新緑の真っ只中、志賀高原を歩く   
  〈2日目〉    
    高天ヶ原BS=渋峠BS・・・芳ケ平・・・白根火山BS=木戸池BS・・・田の原湿原

             ・・・蓮池BS=大沼池入口BS(周辺散策)=
高天ヶ原BS




白根山


ムラサキヤシオ

●場 所 群馬県吾妻郡
●標高 渋峠 2172m  芳ケ平 1832m
白根火山BS 約2020m  
田の原湿原 約1580m
●山行日 2012年6月4日(月)〜7日(木)
●参加者 丹羽 クラブツーリズムのバスツアーに参加  但し、行動中は単独
●コース&
 コースタイム
高天ヶ原BS
蓮池BS
渋峠BS
芳ケ平
白根火山BS
木戸池BS
田の原湿原
信大自然園
蓮池BS
大沼池入口BS
周辺散策
大沼池入口BS
高天ヶ原BS

8:11発
8:26〜8:44
9:11着発
10:35
11:50〜13:05
13:37着発
13:50
14:40
15:30〜15:50
15:54着発
約50分
16:49発
16:58着

 
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1日目 2日目 3日目 4日目

 ホテルの前から


ここをクリックすると大きく見えます

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早朝、ホテルの前からの景色

白い木肌で葉が出ているのはシラカバ   まだ芽吹いていないのはダケカンバ




 渋峠BS・・・白根火山BS

蓮池からバスを乗り継いで高度が上がっていくと
周囲にはまだ雪がたくさん残っている場所がある

もしかして、雪に阻まれ行けそうにない場合は
引き返すこともありうる

念のため、渋峠発のバス時刻をカメラで撮っておいた

次は1時間後にある




昨秋、この渋峠からリフトに乗って横手山へ登った

バス停から記憶を頼りに、逆コースとなる登山道を探すが、
まるでスキー場のように雪が多い

少しウロウロしたが、すぐ下に登山道が見えたので
この雪の斜面を降りた




踏み跡は有るような無いような・・・

スキーで通ったか、
輪かんで通ったかのような跡は残っているので
勘を働かせて前進

今日は熊よけのカウベルを、よく鳴るように
ザックにくっつけた




渋峠から芳ケ平までの標準コースタイムは1時間

雪があると、どうなるだろう・・・?
(1時間15分となった)



基本は「谷を歩く」・・・という記憶を頼りに歩くが
雪がどっさり残っている所もあれば
岩が多い所もある




谷なので、雪を踏み抜いてずぶっと水に落ちることもあるし
迂回する所もある




ダマシ平

このあたりまで来ると雪も無くなった




白根山を遠望

雪は少ない・・・とほっとする


イワナシ:ツツジ科

雪が解けたらすぐ咲くんだ!




木道の先にある雪の斜面を登ると、芳ケ平



芳ケ平湿原

この標高(1800m)なら
いきの良いミズバショウに会えるかと期待していたのに・・・





湿原といっても水はなく・・・



ワタスゲ:カヤツリグサ科

あるのは、これっきり・・・

ぐるりと周回できるようだが、見渡すところ
他に花が無さそうなのでパス




シャクナゲ:ツツジ科-1

芳ケ平ヒュッテ近くに咲いていた

今回シャクナゲに出会えたのは
ここの1株だけ・・・
シャクナゲ:ツツジ科-2

蕾は多かったが、咲いていたのはこれだけ・・・




クロウスゴ:ツツジ科

この花は多かった
クロウスゴも花は早いんだ!




芳ケ平ヒュッテ

「今日の営業は終了しました」の札がかかっていた




標識を確認して前進



ミネヤナギ:ヤナギ科

右のヤナギより葉先がとがっていないし、
短い




これもミネヤナギ?:ヤナギ科

左のヤナギより、葉が長めで先がとがっている

同じものだろうか?




