鹿の鳴き声に囲まれテント泊
   ボタンブチ〜御池岳〜鈴北岳
              〜鈴ケ岳〜真の谷






三筋滝
この滝の左側を下る
今回、トラロープが張ってあっったので
心強かった







何度も渡り返しながら
真の谷を下る

せせらぎと黄葉が素晴らしい






●場 所 三重県藤原町
●標高 御池岳 1243m    鈴北岳 1182m
鈴ケ岳 1130m    
●山行日 2003年11月1日〜11月2日
●コース コグルミ谷〜御池岳〜鈴北岳〜鈴ケ岳〜
真の谷(泊)〜三筋滝〜藤原岳西尾根〜
藤原山荘〜白瀬峠〜真の谷〜白瀬峠〜コグルミ谷
●多治見から
    登山口まで
多治見=春日井IC=関が原IC=コグルミ谷
登山口付近(P)
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽 渡辺 高木 小酒井勉 小酒井純
●コースタイム 1日目 11月1日
多治見
関が原IC
コグルミ谷登山口付近(P)
真の谷出合
ボタンブチ
鈴北岳
鈴ケ岳
鈴北岳
タテ谷登山口
真の谷出合
真の谷テント場
7:00発
7:50
8:30〜8:45
10:20〜10:35
11:10〜11:25
12:05〜12:15
12:55〜13:10
13:40〜13:50
15:38
16:40〜16:45
17:35
2日目 11月2日
真の谷テント場
土倉谷分岐
三筋滝下
茨川(神社下)
蛇谷分岐
藤原岳下・西尾根分岐
白瀬峠
真の谷テント場
コグルミ谷分岐
コグルミ谷登山口
7:50発
9:05〜9:15
9:45〜9:55
11:15〜11:25
12:15〜12:25
13:55
15:00〜15:05
15:20〜15:40
16:35〜16:40
17:30
地図はこちら


1日目 11/1

山の中でプレ忘年会

山の中での忘年会もいいねえ・・・と言う話が出て
近場のテント泊にぴったりの、真の谷テント場で・・・・と計画を立てる。

3年前の春合宿にも利用した所。
あの静かなせせらぎと紅葉ならきっと素晴らしいだろう・・・・と期待が膨らむ。




コグルミ谷登山口近くの
小広場に駐車  1台のみOKの所


名神を使って登山口へ

多治見を7:00発で、登山口に1時間半で着いてしまった。
広い駐車場はずらりと車が並んでいる。
登山口近くに1台だけ停められる小広場があるので、そこで駐車。

山々の紅葉は、薄いベール越しに見るようで
鮮やかさにはかけるがそれでも
全山紅葉の真っ最中・・・・といったところ。


登山口、8:50発。以前の右側にあった登山道が崩れ、白々とした岩がゴロゴロした谷となっている。
ここも、坂本谷のような土石流があったのか・と思えるほど。



コグルミ谷も土石流か?

岩ゴロゴロでは歩きにくいので、途中から元の登山道へ上がる。
登山道は元通りだが、谷の岩がいかにも白い。
苔がついた古びた岩ではなく、洗ったようにやけに白い
土石流にもみくちゃになって洗われたのかも?
と痛々しく思いながら登る。




6合目   通称カタクリ峠
いつからこんな名前がついたのか
以前にはなかったのに・・・



秋らしい道を歩く

積雪期は直登できたコグルミ谷は、
今は6合目のカタクリ峠へトラバースして登る。

へこんだ登山道には落ち葉が積もり
その下に岩があるのか木の根っこがあるのか分からないので、
できるなら歩きたくない。
少し脇の土の見える所を選んで歩く。
黄葉・紅葉真っ最中

6合目に、9:55着。暑い暑い!!。
11月にしては異常なほど暑い。汗が滴り落ちる。

周りの広葉樹がきれいに黄葉して、斜光線でより美しく見える。
山に来れて幸せ・・・と思う時。10:05発。


真の谷の出合までもちょうど今日が見ごろの黄葉の中を歩く。
いいね〜、きれいだね〜の言葉の他に
なんと言っていいのか・・・。



身軽で縦走へ

真の谷出合に10:20着。
ここで荷物をデポして身軽で鈴北岳・鈴ケ岳へ行く計画。
私以外はみなサブザックを持ってきている。
私は、テント泊用の装備をビニール袋に詰めて置く方式。

近頃山も物騒になって、盗難騒ぎもあるので気がかりではある。



ボタンブチは展望がよくお勧め

御池岳へ登る途中、何かが視界を横切った・・と思ったら
鹿の親子だった。
鈴鹿では初めて見る。

御池岳頂上近くに、ボタンブチの標識。
前々から気になっていたが時間を気にして行けなかった所。
今日はテント泊で時間に余裕がある
よし、行こう・・・と話はまとまり、左へ進む。


以前は笹が左右から生い茂って、
行く気があってもためらうような分岐だったのに、
今はきれいに刈り取られ、誘うように道が開いている。




ボタンブチへと続く笹原
ボタンブチとはどういう意味だろう・・・


笹原の中に大穴が・・・

緩く登ってから、笹原の中へ下っていく。
すれ違う人に聞くと展望がいい・・・とのこと。
期待が膨らむ。

笹の中には思いがけないほどの大きな窪み。
雪の日なら、頭まで潜ってしまうほど深い。

笹原を緩く登ると、そこがブタンブチ!!
崖っぷちが、ボタンブチ。11:10着。





あちらは、ボタンブチUかな?

