日本一の暑さから逃れたものの・・・  
8月会山行 白木峰へ (万波高原から)





白木峰山頂


シラヒゲソウ


●場 所 岐阜県飛騨市
●標高 白木峰  1596m
●山行日 2007年8月18日(土)
●コース 小坂谷(P)〜小白木峰〜白木峰〜浮島〜小白木峰〜小坂谷(P)
●多治見から
 登山口まで
多治見=可児御嵩IC=飛騨清見IC=R158=R90=R41=R471=大谷林道=小坂谷登山口(P)
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機
●参加者 高木、渡辺、水野マ、荒木、katou、加藤眞、中島詩、勝尾、水野正、水野公、中島冨、長谷川、若尾良、丹羽、近藤、梶田、川井、曽我
●コースタイム
多治見
可児集合地点
蛭ケ野SA
飛騨清見IC
大谷林道入り口
小坂谷登山口(P)
鎖ゲート(P)
小白木峰
白木峰
浮島
白木峰
鎖ゲート(P)
5:00発
5:20〜5:45
6:45〜6:55
7:15
8:20〜8:30
8:45〜8:55
9:00〜9:15
10:10
12:00〜12:20
12:40〜13:00
13:20
15:30着

   






鎖ゲート(P)

多治見を5:00に出発し
休憩を取りながら、
打保(うつぼ)駅前の大谷林道入り口に
着いたのが、8:20

そこから30分ほど林道を登っていくと
小坂谷登山口(P)に着くらしい

林道は、高原野菜を栽培している
万波(まんなみ)高原までは
舗装がされているが
対向車がきたらすれ違いは
どうするのだろう・・・と
心配になるほどの狭い道
ガードレールは、ほとんどなし

万波高原では、蕎麦の花が真っ盛り
人家は見当たらないが、
新しい大きな建物が建っていた

そこを過ぎると
所々未舗装となり、
両側からの野草も伸び放題

そしてたどり着いたのが
左に 鎖ゲートの道
右は この先まだ林道が延びている
ここが、小坂谷分岐地点?


1台の車で、この先を偵察をしてくる
・・・と、その右の林道に進入

しばらく待っていると
空になった車が戻ってきた

どうやら、もうちょっと進めるらしい

この先の駐車スペースが狭いことと
車高があまり高くない乗用車では
ちょっと心配なので
4台の車のうち、1台は
このスペースに置いておくことにして
空の車に乗り合わせて出発

なるほど、がたんがたんと悪路である
でも、そのおかげで30分ほどの
歩きがなくなり、時間短縮となった

運転手さんに感謝

着いたところは、やはり、鎖ゲート
橋の手前に、3台がやっと・・・のスペース

ここで身支度をして出発  9:15

すぐ「一般車両進入禁止」の大きな看板

ツリフネソウ

「一般車両進入禁止」の鎖を潜り抜け
林道歩き

・・・と、のっけから
ツリフネソウに出会った










ハンゴンソウ

林道脇なのに
続々と秋の花に出会える


テンニンソウ

まだ咲き始め


シラヒゲソウ

ユキノシタ科のウメバチソウの仲間

まだ2回しか出会ったことがないのに
こんな林道脇で咲いているなんて・・・










トモエシオガマ

花が、スクリューのように
ねじれているのが特徴


イヌトウバナ?

トウバナ
イヌトウバナ
ミヤマトウバナ
ヤマトウバナ
・・・と、似た名前と花があるが
下唇が大きいのが特徴なら
イヌトウバナかなあ?





アカバナ

紅葉するので
アカバナという名前がついたらしい









登山口

いよいよここから登りに入る



サワオトギリ?

オトギリソウの仲間で、小さな花
ミゾホオズキ

オオバミゾホオズキと違って
葉も花も小さい








ホツツジ

今回、たくさん咲いていた


万波(まんなみ)高原への標識

ジグザグに登って尾根へ出る

逆方向の標識は多かった


ヤマアジサイ










オオカメノキの実

遠くからでもぱっとよく目立つ


ナナカマド

まだ緑色の実



ツバメオモトの実

素敵な青色

あちこちにたくさんあった







リョウブ

今が花盛り


富山県方面への道との分岐

稜線へ出れば風が通る・・・・
と思って楽しみにして歩いていたが
稜線に出ても風はなし


整備されている稜線の道

白木峰までずっと草刈りがしてあった

それもつい最近らしい
こんな長い区間の
整備をしてくださった方に感謝










稜線から望む富山の山々


オオコメツツジ

葉には、糸状の長い毛があり
3脈が目立つのが特徴らしい

日本海側に分布する・・・とも

コメツツジという
葉や花がやや小さいのもある


小白木峰

倒れかけた三角点標識

小白木峰の標識は見当たらず?








