ハライド新ルートを登る   
ハライド〜国見岳

        

   (朝明〜ハライド〜腰越峠〜青岳〜国見岳〜県境尾根〜根の平峠〜朝明)




国見岳

ヤマツツジ

●場 所 三重県三重郡菰野町千種
●標高 1165.7m 
●山行日 2012年5月27日(日)
●多治見から
  登山口まで
多治見=勝川IC=四日市IC=朝明渓谷駐車場・・・ハライド登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、守山、中山、堀加
●コースタイム 多治見
勝川IC
四日市IC
朝明渓谷(P)
ハライド登山口

ハライド

県境分岐
国見岳
県境分岐
根の平峠
ハライド登山口
朝明渓谷(P)

6:00発
6:30
7:05
7:25〜7:45
8:00
9:00〜9:20
10:40
11:15
11:45
12:45
13:50
14:05着
  周辺地図はこちら    コース図はこちら


キブシの実
朝明橋近くで
緑色の実が頭上にぶら下がっていた
教えてもらわなければ通り過ぎていた

朝明橋を渡ってすぐ左折して
朝明茶屋キャンプ場方面へ
橋は増水時に使用


今日は水が浅かったので橋を渡らず
歩いて対岸へ


腰越峠の標識を確認しながら進む
あちこち道が入り組んでいるので要注意

青色の←方面が登山口




腰越谷は2008年の集中豪雨の被害が大きく
通行止め
代わりに作られたのがこの尾根道ルート
大変なご努力に感謝しながら登る
2005年には
公開山行でこの腰越谷を登っている

ヤマツツジ:ツツジ科-1
緑の木々の中に朱色の花が艶やか

薄くガスがかかって遠望が利かないが
釈迦ケ岳方面

もうすぐハライド
今日は三重県の高校山岳部員が
この新ルートを150人程が登っているとか
途中、列の間を追い越させてもらったが
後ろから元気な声が響いてくると
心理的に苦しい


先頭の1団に追い抜いてもらってから
ハライド到着
ハライドにはすでに大勢の高校生がいた
前半のグループらしい
狭い山頂は人でいっぱい
この大勢の人から抜け出すべく
休憩なしで前進しようとした所
既に休憩を終わったらしい前半のグループが
「出発〜」の号令のもと動き始めた

高校生が行ってしまってから・・・と思って待っていたが
次から次へと続き、延々20分ほど待つことになった
急な下りなので遅々として進まない
ハライド・国見岳方面を見ながらひたすら待つ

ベニドウダン:ツツジ科
ずっと繋がって待っているので
写真を撮る暇もある
近くの関係者に
「10人くらいの固まりになって、
『お先にどうぞ』ってなりませんかね」と声をかけた
すると、すぐ無線で「一般の登山者4名を先に通して」
ということになり、若者の間を通り抜けさせてもらった

シャクナゲ:ツツジ科-1
急登の途中でパチリ
追い越させてもらったはいいが、足元がよくなったので若者達のスピードが上がる
後ろから声が聞こえてくるのでゆっくり歩きもできない
せかされるように登るが、これがまた急登に続く急登
どこか平らな場所でやり過ごし、彼らのコースを聞いて他のコースに換えよう・・・
と、決心する
先頭の人に尋ねると、「ブナ清水へ行く」と聞いたのでほっと一安心
その分岐を過ぎれば追われることはなくなると思い、
「こんにちわ」を繰り返しながらやり過ごす
後半のグループとの間が開いたので出発
やっと静かな山道になった

シロヤシオ:ツツジ科
今年はシロヤシオの裏年らしい
木はいっぱいあるのに、花はちらほら
これは、鈴なりに咲いていた、たった1本のシロヤシオの木

「ブナ清水」への分岐
今日のトップらしい高校生グループが待っていた

シャクナゲ:ツツジ科-2
背の高い木を振り仰いでパチリ
盛りを過ぎているので花選びが難しい

展望岩から
緑がいっぱ〜い!

