まさかの雪景色と登りごたえのあるコース |
野登山(ののぼりやま)〜仙ケ岳 |
野登寺(やとうじ) 葉っぱに積もった雪 仙ケ岳山頂にて |
●場 所 | 三重県鈴鹿市・亀山市 | |
●標高 | 野登山851.6m 鳩ケ峰 710m 仙ケ岳961m |
||
●山行日 | 2012年3月25日(日) | ||
●コース | 小岐須渓谷山の家(P)・・・一の谷・・・鞍部・・・鳩ケ峰・・・鞍部・・・野登山・・・仙鶏尾根・・・仙ケ岳・・・小社峠・・・大石橋・・・小岐須渓谷山の家(P) | ||
●多治見から 登山口まで |
多治見=勝川IC=東名阪=鈴鹿IC=小岐須渓谷山の家(P=登山口) ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
||
●参加者 | 市川、大川陽、西尾、丹羽、若尾良 | ||
●コースタイム | 多治見 大山田PA 鈴鹿IC 小岐須渓谷山の家(P) 鞍部 鳩ケ峰 鞍部 野登山 野登寺 仙鶏尾根入口 仙の石(昼食) 仙ケ岳 小社峠 大石橋(P) 小岐須渓谷山の家(P) |
5:55発 6:50 7:18 7;30〜7:40 8:50 9:05 9:20 10:10〜10:20 10:30 10:50 12:15〜12:40 12:50 13:10 14:40 15:00着 |
|
周辺地図はこちら コース図はこちら |
多治見から約1時間半で、小岐須渓谷山の家(P)到着 鈴鹿ICからは10分ちょっと すでに10台くらいの車が駐車してあった 登山口は、右側の標識の所 「一の谷 通報ポイント 1」がスタート |
雪がちらちらして、寒いので、 防寒具や雨具を着込んでの冬支度で出発 ツバキのトンネルを過ぎ、川沿いに進む |
透明度のある川を渡る |
一の谷までは、なだらか地帯 |
一の谷につきあたり、右岸を登る 右下は、深い谷と、大きな滝 滑りやすい登山道には、鎖が設置 |
色鮮やかな苔! |
「通報ポイント 3」を通過 |
ハナネコノメ:ユキノシタ科 あちこちに株があったが、まだ咲き始め 紅色は、おしべの「ヤク」 |
何度も沢を渡り・・・ |
谷沿いに登る |
「通報ポイント 5」を通過 |
シキミ:シキミ科 開花はしたものの、雪にさらされたせいか 変色している花が多かった |
もうすぐ鞍部 滑りやすい急斜面を登る |
鞍部に到着 左・・・鳩ケ峰 右・・・野登山 |
入道ケ岳がどっしりとそびえていた 12月に登ったばかり |
|
鳩ケ峰を目指す トラバースで進むも、尾根で進むも自由自在 |
山頂へ続く尾根に出た 前方の小高い所がどうやら山頂らしい |
山頂に到着 眼下には、光る伊勢湾や、ゴルフ場らしき所が見える 5分ほどで鞍部に向けて出発 |
山頂から約10分で再び鞍部に到着 野登山を目指す |
急な山道が始まる |
「通報ポイント 7」までは、 カメラを取り出せないほどの急坂 |
登るにつれ雪が出てきた 降ったばかりのふわふわ雪 麓の雨が、山では雪だったらしい |
展望台(にしてはちょっと低い)のある小広場に到着 鞍部から30分で到着 NTTの大きなアンテナがよく見える |
小広場から見えるのは、先程登った鳩ケ峰のよう |
野登山を目指す 大きな広場に出た 『國見のひろば』の文字 近くには柵で囲まれた灯篭もあった |
『國見のひろば』から鎌ケ岳を望む 特徴のあるとんがり山なのでよく分かる その右後ろは、御在所岳 |
|
さて、野登山の山頂はどこ? 稜線は広く、下から車で登れる車道もあり 地図を見てもよく分からない・・・ とにかく高みを目指して車道を歩き アンテナを目指すと・・・ |
右に入る小道があり、標識には「野登山」とある |
「国見石」を過ぎ・・・ |
三角点の標識を見て右折すると・・・ |
すぐ三角点に到着(足元にある) 右の柱の名残は、「野登山」の看板が落ちた跡 落ちた看板は折れ曲がり字も薄くなっていた |
野登寺(やとうじ)を目指す 湿地帯のような所を過ぎ、谷を渡って回り込む 杉の巨木があちこちに立っていたが 切り倒された大株もあちこちにあった 1998年の台風によって杉の大木が倒れ 本堂や鐘楼を直撃したそうである 今、建っている本堂や鐘楼は 2003年に修復されたものらしい |
山門に出た 『左・・・参拝順路 右・・・帰路』とあるが、 仙鶏尾根への道を探すのだから 登り坂の右の道へ進む |
