少しは余裕が出てきた
     竜ヶ岳・蛇谷(沢登り)



赤いヘルメットが増井夫人
増井夫人の確保で登る増井ガイド
息の合ったお二人
ヨセミテもお二人で登ってこられた・・・と


●場 所 三重県いなべ市大安町
●標高 1099.6m
●山行日 2004年6月2日
●コース 宇賀渓…蛇谷…稜線の裏道登山道…裏道
…宇賀渓
●多治見から登山口まで 多治見ー名古屋―四日市―湯ノ山温泉=宇賀渓
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≫≫飛行機 ≠ゴンドラ
●参加者 「鈴鹿の山と谷歩き教室」に参加
増井ガイド・増井夫人・丹羽・他4人
●コース
   タイム
宇賀渓(P)
蛇谷入り口

稜線の裏道登山道
宇賀渓(P)
7:30頃
8:30頃
16:45頃
18:45着
     地図はこちら



朝7時集合に間に合わないので
前夜ここで泊めてもらった



前夜はログハウスで泊まる

前夜、9時に近鉄湯の山温泉駅で
増井氏の車に乗せてもらって裏道登山口へ。
ここはこれで2回目
今日は私1人のためにご夫婦でログハウス泊まり。
申し訳ない・・・。

明るくなると自然に目が覚める。5:15起床。
この前も感じたが、いい匂いのする木がどこかにある。

持参のおにぎりと、お湯を貰ってインスタント味噌汁を作って
和風の朝食。

今はコアジサイがきれい

小屋の周りはコアジサイがきれいに咲いている。

ご夫婦は、小屋の中や外の掃除やら手入れをして
6:30頃出発

近鉄湯の山駅には7時集合となっている。
既に可児からの男性の車が待っていた。
近鉄で来る名古屋からの女性を迎えて出発。


コアジサイ
今がちょうど見ごろ


今日は5人のメンバー

宇賀渓の無料駐車場には、既に南濃町の女性が待っていた。
今日は5人と聞いている。
少し遅れると連絡が入ったもう1人の男性を増井氏が待つことになり
他のメンバーは先に林道終点まで行くことになった。7:30頃発

ハーネスもつけ、沢シューズも履いて用意しているように・・・とアドバイス。

7:50頃林道終点のあずまやに着。
身支度をするうちに増井氏と男性も到着。これで全員そろった。

暑いのでヘルメットだけは被らなくていいから・・とのことで入渓地点へ出発。


入渓して初めての滝
ええっ!!ここを登るの??
ではなかった
これは左側のつばめ滝


始めの1歩がひんやりする

いつもの長尾滝へ行く道を、途中から左へ入り蛇谷へ下りる。
8:30頃。

ここでザイルをつける

ざぶざぶと水に入る。
今日はうっかりしてスパッツを忘れてしまったが
いつもは感じないひんやり感で、
スパッツの威力を思い知らされた。

おたまじゃくし?(河鹿のおたま?)が岩にいっぱいくっついている。

二股に分かれている所にでた。
左側の大きな滝は登らず、右のやや小さい滝へ進む。
これが結構厄介な滝・・・だそうである。

まだまだこわごわ状態

今日は水量が多めだから・・・と
増井氏は直進するか巻くか迷っている風。

私は迷わず巻き道を選ぶ。
ザイルから離れて巻き道へ。
他の3名は果敢に直進。

巻き道では
タツナミソウのきれいな姿に出会えたのが収穫か・・・。

ここからトラバースすることになるので
ザイルをつけると共にカラビナの掛け替え方を教えてもらう。

自分のつながったザイルがスムースに通るように・・・と。
頭では分かった・・・。


私は巻き道でいいです・・・とパスしたところ
男性2人は「登りたい!」と
岩登り講習会に始めて参加した女性も
直進を希望!!
その意欲に脱帽!!



増井夫人の確保でトップを登る増井氏
私のような初心者のために
手がかりを作ってくださる
その判断の的確なことには舌を巻く


すごいな〜
登ることもだが、安全を考えてのことも

この後は、次から次へといくつもの滝が続いたが
無我夢中!で、記憶が飛んで思い出されない・・・

思い出されることは、私たちを安全に登らせるために
首からたすきがけにしてあるじゃらじゃらとした
重そうなギアを、どれが一番ここに適しているかを判断して
手がかりを作っていてくださる・・・ということ。

ヌンチャクのカラビナを付け替えながらトラバース。
今日は暖かいので落ちてもいいか・・・と言われたが、
でも、落ちたくない。

あっという間の2時間!