シャクナゲ:ツツジ科-3
色が薄め


きのこ岩へ立ち寄る

大岩の向こうに頭だけ出しているのが
きのこ岩の笠の部分

きのこ岩全体像 県境稜線分岐に到着

手にとまってじっとしている蝶
数分間もとまっていた

国見岳を遠望する
国見岳手前の青岳
手ごろで平らなスペースがある
1人はここで待っていることになった

フデリンドウ:リンドウ科-1
あちこちに咲いていた
フデリンドウ:リンドウ科-2
右側に伸びているのがつぼみ
この形が「筆」に似ているから命名されたとか

イワカガミ:イワウメ科-1
稜線では咲き始めたばかり
このあたりは大群落を作っている

イワカガミ:イワウメ科-2
色が薄めの花や濃いめの花などいろいろ

フイリフモトスミレ:スミレ科



国見岳山頂に到着
同じ場所にあるのに、
標高の異なる2種類の標識があった
こちらは高い方

山頂の岩の上で
青岳も遠くに見える
ハライドがなんだか低く見える


青岳で待っている人がいるので早々に下山開始
青岳は「大人数の登山者に明け渡してきた」そうで、
登山道で合流
2度目の県境稜線分岐標識
下山は直進

歩きやすいたらたら道が続く


シャクナゲ:ツツジ科-4
またシャクナゲに会った

雨乞岳を遠望

どんどん下って「根の平峠」着
伊勢谷に沿って下る

ヤマツツジ:ツツジ科-2
朱色が眩しい

今日は水量が少ない
橋を渡らなくても岩伝いでも行ける



サラサドウダン:ツツジ科
うっかり花を見過ごす所を呼び止められた
今日初めてのサラサドウダン
この仲間も今年は裏年のよう

「旧千種街道」の標識
ここ千草から近江へ抜けるルートで
江戸時代以前、商人の往復が多かったそうである

ウリカエデの実:カエデ科
こんな赤い実は珍しい

タニウツギ:スイカズラ科-1
対岸では真っ盛り

立派な登山口の看板
これなら間違うことはない
ここからは車道を歩いて駐車場へ

タニウツギ:スイカズラ科-2
ちょうど満開!

駐車場に到着

まだ車がいっぱい

・朝明駐車場は早朝だというのに車が多い。
・三重岳連の清掃山行があるから・・・と駐車料金を集めている係の人に聞いた。(根の平峠付近の一斉清掃のようだった)
・また、三重県の高校山岳部の大会とかで釈迦ケ岳へ50名、ハライドへ約150名が入山しているとも、三重岳連の人から聞いた。

・ハライド方面への高校生は7:30に出発したとか(我々は7:45発)で、あたりにそれらしい気配はなかった。が、すぐ追いついてしまったので、先に追い越させてもらった(これが後半のグループらしい)

・追い越させてもらったはいいが、若者の声が追いかけてきて、いつぴったり後ろにつかれるか分からないので焦る。
10人ほどなら、「お先にどうぞ」で譲れるが、50人もいては、大変。

・結局、ハライドの山頂で前半のグループに遭遇してしまい、待っている間に後半グループも到着したので、前半と後半の間に入って下りることになった。

・腰越峠からは、前半グループを追い越させてもらったが、後ろから声が追いかけてくるし足も早いので、休憩を取り、やり過ごすことにした。
結局、ブナ清水方面へ進んでいったので、それ以後は焦ることもなくマイペースで歩くことができた。

・こんなに大勢の若者が、大人の登山者予備軍にいるということが分かり、とても頼もしく感じた。(150人の中に紛れ込んだり、後ろにつかれた時は、困ったけどね)

2005年10月22日「公開山行 国見岳」はこちら
2003年10月25日の「公開山行 ハライド〜国見岳」は、こちら
1996年11月9日〜11月10日の「腰越峠経由の国見岳」はこちら


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