ナナカマドの芽だし:バラ科




「硫化水素ガス発生地点 立ち入り禁止」の札がかかり
ずっと柵が作られている




ミネザクラ:バラ科

サクラは大丈夫?
柵の中であちこちに咲いていたが




ガンコウラン?:ガンコウラン科

あれっ?何これ?赤っぽいものは?

ガンコウランの実は
見たことがあるし食べたこともあるが
花は初めて




白根山2160m(本白根山ではない立ち入り禁止の柵の中)
120度パノラマで撮ってみた

芳ケ平から見た時は雪が少なかったが、こちら側は多い!




?車のタイヤ跡?




雪渓にできた大穴
かなり深い・・・




途中、テレビカメラ機材を持った数名の男性と
山伏のような装束をつけた男性とすれ違った

えっ?どこまで出かけるのだろう?

彼らが乗ってきたらしい数台も残っていた




白根火山バス停に到着
このレストランの右側・・・と教えてもらった

さて、計画では、
これから「本白根山」へ登るつもりだったが、
予定より時間がオーバーしている・花は期待できない
・ガスがあって展望なし・・・で、予定変更

花の咲いていそうな高さまでバスで下り
木戸池BSから歩こう・・・と

外のベンチで、ホテルで貰ってきたお弁当を食べる
・・・う〜ん、イマイチの味




13:05のバスまで弓池周辺を散策

ガスで見えないが、たぶん、「逢ノ峰 2109.9m」




弓池の畔はまだ雪が残っている

ダケカンバは裸木のまま





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こんなに積もっていたんだ・・・




白根火山付近の案内図





逢ノ峰へ登らずに行けるコースはここから




ガンコウラン?:ガンコウラン科

あれっ?こちらは赤っぽくなくて白っぽい?




 木戸池BS・・・蓮池BS


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木戸池

「志賀草津道路」をくねくねと走って
木戸池BSで下車

池に映る新緑が美しい




ムラサキヤシオ:ツツジ科-1

やっと色のある花に出会えました・・・




ムラサキヤシオ:ツツジ科-2

咲いたばかりの初々しさ!
まだ蕾の方が多い!




フモトスミレ:スミレ科

真っ白に紫色の筋がくっきり

【見分け方】
『・フモトスミレ=地上茎が無い
距(きょ)の部分が赤紫

・ツボスミレ=地上茎がある





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田の原湿原

ここも水が涸れている   
ミズバショウは皆無




ヒメシャクナゲ:ツツジ科

田の原湿原にて

たくさんあったが、殆んど蕾




ミツバオウレン:キンポウゲ科



コミヤマカタバミ:カタバミ科


花びらの筋が美しい




ムラサキヤシオ:ツツジ科-3

あちこちで見かけることができるようになった




ミズバショウ:サトイモ科-1

「上ノ小池」で

泥田のような所に咲いていた
全体に小ぶり





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ミズバショウ:サトイモ科-2

「上ノ小池」で




長池-1

池面に映るダケカンバが美しい





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長池-2




オオカメノキ(別名 ムシカリ):スイカズラ科




タチツボスミレ?:スミレ科

葉が大きくない・「距」が白くない
オオタチツボスミレ:スミレ科-1

葉が大きい・「距」が白い




ツボスミレ:スミレ科


まだ完全に広がっていないが
葉の基部が広く湾入していることが分かる




オオバキスミレ:スミレ科

「信大自然園」通過の際に見つけた
フモトスミレ:スミレ科


『地上茎が無く、距(きょ)の部分が赤紫』
に、あてはまると思うが、筋が見えない・・・




ツクバネソウ:ユリ科-1

オオバ」ツクバネソウと名づけたいほど大きな葉っぱ


中央に黒っぽいものが・・・
もう、種ができ始めている?