稜線歩き

風はまったくなし

所々にオオカメノキやリョウブ


リンドウ

半開状態の花




ゴゼンタチバナの実

花もすっかり終わり
実ができ始めていた








アカモノ

「ビタミンCだから、食べてみて」
・・・と勧める

ブナの林の中で休憩

昨日、一昨日と40度を超える
日本一の暑さ

山は涼しいだろう・・・と期待していたが
暑くて暑くて汗が滴り落ちる


小白木峰への標識

小白木峰への逆方向の標識はあるが
白木峰への標識はなし






ヤマアジサイ

真っ白で涼しい色合い


ヤマアジサイの中を歩く



ツバメオモト

茎が長く
実が重くなり倒れてしまったらしい






ツバメオモト

きれいな瑠璃色
続く階段

頂上近くまで続いている

こんな整備をしてくださった方に感謝



じりじりと暑い日差しの下を歩く

夏に登るには、標高が低すぎたかも








アキノキリンソウ

こんなに固まって咲くのも珍しい


また、階段




リンドウ

このあたりたくさん咲いていた








あの上なら涼しいかも・・・

周りはコメツツジとホツツジが混生


頂上か?と期待していたのはこれ

ずっと下のほうから
ピークに何かが建っているのが見えた

あそこが頂上かも?と期待していたのは
新しい祠


ガスが出てきて少し涼しくなった

周りは、イワイチョウとイワショウブ

湿地性の花なので
今は涸れているが湿地だったらしい







イワイチョウ



イワショウブ




富山県側からの登山道との分岐

この分岐からすぐ山頂
(人が集まっているところ)




アザミの仲間 オオバギボウシの実

ほとんどがこんな実になっていた


コバイケイソウの実





アキノキリンソウ

後続のパーティーを迎える

あまりの暑さに日傘を差している人も

山小屋で帽子の盗難にあったとか
ええーっ、そんなことがあるの!?


白木峰山頂

大きな指標板がテーブル代わり








高層湿原の散策に出かける

左へ行くと白木小屋へ通じる

右は浮島方面へ

涼しい風が吹き渡り、昼寝にぴったり


後続のパーティーが

振り返ると、後続のパーティーが
山頂から降りてくる


三段の池

上から順々に流れ込んで
三段になっているらしい

トンボがしきりに産卵中だった






モウセンゴケ

池や池塘の周りにはモウセンゴケが
たくさんあった
木道はあるが

木道以外は本来湿地だったのだろうが
今は水も涸れ、乾燥していた


木道は所々朽ちてガクッとくる


池塘も数ケ所ある







この湿原が花盛りの頃は

7月頃、
ニッコウキスゲがたくさん咲くという



あの丘を超え

少し下ったところに浮島があった
浮島

花が終わっていたワタスゲ数本
イワショウブ、イワウチワ  たくさん
オタマジャクシもいた






これで全パーティーが集まった

膝が痛い女性は頂上で待っていたが


また、白木峰へ

浮島の周りでのんびりした後
また、白木峰へ引き返す


記念の集合写真






さあ、下山

また暑い下界に帰らなければならない
今日は何度だったのだろう?

また、階段を下って

行きに青息吐息だった階段も
楽々下る

ガスが出てきて
雷鳴が時々聞こえてきた

どんどん下るのみ

両側の花に目をやる気も失せた


ツルニンジン

2回の休憩で登山口へ

確か沢を渡ったはず
その水で顔を洗おう・・・と足早になる





ゲンノショウコ

沢水のところで全員休憩
とっても冷たい水で生き返る

タオルを濡らして顔を拭く
い〜い気持ち〜〜


行きには目に入らなかった
濃いピンク色のゲンノショウコ


シラヒゲソウ

行きに見つけた花の近くは
シラヒゲソウの群生
きれいな花もあり
もう一度シャッターを押す

小沢からすぐ鎖ゲートで
駐車スペースに着

帰りは3台に18人を乗せ
先ほど1台置いておいた分岐へ

汗びっしょりなので温泉によって帰宅



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