池探し・・・6つしか探せなかった           
御池岳   




御池岳の頂上で

妙な雲行き
雨か雪でも降ってくるか?と思うほど


●場 所 滋賀県神崎郡永源寺町
●標高 1247m 
●山行日 2004年11月21日
●コース コグルミ谷登山口手前駐車場〜コグルミ谷登山口〜カタクリ峠〜幻池〜道池〜真の池〜おはな池〜夕日のテラス〜丸池〜天狗鼻〜ボタンブチ〜幸助池〜御池岳〜カタクリ峠〜コグルミ谷登山口〜駐車場
●多治見から
  登山口まで
多治見=春日井駅〜春日井IC=関ヶ原IC=コグルミ谷登山口手前駐車場
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽 守山 林 鶴賀 荒木 森下 才木    
●コース
   タイム
多治見
春日井駅
駐車場
カタクリ峠
幻池
道池
真の池
夕日のテラス
ケーキタイム
ボタンブチ
御池岳頂上
カタクリ峠
コグルミ谷登山口
6:25発
6:42
8:15〜8:30
10:00〜10:05
10:35
10:50
11:05
11:50
12:00〜12:30
12:55〜13:05
13:30〜13:40
14:15〜14:25
15:35
地図はこちら


2週前の課題を

2週間前、鞍掛峠へ通じる道が通行止めで、御池岳へいけなかった。

今回は事前に藤原町の役場で確認をとっておいた。
守山さんも車を出してくださるというので、同じ計画で池探しに行くことになった。

入会したばかりの新人2人も一緒。

黄金橋手前の朝市へ立ち寄り、今日は「むかご」を買う。

駐車場で才木さんとも合流して、計7人のパーティー。

手前2つの駐車場は既に満車。
3つ目の広い駐車場にとめ、出発。


写真をクリックすると大きく見えます
3つ目の広い駐車場
山は、やや茶色が多い錦織り
上のほうは、葉が落ちてしまっている



いつものコグルミ谷登山口から入ると
すぐ、登山道が崩れ落ちて通行不能
橋の左側の赤テープを
なんだろう??と見ていたが
入り口を示す赤テープだとわかった
引き返して谷の右岸から登り始める

なっ白い岩の連なりが目に入り
ここも土石流で石が洗われたのか?と
気がかりのまま登っていくと
凄まじい姿になっていた!!

一気に長命水まで行けず
ヨコ谷分岐の上で休憩
そこから撮ったコグルミ谷の様子


同じヨコ谷分岐の上休憩場所で
右側の斜面を見上げる
きれいに紅葉していて
谷の荒れとの対比が著しい

写真をクリックすると大きく見えます
カタクリ峠で

谷と別れ、トラバースで横切る
小さな谷(だったところ)も
谷が抜けて大きな陥没状になっていた

そのあとは尾根道になるので
歩きやすくなった

これから池めぐりに出発



幻池

これから真の谷へ下る・・・という
県境尾根を登って行くと
鹿のフンをいたるところに
見かけるようになった
尾根を進んで
凹みのありそうな
ところを探しに行くと
1つ目の池『幻池』があった!

真の谷が見下ろせるような
すぐ近くに・・・



道池

次は真の谷へ下りて
鈴北岳方面へ進んだところにある池

真の谷もなんと!!
深くなってしまったこと!!
谷の中を歩いて登ったこともあるのに
今はとてもできそうにない

少し戻って向こう岸に渡り
谷沿いに登っていく

「真の池へ」の標識を見て左折すると
(ここは以前よく通ったルート
御池岳から鈴北岳へ行くには
稜線伝いの道は
不明瞭だった頃がある)
すぐ2つ目の池『道池』があった

泥半分・水半分のような池



写真をクリックすると大きく見えます

真の池

ここからたらたら道を進む
泥の上には小さな獣の足跡
爪の形も手形もくっきり分かる

3つ目の池『真の池』
これはもうお馴染みの池

黒く焼け焦げの跡があった野原も
今では、丈の低い笹が茂り
黒焦げ跡なんて無し!
ずっと先まで見渡せる高原風で
昔、背よりも高い笹を掻き分け
歩いたなんて信じられないほど

風が冷たくなってきた



おはな池

鈴北岳への道と分かれ
『元池』の表示から左折したが
池なんてない

寒いので凹地に入って休憩する

さあ、どっちだろう??
断崖に磁石をあわせてから
見当を付けて歩き出す
苔のもこもこした野原を
適当に歩く
(踏み跡なんて
あるようなないような・・・)
あの凹みかな?
それともこの凹みかな?
と捜し歩くが見当たらない

