ヨーロッパアルプス シャモニーからツェルマットへ
  
    オートルートを歩く 


 出発前日 7/19 1日目 7/20 出国 2日目 7/21 エギュー・ド・ミディへ 
 3日目 7/22 ハイキング ① 4日目 7/23 ハイキング ② 
5日目 7/24 ハイキング ③   6日目 7/25ハイキング ④
7日目 7/26ハイキング ⑤  8日目 7/27ハイキング ⑥ 
9日目 7/28 ハイキング ⑦  10日目 7/29 ハイキング ⑧ 
11日目  7/30 ハイキング ⑨  12日目  7/31 ハイキング ⑩ 
 13日目  8/1 ハイキング ⑪ 14日目  8/2 ハイキング ⑫ 
15日目  8/3 ハイキング ⑬  16日目  8/4 ハイキング ⑭ 
17日目  8/5 ハイキング ⑮  18日目  8/6 ハイキング ⑯ 
19・20日目  8/7・8/8 移動・出国・帰国  全行程 


 8日目 7月27日(木)  【プラフルーリ屋からディス小屋へ】

プラフルーリ小屋7:00発・・・ルー峠7:30・・・ディス湖畔8:30・・・小滝(分岐)10:25・・・テテ・ノイアの肩12:40~12:50・・・ディス小屋13:35着

              ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機  ⇔その他

  プラフルーリ小屋(2624m)・・・ルー峠(2804m)
6:05  どんより空


6:20  簡単な朝食


7:00  出発


プラフルーリ小屋を振り返る


ウンランの仲間:ゴマノハグサ科
雨に濡れてぐっしょり


ミミナグサの仲間:ナデシコ科
これも雨に濡れてぐっしょり


リンドウ科
これも雨に濡れてぐっしょり


ルー峠到着  7:30  30分で登った
ガスで真っ白


  ルー峠(2804m)・・・ディス湖(2433m)
   
 峠の反対側に、大きな湖  ディス湖
あの湖畔まで下って、また登り返す


湖へ下りながら、峠を振り返る

 
 
どんどん下る


ワタスゲの仲間:カヤツリグサ科
大きな群落があった
これは垂れ下がらない、丸い種類


   
 川を渡る

 マツムシソウの仲間:マツムシソウ科
標高が高いからか、背が低くなった


   
 ナツトウダイの仲間:トウダイグサ科
丸っこい面白い形の実ができていた  トウダイグサ科は私のお気に入り


 
ディス湖畔に着いた  8:30
ディス湖の右、ずっと奥の滝のある所まではたらたら
「自由に歩いていい」と言われ、喜んで出発


 リンドウの仲間:リンドウ科
陽が差していないので、開かない


  ディス湖(2433m)・・・小滝(ディス湖:南端の分岐)
 トリカブトの仲間:キンポウゲ科

 
   
 アズマギクの仲間:キク科
右の花より小型で白っぽい

 マアズマギクの仲間:キク科
左の花より大型で紫色
ミヤマアズマギクに似てる


   
ウメバチソウの仲間:ユキノシタ科

 
ユキノシタ科
水のある所に群生  鮮やかな黄色で目を惹く


  
 ずっと奥に小滝が見える  あそこまで行ってから登りが始まる・・・と


   
 ナノハナの仲間:アブラナ科


カラフトゲンゲの仲間:マメ科

   
 タカネシオガマの仲間:ハマウツボ科


 レイジンソウの仲間:キンポウゲ科


 滝が近づいてきた


   
 ラン科
ほとんどは花が終わっていた


ハクサンチドリの仲間:ラン科
葉っぱに斑点があるので、
ウズラバチドリ

 
   
 ヒメイワショウブの仲間:チシマゼキショウ科(ユリ科)
湿地に咲く花


  
   
 アザミの花に、虫がたくさん集まっていた  何種類もいた


 
 牛がゾロゾロ列を作って滝の方へ歩いて行った
滝の先にも道が続いているのかと思ったら、またぞろぞろ引き返してきた


 
あんなにたくさんの牛と遭遇したら嫌だなあ・・・と思っていたら橋の所で草を食べ始めた
道にも数頭がいたが、目を合わせないように、そ知らぬふりでこわごわすり抜けた


   
 滝が近づいた

 ミヤマシオガマの仲間:ハマウツボ科


 
自分のペースで歩き、花の観察も撮影も思うがままできて、楽しかった~
分岐の標識 10:25  ここから登りになる


  小滝(ディス湖:南端の分岐)・・・ディス小屋(2928m)
   