多数の観音像や大きな鐘楼を通り過ぎると 長い階段の先に本堂が見えた でも、どこにも『仙鶏尾根へ』の標識が無い あちこち探していると、上の方から人声 |
仙鶏尾根を通って来たというグループに出会い、 地図を見せながら入口を尋ねる 「車道を進むのがわかりやすいが、 無線中継所の裏側から尾根に入るという方法もある 但し、分かりにくい・・・」と |
本堂の右横から山道に入り 上の車道を目指す 見下ろす本堂は立派 正しい名称は、 「鶏足山野登寺」(けいそくざんやとうじ) あ〜、だから「仙鶏尾根」と言うんだね 今でも2月には星供会(節分星祭り) 4月には、五穀祭なども開かれているとか |
さて、無線中継所に出たものの 『裏側から入る』という道が分からず やむなく、下の車道をめがけて ショートカットすることになった 葉っぱの上に積もった雪は滑りやすく すってんころり・・・ともなる |
車道歩きをしばらくする 左上には、無線中継所 「その裏の尾根」・・・とは、ずいぶん高い所 そして、この林道に下りるというわけ |
仙鶏尾根入口に到着 野登寺からうろうろ探して20分 |
急な杉林の中を、滑らないように注意して下る |
ど〜んと下った後には ど〜んと急な登りが待っていた |
ヤセ尾根・鎖・岩場が続く |
小岐須渓谷への分岐に出た 2010年11月には、ここから下山した |
急な登りはまだまだ続き、仙鶏尾根の核心部 |
下りも大変だったが、登りも大変 |
だんだん雪も多くなり、周りは雪景色となった |
登りついた所が・・・ |
「仙の石」の近くのスペース ここなら岩陰で風も来ないだろうと昼食タイム |
野登山の無線中継所もよく見える 無線中継所のアップ |
|
「仙の石」の横でパチリ 「仙の石」が大きすぎて全体が入らない 後ろへ下がると、崖下まっしぐら |
これが「仙の石」の全体像 |
仙ケ岳を目指す |
また急登・・・そして下って・・・ |
また登った所が・・・ |
仙ケ岳山頂 寒くて寒くて、早々に小社峠へ出発 |
山頂から「仙の石」と南尾根を望む 「仙の石」のアップ |
|
左の滋賀県側から冷たい風が吹き付ける 先程まで2℃だったのが、0℃を下回った |
葉っぱにもふわふわ雪が積もって 周りは雪山の風情 |
小社峠に到着 山頂から15分下ると、雪がぱったり消えた ここから右折して下る |
杉林の中を歩く 足元は滑りやすい |
雪を被ったミヤマシキミ:ミカン科 |
どんどん下る |
沢を何度も渡る |
こちらのコースにも「通報ポイント」がある |
沢音を聞きながらの歩きは大好き |
突然陽が射してきた! つい数分前には アラレっぽい雪がど〜っと降っていたのに |
仙鶏尾根からの道と合流 2010年11月は、ここへ降りてきた |
ずっと沢沿いに歩き、何度も沢を渡り・・・ |
平らな道になるとゴールも近い |
最後の沢を渡ると・・・ |
林道に出た ここから大石橋の駐車場まで約25分 さらに、小岐須渓谷山の家(P)まで約25分が待っている 雨っぽくなった雪降る道の林道歩き |
大石橋の駐車場 2011年11月は、 ここに駐車して宮指路岳〜仙ケ岳を周回した |
ヤブツバキもちらほら咲いている |
もうすぐ小岐須渓谷山の家(P) |
小岐須渓谷山の家(P)に向かって歩いていると 右側のガードレールの向こう側に 変わったものを見つけた こんな感じで、木いっぱいに茶色の花?をつけていた これは写真だけでは分からないかも・・・と思い 一枝貰ってきた 同行者は「これが花?虫の卵では? 水にさしておいて虫になるかどうか確かめたら・・・」と 恐ろしいことを言う |
木に詳しい友人に実物を見てもらったところ 「イヌガシの雄花」と判明!!:クスノキ科 図鑑やネットで調べると、 『雌雄異株で樹高5m〜10mになる』 ⇒うんうん、その通り 『雄株の花はたくさんの小さな花が集まって、もこもこした状態』 ⇒うんうん、その通り 『3〜4月に、暗紅紫色の花をつける』 ⇒うんうん、その通り 『雄花にもめしべがあるが、結実しない ⇒へ〜え、そうなんだ 見せかけか・・・ 『雌花は花数が少なく花径も小さい』 ⇒へ〜え、そうなんだ 『果実は9〜10mmの楕円形で、10〜11月に黒紫に熟す』 ⇒へ〜え、そうなんだ 虫がうじゃうじゃ出てこないと分かって一安心 名前を教えてくださってありがとう〜! |