キャンプ場テント泊で、氷河と花を楽しむハイキング
               「カナディアン・ロッキー」  

                   レイクルイーズキャンプ場・ジャスパーキャンプ場
                               


2日目 6月26日
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 ハイキングのあれこれ

   

キャンモアの朝

6:00起床  6:30朝食

7:30 お迎えの車で出発


ホテルの玄関先

玄関先には団体用の大型のバスも
停まっている


ちょっと変わった
色合いのバラ

葉が赤っぽいバラ
生垣のように植えてあって
背もかなり高い




これからの食料

こんな保冷庫をいくつも車に乗せた

バンフの町

今日のランチを受け取るために
バンフに寄った

素敵な青空!




バンフの町

街路灯の幟は
カナダの象徴(熊・列車など)らしい




ヒーリーパスは
ここから

もともとはスキー場の
サンシャインヴィレッジ

ここに駐車して歩き始める

国立公園の入園許可証を貰った





付近の地図

前回見たグレイシャリリーの群生より
何倍も素敵だ・・・と、ガイド氏

花は1週間でずいぶんと変わってくるから
どんな咲き具合か楽しみ!



Bunchberry
バンチベリー
ゴゼンタチバナの仲間

登山口を過ぎるとすぐ、足元に
いろいろな花が咲いているのを見つけ
感激!

日本式に近づいて写真を撮ろうとすると
ガイド氏から国立公園での注意が

『トレールから出ない
きれいな花があっても近づかず
どうしてもというときは石の上に足を置く』

ほかの注意は日本と同じ

了解!





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Triangular-leaved Ragwort
トライアンギュラーりーブド
ラグワート
〈三角形の葉のサワギク〉
サワギクの仲間

日本でいうと サワオグルマ
・・・という感じ




Common Labrador Tea
コモン ラブラドール ティー
イソツツジの仲間

北海道でよく見かけた
Yellow Columbine
イエロー コロンバイン
ヤマオダマキの仲間

日本のヤマオダマキとは
なんとなく風情が違う

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White Dryad
ホワイト ドライアド
チョウノスケソウ

日本のチョウノスケソウと学名が同じ

このトレールでは少なかった




鹿が樹皮を食べた跡?



Few-flowered Anemone
フューフラワード アネモネ
イチリンソウの仲間

花の後ろが青っぽいのが特徴だって



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False Huckleberry
False Azalea
フォルス ハックルベリー
フォルス アザレア
サラサドウダンの仲間

サラサドウダンの花を細長くして
色を薄めた感じ

あちこちのトレールで咲いていた




キノコ

食用になるらしい?
Black Gooseberry
ブラック グースベリー
スグリの仲間

丁度花時
花はないかな?
Evergreen Violet
エバーグリーン バイオレット
スミレの仲間

日本なら樹林の中に咲いていることから
キバナノコマノツメ・・・といった感じ




川を渡るところで休憩

いくらきれいに澄んでいても
飲まないように・・・の注意
Few-flowered Anemone
フューフラワード アネモネ
イチリンソウの仲間

アズマイチゲやイチリンソウにそっくり

White Glove Flower
ホワイト グローブ フラワー
シナノキンバイの仲間

これもアネモネ?と思ったが
勘違いだった




White Glove Flower
ホワイト グローブ フラワー
シナノキンバイの仲間

目玉焼きのよう・・・と教えてもらった
な〜るほどね



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Western Spring Beauty
ウエスタン スプリング 
ビューティー

とてもかわいらしい名前
グリズリーが好む球根だというが
こんな小さな花の小さな球根
我々だったらゴマ粒のようなもの
いくら食べてもおなかいっぱいには
ならないのではないかと
かえって心配になるほど

