初秋の西鎌尾根から  
槍ヶ岳




鏡平小屋前にて


槍ヶ岳山頂


槍平小屋にて

●場 所 長野県、岐阜県
●標高 槍ヶ岳 3180m 
●山行日 2009年8月28日(金)〜8月30日(日)
●多治見から
 登山口まで
多治見=高山西IC=新穂高市営無料駐車場・・・登山口

鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機
●参加者 西尾、丹羽、大川陽、中島詩
●行 程  8/28
多治見
高山IC
新穂高市営駐車場
バスセンター前
自家さ新道分岐
ワサビ平小屋
秩父沢
鏡平小屋
笠ヶ岳分岐
双六小屋

3:30発
5:20
6:30〜6:50
7:05
8:20
8:40
10:00
12:30〜12:50
13:50
15:25着

 8/29
双六小屋
樅沢岳
千丈乗越
槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳往復

6:35発
7:10
10:15
11:40
13:25〜14:25着

 8/30
槍ヶ岳山荘
槍平小屋
滝谷出合
白出沢出合
駐車場
ホテル穂高で入浴

5:50発
8:40〜8:55
9:45〜9:55
11:10〜11:20
13:15着
14:50発

 


1日目 8/28
 
新穂高〜ワサビ平〜鏡平〜双六小屋

新穂高市営無料駐車場から
約10分でバスセンターに着く

シーズンの終わりのせいか、
平日のせいか、駐車場は空いていた

バスセンターの前には
以前は無料の温泉があったが
まだ閉鎖中
その横にはトイレもある

蒲田川を渡り、左俣林道へ





ミヤマシグレ:ガマズミ科 笠新道の分岐

水場もある




ツルニンジン:キキョウ科科

蕾がたくさんついていた
まだまだこれからの花




ソバナ:キキョウ科

咲き残りの花
サラシナショウマ:キンポウゲ科

蕾のうちは上を向いているが
花が咲くと重みで垂れるらしい




サラシナニョウマ:キンポウゲ科

咲きそろうと、真っ白で豪華な花




笠新道分岐で休んだばかりなので
ワサビ平小屋は通過
小池新道へ向かう






ゴマナ:キク科

左俣林道には
ゴマナ・ノリウツギ・アキノキリンソウ
などが咲くのみ




ノリウツギ:ユキノシタ科

純白の花




秩父沢

水量は多くない
ミソガワソウ:シソ科

名残りの花




トリカブトの仲間・キンポウゲ科

紫色が美しい




ハンゴンソウ:キク科

鮮やかな黄色はよく目立つ
オトギリソウの仲間:オトギリソウ科

雄しべ・雌しべが
花びらより長く突き出ていて、
花火のように見える




シシウドガ原

名前どおりシシウドが多い




今回は、ジグザグコースのみ
左側のコースは閉鎖してあった
タケシマラン:ユリ科

おいしそうな真っ赤な実

オオバタケシマランとの違いは
花柄が曲がるか(オオバ)
曲がらないか(タケシマラン)だと




ヒョウタンボク:スイカズラ科

おいしそうな赤い実だが、有毒

激しい嘔吐、下痢、麻痺を起こすらしい
鏡平への登りの途中で一休み
鏡池に着いた

周りは濃いガスで、視界も悪い

鏡池に写るはずの槍ヶ岳は
想像の中だけ




オヤマリンドウ:リンドウ科
と、
チングルマの種:バラ科
鏡平山荘に着いた

ここは昼食休憩ということで
20分も休憩した
(普通は5分休憩)
ウラジロタデ:タデ科

赤く見えるのは、雌株で
受粉して実になったもの

白いのは、雄株だろう




トリカブトの仲間:キンポウゲ科

この花だけは、今が見頃
アザミの仲間:キク科

この花も、今が見頃
みな、横を向い咲いている




キオン:キク科






笠ケ岳との分岐に着いた

ガスで何も見えず

ここからはたらたらの稜線歩き




双六山荘へ向かう稜線

やっと白いガス以外のものが
見え始めた
エゾシオガマ:ゴマノハグサ科






ウサギギク:キク科

ヨツバシオガマ:ゴマノハグサ科

雪渓が遅くまで残っていたところでは
まだ、夏の花が残っていた




