1月 ニュージーの夏を歩く
     ニュージーランド 
               (マウントクック周辺・ケプラートラック・ルートバーントラック)


7日目 1月16日(金)  ミルフォードサウンド観光
                      グローウワーム(土ボタル)観光


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昨日とは打って変わった悪天
空は厚い雲

ミルフォード・サウンドに近づくにつれ
雨が降ってきた
バスのワイパーもせわしなく動く
(バスの中から)




これもバスの中から

稜線はガスの中
ミラー・レイク(鏡の湖)で休憩

池が凪いでいると
ちょうど山が反対に写るようになっている
「ミラー・レイク」の標識も
反対に書かれていて、
湖に映ると正しく読めるようになっていた




リアル・ジャーニィーのバス

座席がだんだん後ろへ行くに従い高くなり、前の人の頭が邪魔にならないように
なっている
YHAまでピックアップに来てくれた
お客は半分も入っていない
マウントクックで一緒だった
静岡の男性とも偶然一緒





バスの中から

天候が良くならないかと
祈るように見ているが
雲は停滞している
トンネルの手前で休憩

ガスで隠れた稜線から
滝が行く筋も落ちてきている
下には雪渓がまだ残っている
こちらは反対側

岩盤を駆け下ってくる滝
下にはやはり雪渓が残っている





清冽な川

澄んでいて深緑色をしている
テアナウ湖やテカポ湖は青色だったが・・・



ミルフォード・サウンド観光の船

幾隻もの船がどんどん船出していく
我々が乗るのはこちら
リアルジャーニィーの船

雨は霧雨のような細かい雨
ランチを貰って座席へ
いよいよ出発

甲板のほうが良く見えると思って
出てみたが、霧雨でもいつかしら
ぐっしょりとぬれてくるので
雨具を取りに下りる





青空をバックにした明るい景色の
ミルフォードサウンドの絵葉書が
売られているが、今日は雲の中の世界
これもまた神秘的
雨具のない人は船室に戻り
甲板は静かになった
空から落ちてくるような雰囲気の滝

見上げてばかりで首が痛くなるほど
前方はタスマン海(外海)

向こうは青空がのぞいているのに
湾の中は相変わらず重い雲が
垂れ込めている
ここから引き返す




雨具の上下を着込んだので
いつまででも外に居られる





晴れてくるか?と期待しながら待つ こんな滝がいくつもいくつもある
オットセイ?

10頭かそれ以上岩の上に登ったり
泳いだりしている
イルカもジャンプして泳いでいるのが
何回も見られた





ぼおーっと霧の中から
現われてくるのが幻想的
ミルフォードサウンド最大の滝に大接近

しぶきでびっしょり濡れるところまで
近づいてくれるサービス
水量も他の滝とはくらべられない程多く
迫力満点
アンダー・ウオーター

我々はオプションで
海中水族館に途中下船
水槽の中に魚がいるのではなく
人間が入っている「筒」が
海の底まで続いている
周りは本物の海・・・というしかけ





アンダー・ウオーターの内部

係員が説明してくれるが
悲しいかなさっぱり分からない
たくさん写真を撮ったが、
ガラス越しでは上手く写らなかった
これがたった1枚のまあまあの写真
港に戻ってからバスに乗りかえ
テアナウへ帰る
その途中、レイン・フォレストに立ち寄る

素晴らしいコケとシダの世界
(次の日に比べれば大きさといい深さといい親子ほども違っていたが
このときはこれで大満足していた)





石灰岩か?

水の力で岩が奇妙な形にえぐれている
下の方にはゴーゴーと流れる川
この橋の下がえぐれている岩の集まり きれい〜と思って写したシダ
ここだけに光が当たってきれいになった
これは違う種類のシダ
クラウン・ファーン

(王冠シダという意味らしい)
雨に濡れたみずみずしい色が素晴らしい




ここも途中休憩

小川のほとりには、白い花がいっぱい
固まって咲いていた
これがその白い花
レザリー・リーブド・マウンテン・ヒービー

皮のように固い葉っぱ・・・という意味らしい
ここも途中休憩

数百メートル下を流れる川
(グリーンストーン川)を覗き込む
周りはレイン・フォレスト
この川に沿って歩く
トレッキングコースもある





ここも途中休憩

氷河が押し下ってきてこんな地形を作った
・・・と説明板に書いてあるよと娘が言う
テアナウのDOC
(Department of Conservation)

自然・環境関係の行政機関
日本で言うと環境庁かな?
ここで山小屋のチケット
(ハット・パス)を貰う
それがないと泊まれない
いくら空いていてもダメ
ここで植物の本と
ルートバーン・トラックの地図と
サンド・フライ用の虫除け薬を買った

テアナウのDOC

ビジターセンターも兼ねる
メールでここへ申し込んでおいてある
ミルフォード・トラックは
3ヶ月前でもすでに満員
ルートバーンは、申し込んだ1週間後には
満員になっていた
到着時刻が遅いと、閉館になっていて
ハットパスをもらえない事態も出てくる
ハット(山小屋)は、25$(1875円)
有名なルートバーン・トラックだと
35$(2625円)と高くなる




リアル・ジャーニィーの建物の
裏に咲いていた
コロミコ

今日は観光の3本立て
20:15から
グローウ・ワームを見に行く




これは白っぽいコロミコ

紫がかったコロミコもある
20:00過ぎというのにこの明るさ
テアナウから約40分船に乗って
洞窟のあるキャバーン・ハウスまで行く
キャバーン・ハウスでは、まずVTRで注意事項や
グローワームの生態を分かりやすく説明され、その後
10人ほどのグループで案内されていく
小船で鍾乳洞の中を流れる川を遡り
真っ暗闇の高い岩の天井に
青い光が瞬きもせず光っているのは
これまた神秘的
ちょうど星を見ているような感覚

帰りの船は22:25発
乗船してからしばらくしてやっと1番星が見えてきた
次々に星が見えてきて、テアナウに着く頃には南十字星もはっきり見えてきた
甲板は寒いが防寒をしっかりしているので大丈夫  ずっと甲板にいた

今日は見上げてばかりで首が痛い
YHAに帰ってきたのは23:00過ぎ



やっと日没
もうすぐ21:00



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ニュージーで購入した 
●「A FIELD GUIDE TO THE ALPINE PLANTS of New Zealand」
   JOHN T.SALMON著
●「Flowering Plants of New Zealand」
   Colin Webb
   Peter Johnson
   Bill Sykes   著
●「ニュージーランド 南アルプスの植物」
   リチャード・ライアル著  (日本語版)

を参考にして植物の名を調べました。