この花の特徴であるピンクの筋が
はっきり見える




White Mountain
Heather
ホワイト マウンテン ヘザー

イワヒゲの仲間

樹脂を多く含むので
焚き火などの燃料になる
・・・と解説があった

日本なら、立ち上がっているので
イワヒゲよりジムカデのほうに似ている
日本のイワヒゲは垂れている


Mountai Marsh Marigold
マウンテン マーシュ 
マリゴールド
リュウキンカの仲間

がく片(花びらに見える部分)の間に
隙間があることと
湿地を好むのが特徴だって
Glacier Lily
グレイシャーリリー
カタクリの仲間
キバナカタクリ

右も左もグレイシャーリリーだが
これはまだ序の口であった




Glacier Lily
グレイシャーリリー
の大群落

歩いても歩いてもまだまだ続く


Glacier Lily
グレイシャーリリーの大群落

見渡す限り黄色の花が埋め尽くしている
遠くに雪を被った山が

あの稜線まで

この数日の高い気温で
グレイシャーリリーがぐったり
し始めているものもある




沢を渡る

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白と緑と黄色と

雪の白・針葉樹の緑
グレイシャーリリーの黄色
その中を流れる沢は
雪解けの水




圧巻!!
四方が黄色の花畑

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だんだん高度が上がる

また沢を渡る


ずっと林の奥まで黄色
Indian Paintbrush
インディアン ペイントブラシ
ゴマノハグサの仲間

カナディアンロッキーを代表する花だと思う
色づいているのは包葉

寄生植物だそうだが
高速道路の脇に群生していた

お店にはこの花の種も売っていたが
日本では無理だろうとあきらめた




地リス

好奇心いっぱいで
巣穴から体を出し我々を見ていた




樹林を抜け出た

まだ黄色の群落は続く
グリズリーの食べ跡

この根はグリズリーの好物
掘り返して食べた跡がまだ新しい


ずっとずっと
黄色のカーペット
Grouseberry
グラウスベリー

非常に小さな花で見落としやすいが
慣れると、あっちにもこっちにも
見つけることができる




Indian Paintbrush
インディアン ペイントブラシ
ゴマノハグサの仲間

色違いのインディアン ペイントブラシ



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Glacier Lily
グレイシャーリリー
カタクリの仲間

日向のグレイシャリリーは
日焼けしたように色が褪せ
ぐったりしていたが
木陰の花は太陽光線から守られ
元気だった


Glacier Lily
グレイシャーリリーの大群落

予定ではここのハイキングは
6日目頃になっていたが
ガイド氏がいろいろな情報を集めた結果
今こそ行かなくちゃ!と
初日に変更してもらった

まさしく正解だった!!




Western Anemone
ウエスタン アネモネ

目玉焼きの花
White Glove Flower
ホワイト グローブ フラワー」
とよく似ているが、もっと毛深く
葉ももじゃもじゃしている

雪が解けたばかりの地面の様子



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Woolly Pussytoes
ウーリー プッシートーズ
エゾノチチコグサの仲間

グレイシャリリーに代わって
白っぽい葉のウーリー プッシートーズが
多くなった




高度が上がると

見晴らしがよくなった
池も見える
グリズリーの姿でもないかと探すが
なし・・・・
足元がぬかるんできた

雪解けしたばかりらしい

花もめっきり数が減ってきた
白っぽく見えるのは
ウーリー プッシートーズ



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トレールにも
雪が残っている

ヒーリーパス
パス(峠という意味)

ここが今日のサミット(最高地点)
この景色を眺めながら
ランチタイム

このトレールは
どういうわけか日本人ばかりが目立った




アシニボインも見える

山並みの奥に頭だけ見えた


Western Spring Beauty
ウエスタン スプリング 
ビューティー
スベリヒユの仲間

雪が溶けるとまず咲き始める花だって





葉が分厚く、てっぺんの黄色は
花とも葉とも見える??

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Western Anemone
ウエスタン アネモネ
イチリンソウの仲間

咲き始めたばかりの初々しさ


Alpine Buttercup
アルパイン バターカップ
キンポウゲの仲間

つやつやと光っているような花びら
ミヤマキンポウゲのミニ版
・・・といった感じ  背が低い


Glacier Lily
グレイシャーリリー
カタクリの仲間

30分ほどゆっくり休んで、さあ、下山
同じ道を帰る

また、大群落の中を通る

ここだけ大株で束になっていて
撮影にぴったり





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そろそろ大群落とも
お別れ
Alpine Speedwell
アルパイン スピードウエル
クワガタソウの仲間