ふと右側を見ると、
そこも崖っぷちになっていて、数名の人影。
我々のところには「ボタンブチ」の標識。
しかし、向こうもいい眺めだろうなあ・・・。

御池岳の頂上からの展望がよくないので
こちらのほうがぐんとよくみえる


2万5千分の1の地図には、
ここから御池岳頂上を通らずに
鈴ケ岳方面へ行ける登山道が書いてある。




シオヤキソウ(ヒメフウロ)
石灰岩の山に咲く


地図は1つを信用しすぎない

もっとも、真の谷の出合からの御池岳登山道や、
鈴北岳へ行く登山道が書いてないので
信用しがたいが・・・。

「紫色の花が・・・」という声でどれどれと見てみると、
シオヤキソウ(ヒメフウロ)。
「石灰岩地に生え、5〜8月に咲く」と図鑑にはある。
伊吹山・霊仙山では見たことがある。
11月なのにまだ咲いているとはね・・・。

11:25発。




マユミの実
鈴なりになっていた



赤い実はマユミ

御池岳へ戻る道筋には、
マユミの真っ赤な実がいっぱいついた木が
あっちにもこっちにも。

頂上から池の平へ降りる斜面にも
赤い花が咲いたようなマユミの木があっちにもこっちにも。

花は目立たないのに、実は目立つんだねえ・・・。





鈴北岳頂上
笹が枯れたようになっていた


あの旗は登山大会の旗か・・・

御池岳からの下りは、雪の日とは違って忠実に登山道をたどって下る。

途中、いつものように、鈴北岳頂上めがけてのショートカットをする。
鈴北岳、12:05着。


若者が2人、中日新聞の小旗を登山道に挿しながら登ってきた。
どうやら登山大会でもあるらしく、「先頭を歩いてきた」とのこと。
彼らは鞍掛峠へ下るらしい。
鈴ケ岳へ12:15発。



笹の背丈が低いのはなぜ?

鈴北岳の頂上付近も、鈴ケ岳への下りも笹の丈が低く、
一時は人が刈ったのか?とも思ったが、
全体に低く元気がないので枯れる寸前ではないか?と思えた。

いつもの頭が隠れるほどの笹の面影はなし。実に歩きやすい。

どんどん下る。鈴ケ岳の頂上がだんだん高くなる。
御池谷との分岐からは、薄い踏み跡になり
近頃は人があまり入っていないのか?
と思えるほど。

鈴ケ岳、12:55着。
暑くて日陰を探して休憩。
積雪期の展望はよかったのに今日はよくない。
木の高さがあるからか(積雪期は嵩が高くなっているからだろう)
13:10発。



尾根を伝って鈴北岳へ戻る

帰りは、鞍部にあった赤テープを利用して
御池谷を下らず、尾根を伝って鈴北岳へ行くことにする。
小酒井さんは、そんな山行が好きだと張り切っている。
彼を先頭に、尾根を登る。

ところどころにある赤テープと、
左側は登りに使ったトラバース道がある・・・・
という頭の中の地図を確かめながら尾根を進む。



あれれ?地図はどうなっている?

登りきったピークで、まっすぐ進むと「御池岳へ」の標識。
左へ曲がると鈴北岳へ行くはず。その通りの勘は当たったが、
あれれ?いつの間にか行きの登山道に合流しているではないか・・。

2万5千分の1の地図のルートとも違う。
4万分の1の登山地図にあるルートである。


今まで何度も鈴ケ岳に登ったが、どんどん下るコースばかりであった・・・。
左から合流する登山道も見過ごしてしまったらしく、
なにやら狐につままれたような感じである。
鈴北岳に13:40〜13:50。



尾根を伝って真の谷へ下りるはずが・・・

ここでまた、稜線歩きをすることになった。
雪の日のようにどこでも歩ける状態でなかったことが、道を誤った原因だと思うが
尾根を右へ下りれば真の池から真の谷への道に出るはず。
しかし、右へ下りれないまま左へトラバースをし、左の谷に下りてしまったので
まったく違う谷に下りてしまった!!。



谷の「顔」が違う・・・

初めの頃は、谷の「顔」が真の谷そっくりだったので
このまま下っていけば荷物をデポしておいた分岐に出られると思っていたが
そのうち、「顔」が変わってきた

大きな岩がゴロゴロして傾斜も急になってきたので
これは違う・・・と思い、引き返すことにする。14:30。

15分ほど登り返していると、上から若い男性が1人降りてきた。
彼に「この谷はどこの谷ですか?」と尋ねると
「タテ谷」だと答える。
あっ、そうか!。左へ左へと下りたからなんだ・・・・と判明。



