急なアップダウンの連続 宮指路岳稜線 |
仙ケ岳・宮指路岳 (大石橋〜仙ケ岳〜宮指路岳〜大石橋) |
シャクナゲの大株 |
●場 所 | 三重県鈴鹿市 | |
●山行日 | 2003年5月17日 | ||
●コース | 小岐須渓谷〜大石橋〜仙ケ谷〜仙ケ岳 〜宮指路岳〜カワラコバ谷〜大石橋 |
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●多治見から 登山口まで |
多治見=東名阪鈴鹿IC=小岐須渓谷(P) ・・・登山口 |
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●参加者 | 丹羽 katou 高田 林 | ||
●コースタイム | 多治見発 駐車スペース 仙ケ谷登山口 小社峠 仙ケ岳頂上 宮指路岳 大石橋 駐車スペース |
6:45 8:20〜8:30 9:45 10:50 11:15〜11:35 13:15〜13:25 15:05〜15:25 16:00 |
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地図はこちら |
1週前の花いっぱいの景色をもう一度体験したくて、 縦走コースの計画をする。 地図では大石橋まで車が入れるとあったのでそこらあたりに駐車して・・ と思っていたら、砕石場への分かれ道のところから通行止め。 歩行時間が多くなってしまった。先行者も数台停めてある。 8:20駐車。8:30発。 ここからの大石橋までの30分は痛い。予定コースを回ると7時間15分。 これに1時間プラスすると8時間15分。休憩を入れると9時間。 6時近くになってしまっては無理だなあ・・・と思いながら林道を歩く。 |
タニウツギ |
大石橋、9:08着。橋の手前の広場で休憩。仙ケ谷コースはまだまだこの先。 林道をぽくぽく歩いていると白い花が目立つ。ガクウツギ。 こればかりが山林の中、林道の横に咲いている。 タニウツギ・ウツギ・ヤマツツジ・ヒロハツリバナ・ツクバネウツギも目に付く。 9:18発。 |
林道の終点から登山道が続いているが、途中に赤布がついて いかにも誘うような目印もあったが横目で見て前進。 9:45、大きな堰堤で林道は終点。そこから狭い登山道になり、 薄暗い中を進んでいく。 何度も沢を渡り、常に沢音を聞きながらのいい道が続く。 10:00、左への分岐の標識が出る。あれ?こんな分岐、地図にはない・・ しかも仙鶏尾根へとある。 計画ではないので予定通り仙ケ谷にそって登っていく。 |
ガクウツギ |
沢の水もなくなり、まさしく谷の源頭部で、休憩。10:30〜10:40。 ここから峠を目指しての急登、胸突き八丁といえるような道を登りつめて 小社峠へ。10:50着。 これからいよいよ、るんるんの稜線歩きかと期待をしていたのに裏切られた。 樹林の間、シロヤシオが落ちている急登をぐんぐん登る。 ピークか?と思ってもまだまだその先がある。 振り返ってみる宮指路岳への稜線に出てもまだまだ登りが続き、 最後はあっけなく頂上。 |
以前の笹の中のピークとは違って、刈り込まれていて記憶とは大違い。 11:15着。静かな山頂。 ベニドウダンも咲き始めている。さて、先は長い、11:35発。 今度は急な下り。小社峠11:50通過。 またすぐの急な登り。下ったと思うと登り。 登ったと思うと下り。それもみんな胸突き八丁級。 稜線歩きの醍醐味が味わえない。 |
ベニドウダン |
しかし、時折姿を見せるシャクナゲに元気をもらい、足元のイワカガミに励まされ 時折見かけるシロヤシオにほっと一息ついでザレ場に出た。 仙ケ岳に着いたときから辺りはガスの中。ザレ場での好展望も望めず。 丁度そこに大株の見事なシャクナゲがあったので休憩、12:40〜12:50。 ここが地図上のモコモコの所だろうと現在地を推定する。 左へ周りこんでからザレを下っていく。面白い奇岩の間を下るルート。 ガスがなければ格好のロケーションなのに展望がきかなくて残念。 ザレでルート判断が難しいがトップは的確に歩を進めていく。頼もしい。 |
下りきった所から今度は丈の低い笹の間の道を直登。 そして頂上。13:15着。 先ほどの休憩よりあまり時間はたっていないが、急な登りで疲れたので 休憩を取ることにする。 地図を広げこれから入道ケ岳まで行って下山すると4時間半。 今からではちょっと無理。 エスケープルートで下ることに決め、ふっと1人の靴下を見ると 白い靴下が赤い。???もしかするとヒル??と思い、 「めくってみたら」の声に押されて調べてみると、 赤い点がポツリ。 やっぱり!!。「靴の中に入っているから脱いで見てみて!!」というと、本当にころっと出てきた〜!! きゃーと言いたいが、下山まで待って調べることにして13:25出発。 小岐須峠から下り始める |
ザレ場の奇岩・奇勝 |
以後、なんだか足やおなかがちくっとするような気分に落ちいったが 我慢して下る。 今までとは打ってかわった、い〜い道を下っていく。 |
ガスと樹林のせいかだんだん薄暗くなって、鎌ケ岳への分岐の所では ポツポツ降ってきた。 周り一面が木々の緑色。木々の周りに漂っているガスまで緑色に染まっている。 カワラコバ谷の沢に沿ってどんどん下りていく。 椿などの常緑樹の葉っぱがたくさん積み重なり、その上濡れているので滑りやすいこと。 ズルっと滑ることも何度か。 1度はずってーんと転がってしまった。 歩きにくくなったカワラコバ谷の道。はじめのいい道のイメージは2/3から下はなし。 沢を渡った所で休憩を取る。じめじめしていてザックを下ろす場所を選ばないと・・・・と思い、 石の上に降ろす。14:15〜14:25。 途中登山道が崩れたような所も数回あり、そんな所は狭い足場をかばい 右手の壁に鎖がついている。 大石橋まで行って乾いた場所で山ヒルの点検。15:05着。 いた〜〜〜!!!。ズボンやら靴ヒモやら靴の中やら1人平均3〜4匹発見!!。 見たくないものを見てしまった!!!。 被害は1人のみだったがこれからは嫌な時期になるね〜。15:25発。 駐車スペースに16:00着。 静かな山行だった。出会ったのは、いずれも単独行の4人のみだった。 |