大貝戸藤原岳山口    (西藤原駅から)





フクジュソウ



オニシバリ


●場 所 三重県いなべ市藤原町
●標高 冷川谷の頭:1143m(藤原岳山頂はパス)
●山行日 2015年3月15日(日)
●コース 西藤原駅・・・大貝戸登山口・・・8合目から冬道・・・藤原山荘・・・白瀬峠分岐・・・冷川谷の頭(第1鉄塔)・・・坂本谷分岐・・・子向井山・・・車道・・・西藤原駅
●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅JR名古屋駅・・・近鉄名古屋駅ー近鉄富田駅ー三岐鉄道に乗り換え西藤原駅・・・大貝戸登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽
●コースタイム 多治見駅
名古屋駅
富田駅
西藤原駅
4合目
8合目
藤原山荘
白瀬峠分岐
冷川谷の頭
坂本谷分岐
下山口(車道)
西藤原駅

6:05発
6:46〜6:51
7:19〜7:42
8:28着発
9:30
10:30〜10:45
11:25〜11:50
12:10
12:45
13:15〜13:25
14:50
15:45着 15:58発
周辺地図はこちら    
  


久しぶりの電車利用

おかげで終点の西藤原駅に到着する前に
準備万端整えて、すぐ出発できた  8:30発

三岐鉄道の2両連結の電車内には
登山者は私1人のみ!

電車の進行方向に真っ白な伊吹山が見えた
しかし、鈴鹿山脈の雪はまばらにあるのみ

駅から数分の所にある川から、藤原岳を望む




登山口手前の駐車場はほぼ満車

雪なしの登山口を出発  8:40




 
オニシバリ:ジンチョウゲ科

あれ?ジンチョウゲによく似た葉がある…と思って近づいて見ると、緑色の花が咲いていた

オニシバリは、『林内に生える低木。夏に落葉する珍しい冬緑樹で雌雄異株。
2〜4月、葉腋に黄緑色の小さな花を数個付ける。花弁に見えるのは、がく筒が4裂したもの。
雌花は雄花より少し小さい。』・・・と

う〜ん、ではこれは雄株の雄花?それとも、雌株の雌花?

花の中央に雄しべの葯のようなものが見えるので、雄花かな?

『オニシバリの雄花と雌花は構造的にもよく似ていて、
雄花にはめしべがあっても実はつかず、雌花には葯があっても花粉は出来ない』・・とか

困った!

実が生ればはっきりするが、この段階ではどちらともいえないようである




 
 シキミ:シキミ科(マツブサ科)




 
   
調べ中

何だろう?これは?  ホコリタケの仲間だろうか?




 ユズリハ:ユズリハ科

この山の5合目あたりまでに多い



 シロダモ:クスノキ科

この木も、5合目あたりまでに多い




5合目までは雪は無し




6合目手前から、雪が現れた

7合目の辺りから登山道が凍結していたが、8合目まではアイゼンは着けずに慎重に歩いた




8合目  10:30

ここから急に雪の量が増え、傾斜もきつくなるのでアイゼンを着けた

夏道は雪崩の危険性があるので通行禁止のロープが張ってあった(右)




冬道を直登して、9合目へ 10:55

9合目から左側の山を望む




同じく9合目から、伊勢湾方面を望む



フクジュソウ:キンポウゲ科

9合目のロープの外に咲いていた2輪の花

もう少したつと、この付近にびっしりフクジュソウの花が咲く

セツブンソウは、まだ雪の下らしい




9合目から山荘を目指す




藤原山荘に到着  11:25

山荘の中から声が聞こえるが、外には1名の登山者だけ

山荘手前に、いち早くフクジュソウが咲く場所があるが
まだまだ深い雪の下




藤原岳山頂を望む

人影もあまり見えない

右側の新しい建物は、トイレ
今は立ち入り禁止になっている




 
 山荘の後ろの丘に上がって、ランチタイム

今日、山岳会の仲間が「孫太尾根」から藤原岳を目指しているらしいが、今頃どの辺りだろうか・・・




   
 さて、出発

天狗岩方面へ向かう

霊仙山かな?真っ白に見えた




 霊仙山の右横に、伊吹山




   
 天狗岩方面へは、夏道より左寄りのトレースがついていた

白瀬峠への分岐標識を見つけて下りて行ったが
ここからは、踏み跡なしのまっさらな雪面

まだ12:10

何度も歩いているコースだし、
尾根通しで鉄塔を目指していけば行けるはず…と思って
足を踏み出す

雪はこんもりふんわり積もっていたが
輪かんを使うほどには沈まないので歩きやすかった

しばらく下りていくと、
左側へ(たぶん天狗岩へ)登っていく踏み跡に出会った

2人くらいの足跡が残っていたので
有難く使わせてもらった




夏道は通らず、尾根・尾根…というように続いていた

目印になる第1鉄塔(と呼んでいる)が見えてきた




 
   
 三角点

第一鉄塔の手前に三角点があった

ここが「冷川谷の頭」1143mらしい




第一鉄塔から左手に「御池岳」


 
 
 そして、右前に霊仙山




   
 第二鉄塔がすぐ下に見えた




白瀬峠経由ではなく、
この第二鉄塔から
急斜面を下るショートカットコースを定番にしている

この下りから、大勢の足跡が入り乱れるようになり
尻スキーの跡もでてきた

縦走路にはそんな大勢の足跡はなかったのに・・・??

坂本谷分岐まで、
木の根が露出している尾根道が所々現れたが
できるだけ雪のある斜面を選んで下りていった




   
 坂本谷分岐  13:15

標識が新しくなっていたが、
やっぱり坂本谷は通行止め




坂本谷分岐からも、鉄塔巡視路を下る


 
   
 子向井山を過ぎると、
登山道脇にミスミソウの花が咲いているのだが、
今日は、目を凝らすように探しながら歩いたが
ミスミソウの葉っぱもなかった




 この鉄塔(No.204)から左右に道が分かれるが、
谷道を避けて、鉄塔(No.205)方面へ右折するのが定番

  
 ここが下山口  14:50




   
コショウノキ:ジンチョウゲ科

昨年4月1日には咲いていたが↓、今日はまだ半月も前なので、こんなつぼみ






 
キヅタ:ウコギ科

キヅタの実がたくさん生っていた  面白い形!




  
電気柵のある農道を通らせてもらう(これも定番)

通った後は、必ず扉を閉めてカギを掛けること




  
シナマンサク:マンサク科

いつものように「屋根のない学校」を通らせてもらう

ここはちゃんと「シナマンサク」の立札があった




   
  
オニシバリ:ジンチョウゲ科

出口付近の片隅に咲いていた  これは雄花?それとも雌花?




 
 藤原町・坂本集落の間を通って、西藤原駅へ  15:45着

帰りの電車の登山者は、私を含めて2名だけだった





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