今から思えばガイドブックの
「元池の道標から北西へ直進」を信じ
磁石であわせるとよかったかも?
道標が差し示す向きに
歩いたのがいけなかったかも?
道標は妙に曲がっていて
惑わされたことが今まで何度もある

磁石の示す断崖方面へ行くことにして
適当に斜面を登っていって
凹地を覗き込むと
4つ目の池があった

ガイドブックの写真は
こんな風ではない
『おはな池』ということになった


丸池

戻り気味に斜面を登って
元池を探すが
ここか?と思う凹地には水がない

断崖のふちを歩けば
ボタンブチまで行けるわけなので
斜面を登って断崖を目指す

出たところはまさしくそれ
地図にあるしわしわの部分

珍しく赤テープがあったので
もしかすると元池が見えるかも?
と思って引き返してみたが無し

断崖に沿って
歩きやすそうな所をたどって
南東に進む

声がするほうを見ると
数人のパーティー
突端に陣取って昼食の準備
どうやらここが
『夕日のテラス』らしい
尋ねると「そうだ」の返事

彼らも池めぐりらしい

下っていった所に、
5つ目の池『丸池』
ひょうたん池は見つからず




写真をクリックすると大きく見えます
12時になったので適当なところで
ケーキ休憩
新人を迎える歓迎の意味で
冷凍ケーキを持ってきたが
ちょうどよく解凍されていて
食べごろになっていた

さあ、次はボタンブチ


守山さんは稜線を目指したが
歩きにくいといって引き返した
私は歩きやすそうなところを探しながら
笹の中を歩いたが
いくら丈が低くてもやはり歩きにくい
靴紐も3回ほどけてしまった


樹林の中もまたいだり潜ったりと
簡単には通してくれない

鹿のフンはいるところにあり
それもつやつやして新しい!!

こんなにフンがあるほど鹿がいるの?
と言う声も不思議ではないほど
半端な量ではない

フンがないところはない・・
・ほどである



ボタンブチに着いた
晴れていれば素晴らしい展望なのに
黒い雲は低く垂れ込め
薄暗い物寂しい雰囲気

雲から光の筋が差し込んでいるのが
神秘的
こういう景色のことを以前誰かが
「天国への橋」とか
言っていたっけ?!




写真をクリックすると大きく見えます

幸助池

笹原の中を右折すると『幸助』池
これが6つ目の最後の池
結局半分しか探せなかった



これも幸助池

池までの斜面が急で
ふちまで降りることはできなかった

ここから御池岳を目指す
以前はメインロードだったのに
今では深い掘割状の
歩きにくい道になっていた


分岐からすぐ御池岳頂上

気を引き締めて下り始める



真の谷までは滑りやすい道
底の磨り減った靴を履いていたり
泥が靴底の溝を埋めてしまっていると
滑りやいことこの上なし

真の谷も様変わりが激しくて
驚かされた

真の谷から分かれたトラバース道は
乾いているので歩きやすい

遠くに藤原岳へ続く稜線を見ながら
カタクリ峠へ


ここからが一番
気の抜けない下りになる


枯葉がうずたかく積もっている下に
何があるか
足で探りながら下る

おっと!
枯葉の下に注意!!



さあ、コグルミ谷

一番後ろの位置に変わって
写真を撮りながら下る

あまりにも白く
あまりにも無残な谷・・・




写真をクリックすると大きく見えます
これもコグルミ谷
木の根がむき出しになり
岩は真っ白



歩きやすそうなところを選んで下る
底の磨り減った靴はつるっときて怖い



前を歩いている人がいるときは
本当にこのルートでいいのか?
と疑いながら歩かないと
誤ったルートへ入り込んでしまうので
要注意

昔のコグルミ谷の様子と
全然変わってしまったので
判断が難しい



写真をクリックすると大きく見えま
下のほうへ来ると
色づいた葉がまだ残っている
倒れた木々も痛々しい


引き裂かれた木も
これまた悲鳴が聞こえるようで
痛ましい



写真をクリックすると大きく見えます
乗り越えたり潜ったり
それぞれで判断して下る



坂本谷は今でも通行止め
コグルミ谷は
「注意して通行するように」
の札がある


昔の登山道を頭に描きながら
下っていく



斜面に穴があいている
水の力だろうか?



もうすぐ登山口
車の音が聞こえてきた




登山口に着いた

このすぐ上で
登山道を補修している青年に出会った
四日市から来ている・・・と
ありがと〜 助かりました〜

また、池めぐりに来よう
そして雪のある頃にもまた来よう〜
と、課題がまたできた


 山行記録(2001年〜2005年)へ戻る

 トップページへ戻る