岩峰と岩稜の核心部 そして寛容なる爺ケ岳へ
   後立山縦走 五竜岳〜鹿島槍ケ岳〜爺ケ岳



五竜岳


鹿島槍南峰


 爺ケ岳中峰
●場 所 富山県黒部市、長野県大町市
●標高 五竜岳2814m  鹿島槍ケ岳2889m  
爺ケ岳 2679m 
●山行日 2010年8月21日(土)〜8月23日(月)
●多治見から
 登山口まで
多治見=みどり湖SAで朝食=豊科IC=信濃大町市営無料駐車場
 
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠ロープウェイ・リフト
●参加者 大川陽、丹羽、西尾、若尾良
 ●行 程  8/21
多治見
みどり湖SA
豊科IC
信濃大町市営駐車場
信濃大町駅
神城駅
テレキャビン駅
地蔵の頭駅
小遠見
中遠見
大遠見
西遠見
白岳
五竜山荘

3:55発
5:35〜5:50
6:05
6:50〜7:05
7:18発
7:50〜7:55
8:20発
8:35〜8:55
10:20
10:45
11:30
12:20
14:00
14:10着

8/22
五竜山荘
五竜岳
北尾根の頭
キレット小屋
鹿島槍北峰分岐
鹿島槍北峰
鹿島槍南峰
布引山
テント場
冷池山荘

5:00発
6:15
8:35
10:25
12:10
12:25
13:20
14:15
15:05
15:15着

8/23
冷池山荘
赤岩尾根分岐
爺ケ岳中峰
爺ケ岳南峰
種池山荘
登山口

5:30発
5:45
6:50
7:20
8:05
11:20着

地図はこちら  コメントは4人で分担


 8/21

五竜遠見駅
JR神城駅でシャトルバスが待っていてくれた


始発のテレキャビン駅   階上から長蛇の列
テレキャビン  ゆったり4人乗り


雲間に八方尾根


リフトへの乗り換え
リフト駅への道路にヤナギランの群生


リフトから降り、さあ、これから出発
バックは八方尾根


歩き始めからすぐ、お花畑
傍らにツリガネニンジン アザミ?


パラグライダーを楽しむ人
私たちの頭上すれすれに飛んでいた
その通りです!


見返り坂から眺めた景色

小遠見山への急登


やっと 着きました!

今度は下り


案内板を横目に通過


大きな雪渓がまだ・・・


まだまだ 登りは続く!

遠見尾根の案内板は 親切


「小」「中」「大」の次は、「西」遠見


またまた下る


長〜い遠見尾根を振り返る


あの やせ尾根を・・・
ガスが出てきた


白岳は雲に隠れて
歩いてきたコースを振り返る
いくつものピークを越えてきた・・・


斜面に群生する アザミ
(タテヤマアザミ)*
あのピークが白岳


ピンクのシモツケソウが、
ガスをバックにして鮮やか
ガスが片面にだけ 吹き上げている

五竜岳がうっすら見えてきた!


やったー 山荘だ!
ヤマハハコの群生


お疲れさまー 思わず笑顔が



斜面に張ったテント群
このあと、小屋近くの特等席に引越し

今夜は安心して眠れる


明日登る五竜岳を望む




 8/22
テント場からご来光


どっしりした五竜岳へ
昨夜泊まったテント場を見る


五竜への登りー1  山が茜色に染まった
五竜への登りー2  今度は金色になった!



急な登りの岩場
大部分の人は、身軽での往復


五竜岳頂上を望む



鹿島槍が見える
五竜岳の次はあそこまで


頂上までもう少し


ここが頂上かと思ったが、分岐だった
五竜岳頂上 バンザ〜イ!


立山連峰、劔岳が目の前に・・・


唐松岳・白馬槍方面
1週間前、天気が悪くて行けなかった山々


北アルプスの山並みが続く
どんどん縦走すると
鹿島槍ケ岳〜爺ケ岳〜針の木岳〜蓮華岳へ



ここをクリックすると大きく見えます
鹿島槍ケ岳までがんばろう・・・ 五竜岳からの下りは、足元要注意!
鞍部で、今下ってきたルートを振り返る
(左奥が五竜岳)


G4、G5という難所があると聞いていたが
ここ!という場所は分からずじまい

(G5だけは赤ペンキで書いてあるのを
遠目に見たが)


とにかく岩場の連続
アップがあればダウンもある
鎖も多い、梯子もある
8:15
出発してから3時間が過ぎ
五竜岳が遠くになったちょっとした広場
展望もいいので休憩


