アカヤシオ・イワウチワ・タムシバ・ミツバツツジいっぱいの
          鎌ケ岳   




アカヤシオ
稜線ではまだまだ固いつぼみ
中腹辺りは満開


●場 所 三重県菰野町
●標高 1161m
●山行日 2003年4月19日
●コース 湯ノ山温泉〜長石谷〜鎌が岳〜馬の背尾根〜湯ノ山温泉
●多治見から
    登山口まで
多治見駅ー近鉄名古屋ー四日市ー湯ノ山温泉=
三交湯ノ山温泉バス終点・・・長石谷登山口
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽  林 川浦 早川  
●コースタイム 多治見発         6:42
三交湯ノ山温泉バス停 8:50〜9:00
長石谷登山口      9:25〜9:30
鎌が岳頂上       12:05〜12:20
バス停          15:15
地図はこちら


花のシーズン始まる〜

去年の今ごろはアカヤシオでいっぱいの馬の背尾根を歩いている。
あの感動をもう一度と、山行を計画した。
電車の中の人も少なかったが山の中も人気がなく、
終始静かな山行となった。
ここではまだが咲いていてまたお花見が出来た。


登山口近くの桜

堰堤の上でイワウチワを見つけた。ここで見かけるのは初めて。
いつも素通りしてしまうから。これは幸先がいいと嬉しくなる。10:00出発。

沢の音が涼しく聞こえ、今日の蒸し暑さを少しはやわらげてくれる。
イワウチワはあちこちに咲き乱れ、ヤブツバキもまだまだたくさん
咲いている。

「小滝」は去年イワザクラが咲いていた所。
じっくり注意して見上げているとあったあった。
ずっと上に結構大きな株で濃いボタン色で咲いている一株発見。
そして去年と同じところにもう一株。こちらは小さいが。


イワウチワ
色の濃淡がある


2段の滝、10:35。相変わらず涼しげな沢音が聞こえてきて
やっぱ長石谷はいいねえ」の言葉が出てくる。

イワウチワはまだまだずっと咲き続けているし、
頭上にはアカヤシオのピンク色とタムシバの白色が仲良く新緑の間に並んでいる。

11:15、沢水がなくなったあたりで休憩。
 
岳峠近くまで来ると新芽もまだ出ていなくて
アカヤシオの色もなくショウジョウバカマくらいとなった。
暑くて暑くて岳峠に出ても風はなし。頂上まで行きましょうと言って通過。

頂上12:05。休んでいると雨がぱらぱら。天気予報どおりだ〜と驚く。
寒いこともあって雨具の上を来た。(下りになって暑くなったし小雨にもなったので脱いでそのままバス停まで。バス停に着いたら大雨になった。なんてついているのだろう)


アセビ
アセビも今年は当たり年か
いっぱい花をつけている


頂上から御在所を望む



12:20、頂上発。ここらのアカヤシオはまだ固いつぼみ。
宮妻峡との道を分けて馬の背の尾根道へ入っていく。
だんだん、アカヤシオのつぼみが大きくなり、そして咲き始め、
次に満開になっていくその移り変わりが素晴らしい。



ガレ場を下り、急な道をどんどん下っていく。
前方に見る斜面も、振り返って見上げる斜面も、
谷をはさんでみる斜面も、ぽっぽっと
ピンクと白が新緑の中に点在して素晴らしい眺め。


ミツバツツジ
これはコバノミツバツツジらしい

だんだん、ミツバツツジが多くなり今がちょうど見ごろで、
鮮やかな紫赤色があちこちに。シキミもゴヨウオウレンも。
イワウチワ
もまだある。

最後の急坂のあたりで踏み跡を外したらしく、
見慣れない景色となった。
先行の2人の声が左下から聞こえる。ここで間違えたと確信。
しかし、この尾根を下っていけば絶対湯ノ山の町へ下りられる
と分かっているので、それほどの緊迫感もなく赤テープも
ところどころにあるのでどんどん進んでいった。


シキミ
上品な香りがする


勾配が急で、どこが歩きやすいかを考えながらの下りだったが
屋根が見えたときはほっとした。
しかしそこは無人の家で道路とはつながっていず
、しかし、絶対どこかへはつながっていると思いどんどん下っていくと
旅館らしき建物の裏口に着いた。
そこを出るとなんとバス停の目の前。
後で2万5千の地図で調べると、思ったとおり、途中で尾根が分かれていてその右側に入り込んだわけ。

油断大敵。わかっているつもりでも油断していてはいけませんね。


 山行記録(2001年〜2005年)へ戻る

 トップページへ戻る