山は荒れても花は咲く(数は少なくなっていたが・・・)
 霊仙山(谷山谷〜)




ヤマシャクヤク

ざっと見て、昨年の1/3 一昨年の1/10
といったところ



●場 所 滋賀県米原町
●標高 1084m
●山行日 2005年5月5日
●コース 上丹生バス停・・・登山口・・・うるしが滝・・・頂上避難小屋(北霊仙山頂上)・・・4合目避難小屋・・・柏原駅
●多治見から
     登山口まで
多治見駅ー名古屋駅ー醒ヶ井駅⇒上丹生バス停・・・登山口
※ー鉄道  =自動車  ・・・徒歩  ⇒バス 
●参加者 katou 早川 小保 丹羽  川浦 中山 林
●コースタイム 多治見駅        
醒ヶ井駅
上丹生バス停
水場下
頂上避難小屋
6合目下
1合目
登山口
柏原駅 
5:30発
7:28着
7:51〜8:05
11:10〜11:20
12:50〜13:00
13:50〜14:00
15:00
15:40
16:15〜16:28
地図はこちら


ヒロハコンロンソウ?

『コンロンソウは総状花序に毛があり
ヒロハコンロンソウは毛がない』のが
見分けのポイントらしい




ホウチャクソウ

たくさん咲いていた!



イチリンソウ

麓に近い所に多い



テンナンショウの仲間
スルガテンナンショウ?


・2枚の葉のうち1枚が大きく
もう一枚は著しく小さい

・葉より
高い位置に肉穂花序をつけている』

見分けが難しい・・・




ミヤマハコベ?

『よく似ているサワハコベは花弁が2中裂』

これは2深裂
一見10枚のように見える



シャガ

じっくり眺めるとお洒落で派手な色合い



ハナイカダ

『雌雄異株
雄花は数個集まってつき
雌花は普通1個つく』

これは数個なので雄株らしい

ママッコだのヨメノナミダだの
面白い別名がある

黒い果実は甘いという
8月の終わりごろには熟すというので
今度試してみようっと



ヤブデマリ

登山口に真っ白な花がたくさん付いた
大きな木


アジサイに似ているが
これはガマズミ科
アジサイはユキノシタ科

ここまでが登山口までの林道の花

登山口には、やはり「熊に注意」の看板と
一の谷の通行禁止の札があった

花を見て写真を撮っていると
あっという間に引き離される

30分歩いて5分の遅れが出るので
パーティーを分けてほしいと頼み込む

以後、休憩場所で出発・到着くらいの
差が出て
そのうちそれもできなくなり
頂上小屋でばったり会うまで
別行動となった

おかげでじっくり観察と撮影ができたが




堰堤から白い石がゴロゴロ堆積した
川原のような所を歩く

2回目となると、
土石流の凄まじさを
始めて見たときの驚きが薄れてしまう・・・



オニグルミ

『雌雄同株

雄花序は
新しい枝の基部から垂れ下がる
雌花序は
本年枝の先に直立する』

『雌花序も垂れ下がるのは
サワグルミ』・・・と

これは皆雄花序




オニグルミ

つんと立っているのが雌花



オドリコソウ

霊仙山は白花がほとんど



ナツトウダイ

「夏」というが、4〜5月に咲く花



チドリノキ

かわいい名前がついている
木に詳しい人と歩いていると
へえ〜っと唸ることがたびたび

『並行する多数の側脈が特徴
・・・な〜るほど、その通り・・・
雌雄異株』

いわゆるモミジと同じ実がなっているので
これは雌株




これもチドリノキ

これは雄花



ネコノメソウの仲間

またまた頭を悩ませる・・・
ボタンネコノメソウ?
蕚裂片が暗赤褐色で直立といえば
この花のことか?
でも、ボタンネコノメは葉の形が
こんなに幅広くないのだが??



ヤマシャクヤク

いつもの群生地にはまばらにある程度
あの200本!とは程遠い

しかし、他の所では数が増えていたので
まとめて言えば
昨年の1/3 一昨年の1/10くらい

土石流の影響で山の土が流されてしまい
今年はどうなっているのか
心配しながら偵察に来たが
その割には多かったのでまずは一安心




沢で一休み
新緑が美しい



ルイヨウボタン

一つ目に留まると、周りで次々に発見



フタバアオイ

赤っぽい花がぶら下がって咲く
あちこちで群生していたが
土が流れた所では無くなっていた




うるしが滝



大好きだった渡渉地点で小滝を見上げる



ハシリドコロ

健在だった!
あの大群生とは程遠いがそれでも
ちゃんと花をつけていた




横道分岐

この辺り一面にあったトウゴクサバノオが
見当たらない??

木々は芽吹き始めたばかり




ニリンソウ

カーペット状態だった群生が
まばらに点在するだけとなってしまった



ネコノメソウの仲間

写真では対生かどうかが
確認できなかった



エンレイソウ

数が少なくなっているように感じた

ヤマエンゴサク



トウゴクサバノオ

東国(関東地方)でもないのにトウゴク・・・
果実の形がサバの尾に似ているとか
山ヒルが出るので
そんなころに来たことがない




ミヤマカタバミ

まだ咲き始めたばかりの初々しさ



ムシカリ

ゆっくり花を見ているので
先行パーティーとずいぶん間が
あいてしまった

頂上避難小屋に着くと
北霊仙山から下山してくるではないか

何度も来ているので頂上に執着はない
一緒に下山することにする




シロモジ

やっと葉っぱが出てきたところ



8合目から6合目にかけての
柏原への道はいつも春が遅い

芽吹き始めたばかりの木々もまだある




2合目付近のイワカガミ




アオイスミレ?タチツボスミレ?



アズキナシ

植物に詳しい人と歩くと楽しい
へ〜え・・・と思うことがたびたび




ツクバネソウ

一つ見つかると
その近くに固まって咲いている




ニガイチゴ?

赤い実がなる
食べたことがあるが、名前どおり苦い



先回来た時、谷山谷の土石流の
凄まじさに
いったい花は咲くのかと心配しながら
今回偵察に来たが、
土が流れ、土石で痛めつけられた
ところはごっそりと無くなっていた


それでも、所々以前の姿のまま
残っている所もあり少しは安心できた


以前と姿を変えてしまった岩ゴロゴロの
歩きにくい所を
行きつ戻りつしなくていいように
赤ペンキで矢印が書いてあったが
西出商店のおじさんの仕事だと
聞いていたので感謝しながら歩いた



クサイチゴ

大振りな花で美しい
花に合わせて大きく赤い実になるらしいが
これは食べたことがない




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