熊避けのカウベルを付けて
        風越山〜高鳥屋山周回




風越山山頂

●場 所 長野県飯田市上飯田
●標高 風越山 1531m
●山行日 2014年11月15日(土)
●多治見から
  登山口まで
多治見IC=飯田山本IC=猿庫(さるくら)の泉(P)・・・円悟沢登山口
(帰りは、飯田ICから高速へ)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、守山、中山
●コースタイム 多治見IC
飯田山本ICIC
猿庫の泉(P)
円悟沢登山口
乙女の滝分岐
今庫(いまくら)の泉
展望台
風越山白山社
山頂
高鳥屋(たかどや)山
猿庫の泉(P)
6:30発
7:33
8:00〜8:15
8:30
9:20
10:00
10:40
11:15
11:33〜11:55
13:10〜13:20
14:15着
周辺地図はこちら    



ここをクリックすると大きく見えます
猿庫の泉(P)にあった「山林図」

登山道が不明瞭だという下山路を確認して出発




こんな看板があった

近くに民家もあるし、リンゴ畑や柿畑もあるのに・・・

高山市では、リンゴ畑で男性がクマに襲われて亡くなったり、
柿の実を取りに行った2人が襲われてけがをしたり
などのニュースが、6日・12日と連続してあった

以前山友達からもらった「カウベル」をザックに付けた

ザックの上の方は、あまり鳴らない
ザックの下は、とてもよく鳴る
ザックの横は、その中間の鳴り方

中間の鳴り方にして出発




右  ホースの先から水が汲めるようになっているが
環境庁の名水百選に選ばれた「猿庫の泉」の水とは異なるらしい

左  荷台に、大きなペットボトルを20本くらい積んだ軽トラックは、ここで汲んでいた
ここからの登山者は少なく(2パーティー:4人)、水汲みの車は何台も来ていた




林道の終点が、円悟沢登山口

橋の左には、この円悟沢コースは、
「道が崩れたり、橋が朽ちていたりしているので
一般登山者は避けるように」
という内容の注意書きがあった

右は、80代の男性が行方不明になっているので、
情報を寄せてほしいという看板

気を引き締めて橋を渡る




円悟沢の沢沿いに緩く登っていく

確かに、注意書きの通り、
登山道が崩れているので沢に降りて石伝いに歩いたり、
橋が古くなっていて通れなかったり、
苔の付いた橋は滑りやすいかったり、
岩が滑りやすい箇所があったりで、
ずっと緊張を強いられていた



木々の隙間からは、何度も小滝が見えた

水は澄んでいて、気持ちのいい沢沿いの道




最近雨が降っていないはずなのに、
登山道は水が流れ、岩は濡れ、ずぶずぶの箇所もあり、
なんだかとても長く感じる沢沿いのコースだった

2011年の9月にこのコースを歩いているが
こんなにひどくは荒れていなかった記憶がある)




先回は、ここから山腹を登り始めたが
このまま進んでいって「山の神」経由でも
行けることが分かった

A4にプリントアウトしたイラスト地図のおかげ
(とても小さい小さい文字だったが、何とか判明)




30分ほど登った所に、
「山の神」から来る登山道との合流点があった



左  分岐の標識があったので「太田」とはどこに当たるのか・・・と、
先ほどの小さい文字のイラスト地図を広げると、「今庫の泉方面」は山頂に近づいていくが
「太田方面」は、町に近づくようになっていたので、「今庫の泉方面」へと進むことにした

こういう書き方では、風越山山頂へ行く場合、どちらへ行っていいかわからない

先回は、ここから「太田方面」へ進んでいった(と、後で分かった)




左  「今庫の泉」

先回、ここを通ったっけ??  あずまやがあったっけ??  記憶が定かではない・・・

右  「玉水」と書かれた石もある

う〜ん、でも、いくら名水といっても、そのまま飲むには抵抗があるので、っそのままパス




また分岐に出た

「今庫の泉」からここまでは、幅の広い整備されたたらたら道

勿論、風越山山頂方面への道をとったが
急な登りがずう〜っと続いた

ようやくここまで来て、
先回とは違うコースを歩いていることに気付いた

幅の広い整備されたたらたら道は、
団地から登るメインルートから水を汲みに来るための道か
・・・と、納得




35分の急登の後、メインルートに合流

この古い標識には見覚えがある

「下山道」とは、どういう意味だろう??
この道を下山するといいよ・・・というお勧めかな?