やっと1回目の休憩。10:20〜、約15分くらい?。

2回目の沢登り・・・ということもあって
前回よりはカメラを取り出す余裕が出てきた。

名古屋の男性は胸ポケットに入れている極小・極薄のカメラ
これならとっさのときにザックを下ろさなくてもいいので便利。
勿論、防水の袋に入っている。


無我夢中のうちに時が経ち
こんなところで休憩



左の手は増井夫人
ラストで登って、ギアを回収してきてくださる
そして滝が現れると確保に移る
息の合った連係プレーがすばらしい




谷は暗い
頭から水をかぶりそうな滝では、
雨具を着るように・・・の指示
増井氏は上下を着用
私は上だけだったが、それでも着ていると暖かい



今日はちょっと余裕が出て
休憩時や
増井氏がトップで登っている時に
カメラを出すことができた


休憩でやっと緊張が緩んで平常心になる

2回目の休憩、1200〜。

緊張の連続で、食欲もトイレもあまり感じない


3回目の休憩、13:40〜。


まだ先が長いのでしっかり食べて・・・と言われる。


増井氏が取り付いている間
どこをどう登っていくのかじっと見上げている
不安定な岩や、邪魔になる木、
溜まっている落ち葉などを下に落とし
我々が登りやすくしてくださる



この滝は登れないようで
滝の右側を巻いていく
巻くといっても滝を登ると同じくらい緊張する


ザイルがないと不安・・・

4回目の休憩(15:00〜)で、ザイルをはずす。

しかし、危なそうな所はザイルを出して
1人ずつ確保して下さるので安心。

ザイルなしになったのだから楽な沢かと思ったのは大違い。
まだまだ手強いのがあった。
私はまたもやパス!

岩にまっ黄色の小さな花がいっぱいくっついて咲いていた。
あとで調べたらヒメレンゲ


1人ずつしっかり確保してくださる
特に初心者は
ぐっと引っ張り揚げてもらわないと
登れないこともたびたび・・・




やっとここで登山靴に履き替え
右の沢を詰めていく
沢の中は暗かったが、ここは緑がまぶしい・・
ここからヤブ漕ぎ
時々踏み後があるのは鹿道らしい
ヒュン!というような声がすぐ近くで聞こえた
鹿の姿を見た人も・・・


あと少しで登山道へ・・・

5回目の休憩。16:00〜。
ここで登山靴に履き替える。

ここからはヤブ漕ぎ。
軍手をはめて、長袖で、ヘルメットは取らないで
靴紐は2重に結んで
・・・と指示も丁寧。
(それでも靴紐がほどけてしまった!)

裏道登山道の稜線を目指してぐんぐん登る。
両手で笹を握り、体を持ち上げて登る。

真っ白な花が枝いっぱいについている大きな木があった。
が、遠すぎて名前が分からない。

下山も注意

30分ほど登って登山道に合流。6回目の休憩。16:45〜。
もうヘルメットをとってもいい・・・と。
ここから下りに入るのでストックを出す。(締まらないので直してもらった)

またすぐ近くで鹿の鳴き声。
お尻が白いバンビだったと目撃者の談。
私はまたもや見逃す・・・。

速い、速い・・・と思うが増井氏はもっと速くて
途中で後ろから来る我々を待っている程。

この裏道は滑りやすい丸木橋がある・・・と記憶にあったが
丸木1本ではなくなって、歩きやすくなっていたが
手入れがされていないので危なっかしい。「1人ずつ」・・・・と指示が出る。

11時間の行動時間

落ち葉の積もっている道は「気をつけて!右へ落ちたら大変ですよ!」と。
また、歩きながら落ち葉を登山道から落とす気配りも。

7回目の休憩。17:45〜。ホタガ谷の途中、薄暗い所で。

裏道登山口に、18:20着。8回目の休憩。

駐車場に18:45着。
ここでそれぞれ分かれて帰途へ。
私1人のみ、近鉄湯の山温泉駅まで送ってもらった。

3回目の沢登りは、今日よりゆとりが持てて楽しいと感じられるだろうか??

家に22時頃着。
目が冴えてなかなか眠くならなかった。

11時間の行動時間だったが、すいすいと登ってしまう人なら、
入渓から登山道まで3時間で行ける・・・ともらった資料に書いてあった!!

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