Western Anemoneの種
ウエスタン アネモネ
イチリンソウの仲間

花が終わるとこんな感じになる
麓に近い花はこんなふうになっていた





Mountai Marsh Marigold
マウンテン マーシュ 
マリゴールド
リュウキンカの仲間

がく片(花びらに見える部分)の間に
隙間があるのが特徴
川のそばや湿地が好き




ヤナギの仲間
キャンプ場のトイレ

キャンプ場といっても
このトイレしか設備がない
水は近くを流れる川を利用するらしい

そんな場合は、沸騰より簡単な
2種の液剤を混合した物を投入して使う
・・・と、ガイド氏


Wild Heliotrope
ワイルド ヘリオトロープ
カノコソウの仲間

ヘリオトロープというと香水の原料名だが
かすかな甘い香りだった

霜が当たると臭い匂いに変わるんだって


Wild Strawberry
ワイルド ストローベリー
シロバナノヘビイチゴの仲間

平原から亜高山まで
いたるところに咲いていた

今回どのハイキングコースでも
見かけた




Eary Blue Violet
アーリー ブルー バイオレット
タチツボスミレの仲間



Tall Purple Fleabane
トール パープル フリーベン
アズマギクの仲間

背の高いアズマギクといった感じ




Purple Milkvetch
パープル ミルクベッチ
レンゲの仲間

これは色が薄いレンゲと言った感じ
豊富な水量
Red Mountain Heather
レッド マウンテン ヘザー
エゾノツガザクラの仲間

このトレールでは1本のみ




アカリス

とてもすばしっこい
松の実を食べた跡があるところには
巣穴がよく見られる
Heartleaf Arnica
ハートリーフ アーニカ
ウサギギクの仲間

ハート型の葉
標識

自転車乗り入れ禁止
そのほか、犬は禁止・・・と言う標識もあった

が、これらの標識がないトレイルは
OKということ?
One-flowered Wintergreen
ワンフラワード 
ウインターグリーン
イチヤクソウの仲間

1つの花をつける・・・という意味

始めウメガサソウ?と勘違いした

常に下を向いて咲いているので
うまく撮れない




Northern Twayblade
ノーザン トエイブレイド
フタバランの仲間

なんて変わった花だろう??と
パチリ


撮影 Hirano

撮影 Hirano
Triangular-leaved Ragwort
トライアンギュラーリーブド
ラグワート
サワギクの仲間

川のそばに咲いていた

花いっぱいで大満足で下山




ヤギ?

キャンプ場へ向かう途中の道で
ヤギに出会った

群れを作って道を舐めている


なぜこんな所に?

融雪剤の塩分を舐めているとか?

悠々と林の中へ帰っていった
レイクルイーズのスーパー

これからレイクルイーズキャンプ場へ行く

アルコールが足りないようなので
買い足す
レイクルイーズ 
キャンプ場
    
野生動物の侵入を防ぐため
周囲を電流の流れている鉄線で
守られた1画が大キャンプ場

指定された区域には
必ずテーブルと竈がある

隣との間隔も広く、木立もあって
静かに暮らしよくできている




テント設営

まずはテントを張る
新品だと聞く

ポールに吊り下げ式で
2人で協力して張った

金属のペグは地面が硬くて
途中で曲がってしまった!


台所用品

食料からフライパン・鍋・ガスコンロ・
ゴミ缶・なた・水タンク・包丁・皿・ナイフ・
フォーク・スプーン・調味料・ガスボンベ
・・・など、すべて車に積んであった

食料は主に冷凍食品で便利




テーブル

もともとあったテーブルと
組み立て式のテーブルの計2つ

ちゃんとテーブルクロスを敷いて準備
まずはサラダの用意 

蛇口つきの水タンクから水を流しながら
野菜を洗ってちぎる


切る

たまねぎと
きゅうり(とても太くて大きい)を切って


レシピ

キャンプでの夕食・朝食・ランチ
作り方から調味料まで
すべてこのメニューに書いてある

とても面白そうなので
頂けないかと頼んでしまった




茹でる

小型のプロパンガスで調理

ガスコンロは、風があっても
弱火でも消えない優れもの

今日のメニューはパスタ


デザート

今日の夕食のデザート
バナナとチョコチップとマシュマロを
アルミホイルで包み
竈で焼く

でも、夕食を食べ終わった頃には
おなかいっぱいで
とうとう私は食べ損ねた




炒める

パスタソースを作る
要領よく


調味料を入れて
出来上がり
パスタと

ビールを飲みながら
オードブルをつまみながら
作る料理って大好き!




盛り付けも終わって

右後方の青いタンクが水タンク
蛇口をひねると水が出てくる

共用の水道では
水は汲むだけ
洗いものは各自のテント場でする




いただきま〜す

これで1人分




薪は無料
薪置き場から貰ってくる

ここでキャンプファイヤーや
デザートつくりやビーフを焼いたりする


片付け

洗剤入りのお湯

すすぎ用のお湯で1回すすぐ

ふきんで拭いて

収納ボックスへ


トイレ

勿論水洗トイレ
手拭用の紙タオルも設置

汚れた洗剤液などはトイレへ流す

コンセントもトイレにあるので
ここでデジカメ用の充電をする

水のほか熱いお湯も常時出て快適

但し、水を出すためには
カランを押していなければいけないので
片手がいつも必要になる


シャワーで汗を流し就寝

11時頃までは薄明るいので
時刻の観念が狂ってしまう




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