1月 ニュージーの夏を歩く
     ニュージーランド 
               (マウントクック周辺・ケプラートラック・ルートバーントラック)


11日目 1月20日(火) ルートバーン・トラック1日目
                   テアナウ〜ディバイド峠〜マッキンジー・ハット


全行程 1・2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目
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トラックネットのバスが
7:00に迎えに来てくれる

YHAの入り口で待つ

空は、曇っていて天候はよくない
稜線も見えず




バスで約1時間半のディバイド峠へ
青空がのぞき始めた!!
ディバイド峠のルートバーン・トラック入り口

バスはここで2パーティー4人を
下ろして町へ引き返した

ディバイド峠のシェルター

水洗トイレつき   部屋もあるが、
泊まってはいけない・・・と張り紙




このトラックは、沢が多い
あちこちにこんな滝があるし
登山道沿いにも水が流れている
ブッシュ・バイオレット

ニュージーランド・バイオレットより
花びらが丸い


フェアリー・アウレシアか?

なよなよとした感じの柔らかそうな姿



グリーン・フッディッド・オーキッド

(緑のフードを被ったラン)
グリーン・フッディッド・オーキッド
のアップ

まるで長いひげを生やしているような
特徴ある顔




スター・ハーブ
スター(星型)の花びら
ウーリー・ヘッド
(もこもこしたウールのような頭

ぴったりのネーミング




キー・サミットへの登り
ジグザグに登っていく
アド・リーブド・オーキッド

アド・リーブド(変わった葉っぱ)の意味らしい
葉は2枚あって、1枚の葉っぱは
もう1枚の葉っぱより長くて広い・・・とある




ダガー・ディーフ・デイジー

ダガー(短刀)のように鋭くて
痛そうな葉っぱが特徴



登りきったところは雲上の楽園
池塘があちこちに散らばり空を映している
キー・サミットは平らで
遊歩道でぐるっと廻れるようになっている
アルパイン・クッション

湿地のあちこちに
クッションのような固まりがあった
それも大きな広がりになっている




ドーフ・アルパイン・デイジー

ドーフ(小型の)高山性デイジーと
いう意味らしい




レイク・マリアンが見える地点まで
行ってみたが、さっぱり見えない

道はまだ続いているので
どんどん進んでいったが
行けども行けども湖は見えない

どうやら一般登山道ではなくなったらしく
未整備なので引き返す

大きな太い木に茶色のコケがくっついて
不思議な様相




ここがキー・サミットの頂上 サンド

日本のモウセンゴケ(食虫植物)の仲間
赤っぽい色のシダが目につく
ブラウン・スケール・ファーン
若いときはこんな色で
成長するとグリーンになるそうである

日当たりのいいところにあった




ハウデン小屋

キー・サミットからもとの分岐に戻って
しばらく行くと、川のほとりに建っていた




ルートバーン・トラックは水が豊富
でも、飲料にするなら
5分間煮沸すること・・・と聞いている
サウス・アイランド・マウンテン・
フォックスグラブ


初めて見つけた時は、
うわーい・・・と喜んだが
次から次へと出てきて
ありふれた花となってしまった




エバー・ラスティング・デイジー

またまた会えた
陽が当たると開き始める
エバー・ラスティング・デイジー

群生して咲く
どこにでも見られる花
アーランド・フォール-1

遠くからでもゴーゴーという音が
聞こえたので期待しながら歩いていた
これは遠くから見たアーランド・フォール
アーランド・フォール-2

真下まで来るとこんな感じ
しぶきがかかって寒い寒い
滝の落ち口しか見えないが
本当はもっと上から流れ落ちてくる




アーランド・フォール-3

通り過ぎて振り返るとこうなる
ホリフォード・リバーをはさんだ
向かい側はダーラン山脈-1

ずーっと左手に見ながらのトラバース
はるかはるか下に細く流れが見える




ホリフォード・リバーをはさんだ
向かい側のダーラン山脈-2

大きすぎて1枚では入りきらない
3枚続きのパノラマ


ホリフォード・リバーをはさんだ
向かい側のダーラン山脈-3
イエロー・スノー・マルガリーテ

このルートバーン・トラックでは
おなじみの花




レインフォレストを抜けると
広々とした草原に出た

ガイドつきのツアー専用の小屋より
もっとマッケンジー湖に近い所が
今日の宿   マッケンジー・ハット




マッケンジー・ハットの周りの景色-1

素晴らしいロケーションの所に建っている
マッケンジー・ハットの周りの景色-2

素晴らしいロケーション
湖の色が緑っぽい

マッケンジー・ハットの周りの景色-3

素晴らしいロケーション
ここで泳いでいるファミリーがいる
冷たくてなかなか思い切って
体を水に入れることが
できないようであった




マッケンジー・ハットの周りの景色-4

どう見ても、ミヤマキンポウゲ・・・の風情
小屋の周りが黄色くなるほど咲いていた
マッケンジー・ハットの周りの景色-5

明日のコースの下見に出かける
湖の水があふれて登山道は水の下
翌朝は水位が下がっていた
マッケンジー・ハットのバンクルーム

ちょっと遅く着いたので、
日当たりのいい1人用のベッドは
すでになくなっていて
4人用の広い場所が開いているのみ
まず、シュラフを広げて、
自分の場所を確保しておく




マッケンジー・ハットのキッチン

広々として明るい
ガス・水道の設備

混まないうちに夕食を作ることにする
作ったらテーブルへ運んでいただく

日本から持っていったカレー・ルウに
乾燥野菜を入れたカレースープをつくった

キッチン中に匂いが広がって
「グッド・スメル」・・・と声がかかる



こちらは、9時でもこんな感じ
日没の後も山が輝いている

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ニュージーで購入した 
●「A FIELD GUIDE TO THE ALPINE PLANTS of New Zealand」
   JOHN T.SALMON著
●「Flowering Plants of New Zealand」
   Colin Webb
   Peter Johnson
   Bill Sykes   著
●「ニュージーランド 南アルプスの植物」
   リチャード・ライアル著  (日本語版)

を参考にして植物の名を調べました。