落葉がいっぱい  夏焼山周回

             旧大平街道入口~




夏焼山山頂
●場 所 長野県木曽郡南木曽町・飯田市上飯田
●標高 夏焼山 1503m 
●山行日 2014年11月30日(日)
●多治見から
  登山口まで
多治見=R19=県道256号線=県道8号線=旧大平街道入口(P:登山口)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、守山、水野正、西尾
●コースタイム 多治見
旧大平街道入口(P)
大平峠(木曽峠)
三峯
県民の森管理棟
奥石山コース分岐
奥石山コース頂点
夏焼山
県道8号線
旧大平街道入口(P)

6:30 発
8:05 ~8:25
8:55~9:00
9:30
9:55~10:05
10:30
10:50
12:05~12:30
13:10
13:30着
   周辺地図はこちら   ルート図はこちら      


県道256号線から県道8号線に入ると、
くねくねした山道となった

濡れ落ち葉の舗装路を走るのだが
滑りそうで冷や冷やしていた

多治見から約1時間半で登山口駐車スペースに到着

案内図で今日のコースを確認
旧式のトイレあり

掃除も行き届き、ペーパー・手洗いの水まで完備




この駐車スペースは、20号カーブ

8号線入口付近は64号カーブだった



右のような、金属製のパイプと、木の棒が設置され、叩いて音を鳴らすようになっていた

全行程で20個ほどもあっただろうか・・・

勿論、熊鈴もつけた




登山口 8:25出発

大平峠=木曽峠だと分かった

木曽五木(ごぼく)の紹介板

ヒノキ・アスナロ(アスヒ)・コウヤマキ・ネズコ(クロベ)・サワラ
の五種の木

『木曽の山を管理していた尾張藩による森林の保護政策

五種の木の伐採が禁止され、
「木一本、首一つ」ともいわれるほどの厳しい政策がとられ
森林の保護に努めた
その結果、美しい山を取り戻すことになった』・・・と

しかし、高い木を見上げ、葉の形を見極めるのは
むずかしい・・・




登山道は、笹がきれいに刈られ
歩きやすい(全コース)

先回の風越山とは大違い

枯れ葉がふんわり積もり、足に優しい道だったが
昨日までの雨で、木の橋や階段はつるっつる




ツルリンドウ:リンドウ科

足元に赤い実が生っていた



左  県道8号線に出た  ここが大平峠(=木曽峠)

V字に通っている道をショートカットしてきたというわけ

右  ここから兀(はげ)岳へも行ける

夏焼山登山口の上で出会った単独行の男性は、木曽見茶屋から登って夏焼山・兀岳の2山を登ると言っていた

今日出会ったのは、この男性のみ




夏焼山登山口  0・9kmで山頂に着くのだが、今日はぐるっと周回してから山頂に行く計画

ここにも、熊避けパイプがあったので、鳴らしてから出発




すぐ、急な階段が待っていた

(今日は、アップダウンの多いコースで、
階段を何回登って何回下りたか数えきれないほどだった・・・)




急坂を上る

ここも階段だが、落ち葉が積もって段差が小さくなっていた




三峯の小ピークに着いた

「夏焼山」の表示がないので(プラスチック板が落ちていた)
地図を開いて確認


三つの峯の合流点だと思っていたが
予定した「ツツジコース」は急坂を下っていくよう

いったん下り始めたが
快適そうな尾根道の「馬の背コース」に変更

「ツツジコース」0.7km
「馬の背コース」1.0km
どちらも県民の森広場へ行ける

どちらにしろ、いったん下ってまた登ることになる





ここをクリックすると大きく見えます
左  「馬の背コース」は展望を眺めながらの気持ちのいいコース

前方の山の一番奥のピークまで行く予定

シラカバの木の幹と、枝先のぽわぽわした赤い木の芽(かな?)がきれ~い

右手に「兀岳」らしい山も望めた

右  木道がある・・・湿地のよう  ここが「広場」らしい

緑色の屋根は管理棟だった(シーズンオフなので無人)