 チョウノスケソウの仲間:バラ科
残り花


 滝とディス湖を見下ろしながら登る

   
 「DIX」で、ディスと読む


 ナデシコ科


   
 花はたくさん咲いているので
立ち止まってゆっくり観察したいのだが
先行グループが足早なので、
立ち止まることがはばかられる・・・


リンドウ科


 
 砂利採石場のような様相  モレーン↓
『氷河が谷を削りながら時間をかけて流れる時、削り取られた岩石・岩屑や土砂などが土手のように堆積した地形』
・・・という説明にぴったりの場所


   
   
 ヤナギ科
上右  白っぽい綿のようなものは、ヤナギの花
下  赤い実がなっていた  ヤナギに実がなる??


   
 ツメクサの仲間:ナデシコ科


上へ行く道と、谷へ下る道が分かれていた
谷へ下るはずがないと考え、上の道を選んだ


  
 稜線を歩く先行グループ


 
赤白マークを確認して歩く  正面はガスで隠れているが、モンブラン・シェイロン3870m


 
 シェイロン氷河が近くなった  右の山は、モンブラン・シェイロン3870m


 
 シェイロン氷河をバックに、休憩  正面は、モンブラン・シェイロン3870m


   
 クワガタソウの仲間:オオバコ科(ゴマノハグサ科)


   
 タンポポの仲間:キク科
地面にへばりつくように咲き、背が低い


マメ科


 
 
 とがった山(左:ポアント・ド・ツナ・レファイアン3500mと山(右:モンブラン・シェイロン3870m
その間にシェイロン氷河


   
   
 ベンケイソウの仲間:ベンケイソウ科
上 小型のベンケイソウで花が終わった後かと思っていたが、よく見ると、小さな花が咲いていた
下  雄しべまで見えたので花だと確認できた
咲き始めは白っぽく、日が経つと赤っぽくなる・・・のかも?


  
 リンドウの仲間:リンドウ科
高所に咲くリンドウで、とても背が低い  そして、花びらの切れ込みが多いのが特徴
『2500mを越える高山の日当りのよい岩場やガレ場、草地などの生育する』・・・と


 
 ここから矢印に従って右折する


   
 
ユキノシタ科 サクシフラガ・ビフロラ・・・という名前らしい
おや~、変わった花! 
『2500mを越える高山の日当りのよいガレ場や岩の隙間などに生育する』・・・と
花びらと花びらの間に隙間があるのが特徴


   
 ツメクサの仲間:ナデシコ科


リンドウ科
陽が差してきたので、花が開き始めた


   
コゴメグサの仲間:ハマウツボ科
低地にあるコゴメグサよりうんと花が小さい  直径2~3ミリ程  大群生を作る
「キバナヒメコゴメグサ」とか、「タカネキバナコゴメグサ」・・・などと、勝手に名前を付けていた


   
 コゴメグサの仲間:ハマウツボ科
これもコゴメグサの仲間だが、白花
上の「キバナ」より、やや大きいが、麓や低地にあるコゴメグサよりうんと小さい
名付けるなら、「タカネコゴメグサ」・・・かな?


 
 「マッターホルンが見える」・・・と先行グループより教えてもらった  12:20
左側のとがった山??  イメージしているマッターホルンの山容とは、違う・・・?


 
Tete Noire (何と読むのだろうか?テテ・ノイア?)の肩に到着 -1  12:40
正面は、モンブラン・シェイロン3870m

 
 Tete Noireの肩から -2
右:モンブラン・シェイロン3870m  その左にモンブラン・シェイロン氷河

 
 Tete Noireの肩から -3
眼前のシェイロン氷河の迫力!  小屋はこのすぐ左下にある小高い丘の上
左のとんがった山は、ポアント・ド・ツナ・レファイアン3500mかな?

 
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Tete Noireの肩から -4
左  ピークなどによくこんな十字架が立っていた  ネパールならタルチョがはためくような場所
右  白く突き出た山は、ビンセントが登ると言っていた山


 
 Tete Noireの肩から -5
目の前の山や氷河に目を奪われていたが、覗き込むと山小屋(ディス小屋)が見えた
まだ13:00前  予定では15:00に着くことになっている
今から小屋に入ってどうする?
「私は、後からゆっくり行きます」と宣言して、まず「肩」の近くの花を調べに行く