ライチョウ

どうやら、今年生まれた子供らしい

一生懸命、草の種を食べていた

ほんの1mほどまで近づいてきて
種を引きちぎる音まで聞こえた




ハクサンイチゲ:キンポウゲ科

これも、夏の花の名残り
チングルマ:バラ科

これも、夏の花の名残り




チングルマ:バラ科

たいていは、こんな種になっていた
クロユリ平で休憩

もうすぐ、双六小屋





クロトウヒレン:キク科
と、
ウメバチソウ:ユキノシタ科

どちらも晩夏の花




やっと双六平に出た

木道の先に、小屋があるはずだが
ガスのため見えず

ぱあーっと、ガスが晴れた瞬間
赤い屋根が見えた




双六小屋のテント場前で

ガスが晴れたので
「今のうちに・・・」と、
急いでシャッターを押す




双六小屋の前で

明日はガスや雨で
写真が撮れないかもと思い
今日のうちに撮っておく
ご苦労さん・・・のビールを飲もうと
談話室を覗いてみるが、満員

フリースの上に雨具を羽織って
外の椅子に腰をかけていると
ぽつぽつと、雨が降って来た

夕食の後、
明日が本番の「山小屋コンサート」を
前夜の今日も開催する・・・
と、聞いた

シンガーソングライターの
『リピート山中』さんが出演

なつかしのフォークソングや
自作の歌の弾き語りを聴いた

明日の天気も心配で
途中でテレビの天気予報を
見に行ったが
「前線が南下するので、今夜から
明日の昼頃まではよくない」・・・
とのこと

う〜ん、どうしよう??と迷う





2日目 8/29
 双六小屋〜千丈沢乗越〜槍ヶ岳山荘〜山頂往復〜槍ヶ岳山荘

オニシモツケ:バラ科

夜中ずっと、ガラス窓を
打ち付ける雨と風で眠りが浅い

前進するか、下山するか
風雨が強い天候で、
危険な場所はあったか??
一生懸命思い出すが
これといった所はなかった記憶

朝のテレビも、
雨のち曇りといっているので
相談の結果、前進することになった

6:30まで待って小屋を出発
樅沢岳までの稜線は
吹きっさらしで雨・風とも強かった

しかし、その後は
ハイマツの陰などで風雨は弱まり
ザックの中に入れておいたカメラを
取り出すこともできるようになった




オニシモツケ:バラ科(白色)
オタカラコウ:キク科(黄色)
ウラジロタデ:タデ科(赤っぽい色)

秋のお花畑の前で
ウスユキソウの仲間:キク科




トウヤクリンドウ:リンドウ科

ぱっと全開しない花




ガスが出るとライチョウに会える
・・・・とは、本当

近くに、5〜6羽
ちょっと遠くにもかなりの数




千丈沢乗越に着いた

前のパーティーに追いついてしまった

後ろからも声が聞こえるが
姿は見えず




槍ヶ岳山荘への登りで
やっと周りの景色が見えるようになった

思わず歓声が上がる

こんな景色だったんだと
初めて分かった




槍ヶ岳山荘への登りの途中で
後ろを振り返る

先ほど追い越したパーティーが見える
すぐまた、濃いガスがかかり
周りは真っ白で何にも見えず

千丈沢乗越から槍ヶ岳山荘まで
登山地図には、「2時間」とあったので
そのつもりで一息入れ
「あと、40分で山荘だから
頑張って歩こう」と思っていたら
ものの5分で
大きな広場についてしまった
標識もあった

トップのリーダーが
「どっちへ行くの?」と聞いたので
「左へ」と答えたところ
「赤い屋根が見える!」
・・・と言うではないか

ええっ?
何も見えなかったが、なんと!
槍ヶ岳山荘の横に着いてしまっていた

小屋で宿泊手続きをして
案内されたところは、
カイコ棚のある部屋の2階部分

階下は
既に到着した3人パーティーがいた




乾燥室に湿った物を吊し
一息ついてから談話室へ
(ぽかぽかして暖かかった)

窓から外の景色を見ている男性が
「槍が見えた!」と実況中継してくれる

急いで窓に近づくが
その間にガスってしまい
また、真っ白の世界になってしまう

そのうち、
ガスが切れる間隔が短くなってきたので
槍の頂上まで登ることにして
外へ出てみると、
槍の中腹には、既に
大勢の人が張り付いているのが見えた



槍へ出発!