左と同じ場所で
これから、あの鹿島槍に向かう
まだまだ遠い



ここをクリックすると大きく見えます
あの岩山のずっと上のほうに梯子が見える


息を整えてから梯子をつかんで登る
天気のいい日の稜線歩きは気持ちがいい



「北尾根の頭」
標識の文字が薄い
目の前は、劔


まだまだ遠い遠い鹿島槍


岩場の急な登り  何度も何度も

やっとキレット小屋が見えた・・
手前で休んだので、ここは通過
わぁ〜 ヘリだ〜
キレット小屋の荷物を降ろす
私達は急な坂に身を伏せて待つ


キレット小屋からは急な登りになる


今度はクサリだよー
急な登りを 登る 登る

キレット小屋からの急な登りの後は、
ハシゴを慎重に下る



ここをクリックすると大きく見えます
昨日、とおみ尾根から見上げた雪渓を眼下に


目線は劔、立山


鹿島槍までの苦しい登り-1

鹿島槍までの苦しい登り-2
五竜からここまで歩いてきた・・・


鹿島槍、北峰まであともう少し


やっと吊尾根の分岐に到着、荷物を置き北峰へ


ここをクリックすると大きく見えます
北峰に着きました・・・   疲れた・・・

南峰への途中、北峰を振り返る
よ〜く歩いてきたね〜


南峰で今度は元気良く、はいホーズ


鹿島槍南峰から冷池山荘へ下る
下山は早い、鹿島槍を振り返る


目の前は布引山
布引山への途中、鹿島槍の双児峰を振り返る


布引山山頂


最低鞍部より
冷池山荘がとても遠く感じられた


  8/23
小屋前の広場で、日の出を待つ


冷池小屋は新しく快適な小屋になっていた
一面の雲海の上の日の出


モルゲンロートに染まった鹿島槍
今日は最終日、爺ヶ岳へ


斜面が崩れた上に小さく冷池山荘が見える
その右に、布引山ー南峰ー北峰が並ぶ


赤岩頭の分岐手前
山荘を振り返る
山荘上の山の上部がテント場
あまりの遠さにテント泊はあきらめた
テントを持っているのに・・・


これがそのテント場


遠くに可愛い赤屋根の種池山荘
爺ヶ岳、中峰へ


爺ヶ岳、中峰山頂
バックは鹿島槍
中峰山頂より
遠く、槍ヶ岳も見える


爺ヶ岳中岳より南峰を眺める


南峰山頂  もう登りはなし〜



ここをクリックすると大きく見えます


  のんびり良い眺めを楽しんでの下山
真正面に劔・立山

種池山荘目指して下山-1
正面は、蓮華岳


   
    
途中、雷鳥の親子が登山道に
左 母親  中 子ども-1  右 子ども-2


種池山荘目指して下山-2


種池山荘前のお花畑を横目に、柏原新道へ
柏原新道を下る
ずんと下に扇沢が見下ろせる


タクシー予約時間を見計らって、木陰で休憩
(後で分かったが、ケルンのすぐ手前だった)


もう少しで登山口


登山口に到着
お疲れ様〜
タクシーは予約の30分前、11:30に来ていた



 出会った花や実
アカモノ(別名 イワハゼ)の実:ツツジ科


オオカメノキ(別名 ムシカリ)の実:スイカズラ科
ゴマナ:キク科



ママコナ:ゴマノハグサ科
花の下唇にある白い突起が米粒に似ているから
飯子菜(ママコナ)という名前がついたとか、
種が米粒のように見えるからとか、
2つの説がある

よく似ているミヤマママコナは
この突起が黄色いそうである


ゴゼンタチバナの花:ミズキ科


ゴゼンタチバナの実:ミズキ科
オヤマリンドウ:リンドウ科


ミヤマコゴメグサ:ゴマノハグサ科*


モミジカラマツ:キンポウゲ科

ハクサンボウフウ?:セリ科
シラネニンジン?:セリ科


コバイケイソウ:ユリ科


ハリブキの実:ウコギ科


ウサギギク:キク科


ヤマブキショウマ:バラ科*


ミヤマアズマギク:キク科


ミヤマリンドウ:リンドウ科


ヤハズヒゴタイ:キク科



シロバナニガナ:キク科
花びらが10個以上と多いのでシロバナニガナ
シロニガナは、花びらの数がすくないとか


カライトソウ:バラ科
先端の部分からだんだん下へと咲き進むのが特徴


ウラジロタデタデ科
雌雄異株
これは雌株 受粉した若い果実は赤っぽくなるとか


タテヤマアザミ:キク科*
皆、横を向いていた


シモツケソウ:バラ科
とても鮮やかだった
イブキジャコウソウ:シソ科



タテヤマウツボグサ:シソ科
低地で咲くウツボグサに比べると
色はぐんと鮮やか、花もぐんと大きい


オオヒョウタンボクの実:スイカズラ科
おいしそうな色をしているが、
別名「嫁殺し」といって猛毒だそうである


ヤマハハコ:キク科



オヤマソバ:タデ科
ソバの花に似ているので
こんな名前が付けられたようである


タカネマツムシソウ:マツムシソウ科
低地で咲くマツムシソウに比べると
花が大きく背が低い

ウメバチソウ:ユキノシタ科




ダイモンジソウ:ユキノシタ科
高山型のミヤマダイモンジソウは、
全体が小型で「大」の下の花びらが
あまり長くならないそうである


タイツリオウギの実:マメ科
ぷっくり膨らんだ実が、「鯛」に似ていることから
こんな名前がついたようである

花の時は、イワオウギやシロウマオウギと
よく似た白い花だが
実になると、かんたんに区別ができる

イワオウギの実
マメごとにくびれができるのが特徴


トウヤクリンドウ:リンドウ科
全開しないのが特徴

これくらいで、精一杯




シラタマノキ(別名 シロモノ):ツツジ科


チングルマの穂:バラ科


コケモモの実:ツツジ科


ハクサンフウロ:フウロソウ科


ベニバナイチゴの実:バラ科

大きくて真っ赤でおいしそうに見えるが、
試食した人の話では「おいしくない」そうである


  * 印は、2010年12月16日、白馬五竜スキー場「エスカルプラザ」でお会いした「白馬五竜高山植物園:坪井氏」より教えて
    いただいた名前

   雪山を歩こうと白馬五竜スキー場に出かけ、帰りのシャトルバスを待っている際、暇そうにしていたからか声をかけて
   もらい、名詞をいただいた。
   
   名詞に書いてあったアドレス宛てに、名前が特定できなかった花の名前を尋ねた所、親切にも返信メールが届いたので、
   訂正しました。

   有難うございました。


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