ここをクリックすると大きく見えます
さて、この広場からどう「奥石山コース頂点」へ行くのか

奥石山へ行くのではなく、
「奥石山コース頂点」というのがなにやら妙な響き

1/25000地形図では池を右手に見て登るようだが
それらしき道に標識がない

案内板を探して確かめると
池の両側に道があるが、いずれ合流することが分かったので
小沢の滑りやすい橋をそろりそろりと渡った





またまた階段登りと階段下りが連続して
T字路の分岐に出た

「奥石山経路」??何だろう??
奥石山とあるんだから、こっちだよね

「広場」に降りる手前から
猿の声が聞こえていた(最初は子供の声だと思っていた)
子どもの姿はないので、
猿が威嚇しているらしいと察し、
熊鈴を鳴らし、笛も鳴らして人間の存在を知らしめた

ところが、この分岐を曲がると、
ぴたりと猿の声が聞こえなくなった

猿のテリトリーの中に我々が入ってきたものだから
警戒していたんだね・・・




草刈りされたふわふわ道を登る

周りは、シラカバやブナの大木

登りきった所にぴらぴらとテープが2~3本垂れていた

その先の道は・・・急坂を下っていくよう

ここが、「奥石山コース頂点」??
な~んにも標識がない・・・

地図では尾根がここで三方に分かれているが
前方は笹の壁  とても進めない・・・

まだ、どこかに「奥石山コース頂点」があるのでは?と
半信半疑で歩いていたが
下り下りの連続で、とうとうあきらめた

さっきの「奥石山コース頂点」と思われる標高を聞くと
「1580m」だって


地形図を調べると、1500mの等高線が通っているので
やっぱり、あのぴらぴらテープの場所だったんだね・・・




また、三方向の分岐に出た

「摺古木コース」と「奥石峠ミズバショウの沢」と
「樹木園広場」の文字

はあ~ん? わかりにく~い標識

標識を縛り付けている角度が妙だからか
それぞれが差す矢印の方向が変・・・

後日、「大平峠県民の森遊歩道マップ」を見て
初めて納得


こんなに大がかりな、笹刈り
人手も予算も大変だったろう・・・などと考えながら歩く

それにしても、こんなにいい場所なのにだ~れにも会わない
もったいない・・・




おや久しぶりの道標

「広場」と「樹木園」と「奥石沢終点」の三方向

大回りコースは、いったん沢の源流まで下りるはずだから
「奥石沢終点」方向へ向かう




この手のひら型の落葉  なんだろう?
ずっと気になっていた




またまた階段登り

前方の尾根が夏焼山山頂か?と期待したが
まだまだ、先があった




夏焼山山頂到着~  12:05

これが最後か・・・と期待した階段を登ると、山頂だった

字の薄れた手書きの山名板を見ると、奥石山(奥石岳:1628m)はずっと遠くにあった

「奥石山を見ながら歩くコース」という意味だったんだ・・・  だから「奥石山コース頂点」というわけ




山頂でー1

遊歩道とはいうものの、登ったり下ったり
かなり歩きごたえがありました・・・




山頂でー2

南木曽岳

いつも見る南木曽岳の裏側




山頂でー3

これが奥石山らしい




山頂でー4

眼下は蘭(あららぎ)の集落




ミヤマシキミ:ミカン科

展望の良さそうな「パノラマコース」を下山した

今日出会った花は、これ1つきり




下山口手前に「展望台」の表示

行ってみたがアンテナ(ドコモかな?)があるだけで
展望なし




ここをクリックすると大きく見えます
下山口  県道8号線

これを左折(登る)すると、先ほどの大平峠(=木曽峠)へ

右折すると、木曽見茶屋経由で駐車スペースへ




木曽見茶屋前にあった案内図で
今日歩いたコースを確かめる





木曽見茶屋前の階段を登ると展望台へ行けるって

さっきの展望台とは別物

でも、今日はどんよりして遠くは見えなかったのでパス

天気が良ければ、
加賀白山・南木曽岳・御嶽・乗鞍・穂高が見えるらしい




車道を15分ほど歩いて、スタート地点の駐車スペースへ

明日から12月だというのに、ぽかぽか陽気の
静かな山だった~

スノーハイキングも楽しめそうだが
積雪期、ここまでのアクセスが問題大


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