシ
コマクサ サンカヨウ ミヤマキンポウゲ ミヤマカラマツ モミジカラマツ
ハクサンイチゲ シナノキンバイ ミヤマオダマキ オオレイジンソウ ホソバツメクサ
タカネツメクサ イワツメクサ シナノナデシコ タカネナデシコ シラネアオイ
ウラジロタデ オオイタドリ ムカゴトラノオ ハクサンチドリ テガタチドリ
チシマゼキショウ キンコウカ タカネシュロソウ タカネアオヤギソウ コバイケイソウ
ニッコウキスゲ シロウマアサツキ オオウバユリ クルマユリ ミヤマクロユリ
タケシマラン(実) マイヅルソウ キヌガサソウ エンレイソウ ワタスゲ
エゾアジサイ イワギボウシ タマガワホトトギス シモツケソウ オニアザミ


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