   
古い標識と同じ場所にあった新しい標識




すぐそばにある展望台から飯田市を見下ろす

風が強く寒く(温度計は2℃だったって)
少し移動して風の来ない場所で休憩




左  白山社の山門

右  山門の上にかけてあった額には、「風越山」の文字

(最初、一番下の文字「山」以外、何と書いてあるか分からず・・・
真ん中の文字は「越」じゃない?・・・と言われてそういえばそう見えるから、じゃあ、一番上は「風」だよね!となった)




 白山社の奥宮への階段




 奥宮からど〜んと下って、岩場をよじ登って
山頂に到着〜

以前より広場が広くなったような・・気がした

回りを木に囲まれていて展望はゼロ
しかし、風が来ないのでそれほど寒くもなく休憩できた




 さて、「登山道不明瞭」な下山コースの入り口はどこ?
と、山頂広場の回りの笹の間を探す

・・・と、2ヶ所あったが、1ヶ所は展望地までらしい

残りの1ヶ所は、
名前が消えた木の板と、少し先に赤テープあり

多分ここ  ここしかない
・・・ということで、笹の茂みに入っていった

人通りの多い展望台から片づけておいた「カウベル」を
再び取り出して、一番よく鳴る位置に付けた




 カラコロと鳴らせながら、
笹で隠れた踏み跡を探しながら急坂を下りる

笹や木の根っこに乗って、つるっと尻餅

落葉が10cm以上は積り、
登山道の岩ゴロは隠れてしまい、その上に乗ってつるり

落葉スキーができるほどの積りようで
その下に何があるか全くわからず

注意していても、つるっ
何度も滑って尻餅数回




 笹の葉がお皿のようになって、カラマツの葉を受けていた

笹をかき分けながら歩くので
カラマツの葉が全身に降りかかる




 時々現れる赤テープに励まされ
どんどん下る

急坂が終わったのは、出発してから40分程後



 やっと緩やかな道になり、ひと息つけた

足元は、カラマツの葉っぱのカーペット

ふわふわしてとても柔らかい




 登りコースは、暗い針葉樹林帯だったが、
下りのこのコースは明るい広葉樹林帯

周りりを見ながらのんびり歩ける



 
登山道の両脇の黄葉‐1

赤色が少ない




 登山道の両脇の黄葉‐2

カラマツ




 左  高鳥屋山(たかとやさん?たかどやさん?たかだやさん?) 1160mの標識

右  そのすぐそばに高鳥屋神社  山頂からここまで1時間15分




 
 高鳥屋神社からは、ふわふわの枯葉の登山道を下る

何体もある観音石仏の番号を数えながら下りていくが、字が薄れて見えないものもあり、残念

正確には、三十三体あるとか・・・




 快適な下山道だが、くねくねと緩やかに下っていくので
結構時間がかかる



ツクバネ:ビャクダン科

花も実も少ない今日のコースで、やっと出会えた




ホツツジ:ツツジ科

黄色い葉に薄緑の実が美しい




 登山口に到着(猿庫の泉駐車場)

同じコースを登った単独の男性は、ピストンだったらしいが
彼の方が早く下山して車は1台のみになっていた

下りコースでは誰にも会わなかった




猿庫の泉が初めてなら、ぜひ名水を汲んでいって
・・・と誘って、階段上の本物の名水場所へ案内

翌日、「おいしかった〜」との感想を聞いた



 
* 帰途、林道出口にあるトイレ付近で、車内から丸々と太ったサル10数頭を発見!




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