   
 キク科
オレンジ色の花色が特徴


 ウンランの仲間:ゴマノハグサ科


   
 ユキノシタ科 サクシフラガ・ビフロラ
花びらが離れているのが特徴の
背の低い花(4cm程)にまた出会った
花の中央はこんもり盛り上がった黄色


 サクラソウ科
高所に咲く背の低い花(2cm程)
地面からすぐに花が出ているような感じ
『高山の湿ったガレ場や大きな石と石の隙間などに
へばりつくように生育する』・・・と
まさにその通りの様子


   
アブラナ科
これも、 高所に咲く背の低い花(2cm程)
地面からすぐに花が出ているような感じ、大きなひとかたまりになっていた

 
   
   
ラナンクルス(ラナンキュラス)とよばれている:キンポウゲ科
岩場にたくさん咲いていた  足元に注意してパチリ
これも高所に咲く花(『2300m~3200m』・・・と)
『雪解けのガレ場や、岩の斜面、岩の裂け目など高山の湿った場所に生育する』
『花は咲き始めは白色、やがてピンク、赤橙色に変化して最後は透き通る』・・・だって
ところが、色の変わらない白いままのラナンクルスもあるそうで、迷ってしまう


   
 キキョウ科 カンパヌラ:ケニシアという名前
背が低く(2cm程)、横向きに咲く   花びらが大きく裂けているのが特徴
高所に咲く花(『2500m~3100m』・・・と)


 
   
リンドウ科
色合いは微妙に違うが、ゲンティアナ・ニバリスという名前のリンドウだと思う
ゲンティアナは、リンドウ科のこと


 
小高い丘の上にディス小屋が見える
周りは荒涼として花が無いように見えるが、
じっくりゆっくり足元を見ていくと背の低い花がいろいろ咲いていた
正面のとんがった山は、ポアント・ド・ツナ・レファイアン3500mかな?


   
 マーガレットに似た花:キク科
高所に咲くので、背丈が低い


 ユキノシタ科
これも高所に咲くはなで背丈が低い

   
 こんな高所2800mにもチョウがいた!


 ツメクサの仲間:ナデシコ科
地面に這うようにして放射状に広がる


 
橋を渡ってシャイロン氷河に近づいてみる (翌日、その橋を渡って氷河へ降りた)
正面のとんがった山は、ポアント・ド・ツナ・レファイアン3500mかな?


  
 セリ科
背は低いが(10cm程)、こんもりした花の形になって満開状態


 
   
ケシ科
なんでこんなところにケシの花が??  ディス小屋へ登る途中、たくさん咲いていた


   
ナデシコ科
マット状にこんもり固まって咲く


   
ミヤマクワガタやオオイヌノフグリの仲間:オオバコ科
オオイヌノフグリと同じ、雌しべ1本雄しべ2本


 
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アズマギクの仲間:キク科


 
 ディス小屋に到着  13:35
「肩」から約1時間かけて
じっくり花の観察ができ楽しかった~


   
 小屋の入口でスリッパに履き替え食堂へ
先行グループは、ビールで談笑中
スモールサイズのビールを頼んだ
いろいろな種類のビールがあったが、
図柄がきれいなビールに決めたら
ベルギーのビールだとか
 2段ベッドの大部屋で男女一緒
昨日は下の段だったので、今日は上の段へ
梯子は無くて、
丸太の両側に棒が出ているだけの素朴なつくり
足で棒を探って降りる

 ・・・・・・・・・・・・
ここの山小屋のトイレは不思議なトイレだった
便器の前に網がある  (何のため?)
使用後のペーパーを捨てていいのか?いけないのか?が分からなかった
どうやら、その網の上にはペーパーを残さないで…というような注意書きがあった
で、水を流すような仕組みはないので、水洗トイレではない
しかし、ボットントイレのような音も臭いもまったくなしの不思議なトイレだった
黒くて深~い穴が開いているだけなのに、何一つ臭いいがしてこない
どういう仕組みか知りたくなったほど

女性用の場所には、こんなトイレが2つあったが、洗面の蛇口はたった1つだけ
混雑時にはどうなるんだろう・・・??  延々と列を作って並ぶのだろうか??


 
ここをクリックすると大きく見えます

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 テラスからの展望  正面のとんがった山は、ポアント・ド・ツナ・レファイアン3500mかな?
シェイロン氷河がその下へと流れている


  
 ケシ科
小屋の裏手には、ケシの大群生


   
 食堂


 食事の前に白ワインがきた

   
 
夕食
メインは、太いソーセージとパン代わりの茹でジャガイモ(熱くてとてもおいしかった)
ソーセージと茹でジャガイモのおかわりをしてしまったほど


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