槍が初めてのリーダーに
トップで歩くことを勧める

今回、槍が初めて・・・2名
2回目・・・1名
3回目・・・1名





槍への登り-1

白ペンキが、べたべた付いていて
迷うこともなく行ける




槍への登り-2

登りと下りとは、矢印で分けてある



最後の2連の梯子を登ると山頂

お社の前で記念写真

しばらく晴れるのを待っていたが
期待できそうにないし
次から次へと登ってくる人がいるので
下山を始める




1時間弱で山荘まで降りてしまった

まだまだ夕飯まで時間がある

今回、双六岳へ登ってから
槍ヶ岳山荘を目指す予定だったが
風雨のため双六岳をパスしているので、
約3時間分歩き足りない

天候も良くなってきそうだったので、
3名のみ、散歩気分で
大喰岳(おおばみだけ)へ行くことにした

空身なので足取りも軽い

大喰岳(おおばみだけ)の山頂付近は、
広い上にあちこちにケルンがあるので
注意していないと
ニセピークにだまされてしまう

しっかり探して頂上標識の前で
記念写真




しかし、待っても待っても、槍の姿は見えない
声だけはよく聞こえた

昨夜の、リピート山中さんの「コンサート」で聴いた
般若心経の呪文を、空に向かって大声で唱える2人
(彼女達は、何度も般若心経を唱えたことがあるそうで、すらすらと口に出ていた
周りに誰もいない3人だけの世界なので遠慮しなくてもすむ)

青空が見えるようになってくると
やっと、槍や槍ヶ岳山荘が見えてきた

その素晴らしさに眼を見張った
大喰岳(おおばみだけ)は、槍のまん前、槍の展望台なのだ






イワギキョウ:キキョウ科




ガスが切れるとともに、周りがよく見えるようになった
一番遠くの稜線は、右から、常念岳・横通岳・東天井岳へ続く

真ん中の稜線は、喜作新道から大天井(おてんしょう)岳へ続く

一番手前の赤い屋根は、殺生(せっしょう)ヒュッテ
その上の稜線は東鎌尾根




槍ヶ岳山荘へ戻り
今度は4人でで
双六小屋から歩いてきた稜線を
確認するため、山荘の裏へ行くと
槍と、小槍が目の前にくっきり見えた!

槍の山頂には
人影も見える

西鎌尾根も
ガスに隠れながら、後半部分が見えた




赤い岩肌の尾根は、硫黄尾根
(この写真では、赤さがはっきりしない・・・)

真っ白のガスの中を歩いている時
硫黄の臭いがしてきた

「こんな所に温泉があるはずないが
源泉があるかも」
・・・と、言っていたが、
硫黄尾根と関係があったのだろうか





親切な男性に
山の名前を解説してもらいながら
展望を楽しむ

奥から乗鞍岳
その手前が焼岳
その手前の左が、西穂高岳
テント場の上から見た槍ヶ岳山荘




テント場の上から見た
今日歩いてきた西鎌尾根

千丈沢乗越から、かくっと曲がっていることがよく分かる





3日目 8/30
 槍ヶ岳山荘〜槍平小屋〜新穂高

夜中、星を見に外へ出てみたら
濃いガスで真っ白

朝も同じ濃いガス

展望は諦めて、出発




セリ科の花



飛騨乗越を右折
ガラガラ地帯を過ぎると
夏なら、お花畑の地帯に入る
トリカブトの仲間
あちこちに咲いている

紫色が美しい




トリカブトの仲間:キンポウゲ科(紫色)
セリ科の花
(白色)
ウラジロタデ:タデ科
(赤っぽい色)

ハクサンフウロ:フウロソウ科

種もでき始めている
千丈沢乗越への分岐

ここを登ると、昨日の乗越に出る




クロウスゴ:ツツジ科

この辺り、実がかなり残っていて
取り放題・食べ放題
10個ほどまとめて口に放り込む




ベニバナイチゴ:バラ科

きれいな赤色で、大きな実だが
種が大きく、しかも固いので
おいしくない






アザミの仲間

アザミ畑といえるくらい群生していた

皆、同じ向きを向いているのが面白い





ヒョウタンボク:スイカズラ科






シシウド:セリ科

咲き残りだが、真っ白で美しかった
カニコウモリ:キク科
コウモリソウ:キク科

カニコウモリ

同じような環境で咲いている




秋のお花畑の前で
槍平山荘に着いた

20名ほどの団体が出発してしまうと
ひっそりしてしまった




滝谷出合

槍平から「1時間」と、地図にあったので
まだまだ・・・と思っているうちに
45分ほどで着いてしまった




水量の少ない滝谷を渡る

しっかりした橋で歩きやすい




センジュガンピ:ナデシコ科




ニワトコ:スイカズラ科

赤い実が人目を引く




白出沢(しらだしざわ)

ここから1時間半で新穂高に着く

沢を渡るとすぐ、広い林道になった




ミヤマシグレ:ガマズミ科

赤い色はよく目立つ
林道にたくさん咲いていた




タマアジサイ:ユキノシタ科 キツリフネ:ツリフネソウ科
もうすぐ、ゲート
今回の山行も、もうすぐ終わり・・・


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