蓮池スキー場に出た
バス停までもうすぐ




ミネカエデ:カエデ科

うす黄色のかわいい花




ムラサキヤシオ:ツツジ科-4

遠くで見ても美しく、近くで見てもかわいい花






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シラカバとムラサキヤシオ




蓮池が見えてきた



レンゲツツジ:ツツジ科

バス発車まで時間があったので、池の周りを歩くことにした

レンゲツツジの大株がたくさんあったが、殆んどは蕾
咲いていたのはこの1輪のみ




ツマトリソウ:サクラソウ科

池から少し登った所に、たくさん咲いていた
ツクバネソウ:ユリ科-2

こちらのツクバネソウは、まだ花


こちらのツクバネソウは、まだ花

・下へ垂れたようになっている緑色のものは
外花被(4枚)
外花被=ガクと花弁がよく似ていて
区別しにくいときに、ひとまとめにして花被という。
その内、ガクに相当するものを外花被、
花弁に相当するものを内花被という。
ツクバネソウには、内花被片はない。


 ・黄色く上を向いているのが雄しべ(8本)

 ・茶色の細いものは雌しべ(4本)




マイヅルソウ:ユリ科

殆んどはまだ蕾も出ていなかった

これは咲いていたたった1つの株




チゴユリ:ユリ科

先始めなので、思いっきり下を向いている

日がたつと、だんだん上を向いてくる




蓮池

東側の岸辺近くにはミツガシワがいっぱい





ミツガシワ:ミツガシワ科-1



ミツガシワ:ミツガシワ科-2




 大沼池入口BS・・・周辺散策・・・大沼池入口BS

大沼池入口バス停

帰るにはまだ早い
「1000円の得トクキップ」
をフルに活用して
次のバス停で下車




入口はどこ?と探す

バス道から分かれて入っていくらしい




チェーンがかけてあるが、またいで大沼池方面へ入る

次のバスまで約50分の散策




コヨウラクツツジ:ツツジ科

あちこちにたくさん咲いていた




オオカメノキ(別名 ムシカリ):スイカズラ科

咲き始めは真っ白

周りの白く目立つ花は、装飾花
本当に実をつけるのは、中央部分にある地味色の花




オオバタチツボスミレ:スミレ科-2




調べ中:スミレ科

下のスミレの花より、1/3くらい小さかった




フモトスミレ(と思う):スミレ科

右のスミレより、首が長い




フモトスミレ:スミレ科

とても首が短い
ゴゼンタチバナ:ミズキ科

咲き始めは緑色
これからだんだん白くなる




タケシマラン:ユリ科

くるっと反り返った花がかわいい
コミヤマカタバミ:カタバミ科




イワナシ:ツツジ科



次のバスまでの50分間では、大沼池までは無理




「落石注意」の看板

4日目に歩いてみて、そのわけが分かった

ここから引き返す




エンレイソウ:ユリ科-1

花の咲く順に並べてみた

エンレイソウ:ユリ科-2

外花被が開いた
これは緑色のもの

外花被=萼と花弁がよく似ていて
区別しにくいときに、ひとまとめにして花被という。
その内、萼に相当するものを外花被、花弁に相当するものを
内花被という。


普通、エンレイソウには内花被はない・・・と


エンレイソウ:ユリ科-3

これは外花被が褐色のもの


6本の雄しべが周りを囲んでいて
中央には、雌しべ(先がくるりと3裂している)




バスの到着まで、まだ時間があったので
「信大自然園」入口をのぞいてみることにした




ミヤマエンレイソウ(別名 シロバナエンレイソウ)
:ユリ科-1

入口からすぐの所に咲いていた

今回ここだけだった




ミヤマエンレイソウ(別名 シロバナエンレイソウ)
:ユリ科
-2


エンレイソウと違って、白色の内花被がある

外花被は小さめの緑色の部分




コミヤマカタバミ:カタバミ科

薄暗い樹林の中でも咲いていた
ムラサキヤシオ:ツツジ科-6

バス停のそばのムラサキヤシオは、色の濃いものがあった

時刻表どおり、16:49ぴったりに来たバスに乗車して高天ヶ原へ

バスは、発哺経由で運行されていて
幼稚園児・小学生・中学生・高校生たちの通学バスになっている




 
 次へ続く

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