「槍」のためのトレーニング山行
御在所岳 (本谷〜一の谷新道)



大黒岩の上で

立ち上がると足がゾクゾクする・・・と

後ろの形のいい山は「きらら峰」


●場 所 三重県三重郡菰野町
●標高 1212m(混雑する頂上はパス)
●山行日 2007年7月28日(土)
●コース 長石谷登山口(P)・・・御在所山の家・・・大黒岩・・・一の谷新道見晴台・・・御在所山の家・・・長石谷登山口(P)
●多治見から
 登山口まで
多治見=勝川IC=四日市IC=湯の山温泉=長石谷登山口(P)
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機
●参加者 丹羽、水野マ、中島詩
●コースタイム
多治見
勝川IC
四日市IC
長石谷登山口(P)
御在所山の家
大黒岩
見晴台
御在所山の家
長石谷登山口(P)
6:00発
6:30
7:30
7:50〜8:05
8:15
10:55〜11:25
12:15〜12:40
13:15
13:25着

   


一の谷新道への標識

8月の槍ヶ岳のためのトレーニング

近くて、涼しくて
トレーニングになるところを探す

すぐ思いつくのは
長石谷か三口谷か本谷・・・

御在所岳の本谷コースに決める




御在所山の家

御在所山の家から右へ進むと
本谷コース

下山は一の谷新道
この山小屋の後ろに下りてくる
ぐるりコース
本谷の水取り入れ口

しばらく樹林の中を進んでから
右の本谷へ降りる

本谷の水は飲用不可
この水は、違う沢の上流から
引いているらしい
本谷

今日は水量が少ないので歩きやすい

前のパーティーについていくのではなく
どこを歩くと歩きやすいか考えながら
行くように・・・とアドバイス




本谷

時々は左岸の草つきを登る
ルートを探しながら

目の前だけではなく
その次へと続くようにルートを探す
トップを交代

人の後ろについていくだけでは
力がつかない

自分で見極めることが大切




トップに見えないことも

2番手、3番手は、余裕があるので
トップには見えないことも見える
なめ滝

登れそうな滝だが安全を考えて
右岸へ
ここから巻き道になる

岩に赤いマーキングのしてある
丸い木のところを左へ・・・
と言ったのがいけなかった

木が濡れていたのか
岩が出っ張っていたのか
ザックの重さに引っ張られたのか
2〜3m転落!

ザックがクッションになって大丈夫・・・
だったそうだが、
ともかくお茶でも飲んで
気を落ち着かせましょう・・・と勧める

当人より、2番手の人のほうが
ショックが大きかったらしい




巻き道のあとはまた本谷へ

ぐんぐん登る巻き道のあとは
また本谷へ降りる

トップを交代して慎重に
岩にも慣れてきて

岩にも慣れ、
ルート判断もうまくなってきて
スピードも上がる
以前にはなかった鎖も

大きな岩では
以前にはなかった鎖がついていて
それを頼りに登る

にっこり笑える??と注文を付ける


まっすぐ続く谷は

以前は上級者用と大きく書かれていて
一般ルートは左の沢へ入るように
なっていたが
今は、「巡視路」の札があるだけ
モウセンゴケ

以前の記憶では
尾根道と沢道に分かれていたので
沢道を通ろうと
赤いマーキングを目当てに降りたが
どうもおかしい・・・

引き返してしばらく登ってから
沢に下りる

大きな岩がごろごろした不安定な沢道

そしてお楽しみの岩くぐり
小さな穴から出ると
モウセンゴケとキンコウカがお出迎え
キンコウカはもう花が終わっていた




谷を詰める

ゴンドラの下を歩く

今日は人出が多いのか
ゴンドラが後から後から来る




シモツケソウ

湿ったところが好きだというが
この沢筋にたくさん咲いていた

まだ咲き始め


ヤマアジサイ

恵那山で見たのと同じような
白い装飾花


ゴンドラに乗っている人が
手を振っているらしい

下でも、それに応える




ナガバノモミジイチゴ

おいしそうに色づいている
シモツケソウ

ここのシモツケソウは背が低い

大黒岩で休憩

先行していたパーティーが
おーい、おーい・・・と呼んでいたが
どういうわけかこちらへ来ずに
通行禁止のロープが張ってある
左岸へ取り付いたらしい

こちらのほうが静かな奥座敷で
展望もいいのに・・・

足が震えるような景色に背を向けて
休憩する


ちょうど目の前をゴンドラが

ゴンドラの窓を開けたのか
「がんばってー」と言う子供の声がする



きらら峰をバックに

じりじりと暑いが
太陽に背中を向けて座っていると
さわやかな風が吹いてきて快適

きらら峰をバックに
証拠写真を撮ってから
さあ、下山

このルートは新しく一の谷新道へと
つながるルートを切り開いたようで
観光客の混雑の中を歩くとこともなく
そのまま下山道へ進めた




急な下り道

木の根や鎖につかまっての
急な下り道なので
あっという間に
先ほど休んでいた大黒岩が
あんな高いところになってしまった


見晴台

以前より土がえぐられていて
木の根がたくさん露出していて
急な道に変化したような気がする

最後の展望台でゆっくり休憩

あの白い鉄塔
登りには見下ろしていた・・・

本谷はどこだろうと探す
あんな急なところを登ったんだ・・・
と、感慨深い

沢歩きなのに
手も洗えず顔も洗えないのは
まったく残念!

いいトレーニングになった

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