真の谷へ戻るには

ここから登り返して鈴北岳へ行き、そこから通常ルートで真の谷へ行くか、
それともここからタテ谷を下ってコグルミ谷へ合流し、そこから登り返すか?
その若い男性に、「下ったほうが早い」と言われ、下ることに決定。

タテ谷はだんだんと傾斜がきつくなり、難路の顔をし始めてきた。
若い男性はとうに姿が見えなくなってしまった。
急な斜面を下ったり、トラバースしたりしながら
やっとコグルミ谷分岐に着いた。15:38着。


反省・・・

一般登山道ではないところを歩くときは、
地図とコンパスを使って方向を固定しておかないといけないのに
まさか・・・の油断で怠ったことが道迷いの1番の原因だと反省。

この近辺は、「篠立」と「竜ヶ岳」の2枚いるのに、
手元に「篠立」しかなく、まあいいか・・・としてしまったこと。

小酒井さんに、2枚をつないだコピーを貰ったが
茨川まで入っていないこと、7度の線が記入していないことも
原因だと思えるなあ・・・・。



明るいうちに着きたいのに・・・

さあ、ここからデポ地点まで登り返す。
テント場まで1時間半はかかるだろう・・・。
17:00過ぎれば暗くなるだろうからとピッチを上げようとするが
なかなか足が言うことを聞かない。

先発と5分ほど遅れてデポ地点に到着。16:40。
ザックに荷物を押し込んで16:45発。
ヘッドランプを首にかけ、予備の乾電池をポケットに入れる。

17:00を過ぎるととたんに暗くなり、離れ離れで歩くのは危険。
途中に迷いやすい地点もある・・・と思い、固まって歩くようにする。



ヘッドランプを点けてそろそろと下る

テント場とは限らず、水が出てきた地点で広い場所があればそこでもいいから・・・と
トップを歩く小酒井さんに話しておく。

大きな岩が夜目にも白くゴロゴロと谷を埋め尽くしている。
谷の左へ行ったり、右へ行ったり、谷の中を歩いたりしながら下る。

とうとうヘッドランプを点ける。
そのうちチョロチョロと水の流れる音がしてきた。
今度は、水の中に足を突っ込まないようにも気をつけながら
谷を下る。



テント場に着いた〜〜

半月が出てきた。

水はあるがテント2張りには狭い広場しかないので
もう少しでテント場だ・・・と思いながら下る。


やっと、記憶にある広場に到着。17:35。
テントは1張りもなし。



簡便になったテント

2つのテントの入り口を向かい合わせて張る
ポールは入り口から入れれば、出口はふさがっていてそれで完了。
簡単になっている。

フライも、ぱちんと止めれば出来上がり。
ロープでの調節はなし。簡便になったものだ・・・。

1張りは小酒井家のもので3〜4人用。
もう1張りは会の装備で1〜2人用の新品。


戸外で食事つくり

外は風もなく暖かいので食事は外で作ることにする。
木陰から星も見え、半月も明るい

水はテント場の横では伏流になってしまっているので
少し上流へ行って汲んでくる。

まずは私が持ち上げたビールでカンパーイ。
冷凍しておいたものを、新聞紙で包んで持ってきたので
結構冷たくておいしい。



みんな手馴れたもんだね〜

カンチューハイをご馳走になりながら
私のいつもの定番のAメニュー(焼肉・ポテトサラダ・ごはん)をつくる。

渡辺さんに焼肉係を頼んだところ、すばやく焼き、かつ食べながらと手際がいい。
小酒井夫婦も手馴れた様子でサラダを作製。

いつもは余る献立も今日はきれいさっぱりとなくなり有難い。
寝る前のコーヒータイム・・・と聞いて驚いたが、
私以外はそれが普通だという。



月明かりだけでも結構明るい・・・

ヘッドランプを消すと、月明かりだけの明るさ。
ろうそく1本でも結構明るい


明日、すぐ始められるように、ガスもコッフェルも材料もみんなまとめて
ビニール袋に包んで外へ出しておいた。

女性組と男性組に分かれて就寝。



鹿がテント近くまで訪問・・・夜じゅう鳴いている

夜中、ヒュ〜〜ンというように長く続く鳴き声
あちらからもこちらからも聞こえうるさくて目がさえるほど。


テントの周りを歩く足音も聞こえる。
あっ、外へ出しておいた朝食用の小松菜、
食べられはしないか・・・と心配になり、
ライトを照らして、人間がいることを知らせる。


左の方からは、小鹿?と思われるようなかわいい鳴き声
ちょっと遠くは、優しい声だから母鹿か?、
もっと遠くでは、太目だから父鹿か?・・・と
あれこれ考えながら、いつまでもいつまでも鳴く
鹿の声が耳について眠れない。


昼間も彼らは動き回っていたのに、夜も活発に行動している。
いったいいつ眠るのだろう・・・???




次のページ(2日目)に続く


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