ゴンドラとリフトで 雪山展望
       
       1日目 八方池山荘付近
       2日目 遠見尾根:地蔵の頭〜小遠見山



八方尾根から白馬三山

小遠見山山頂と鹿島槍

五竜岳(小遠見山から)
●場 所 長野県安住郡白馬村
●標高 八方池山荘1830m 小遠見山 2007m
●山行日 2019年2月25日(月)〜26日(火)
●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅ーJR白馬駅=八方尾根ゴンドラリフト「アダム」乗り場→アルペクワッドリフトグラートクワッドリフト八方池山荘前(登山口)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス →その他
●参加者 丹羽
●コースタイム 1日目 2/25
JR多治見駅
JR松本駅
JR信濃大町駅
JR白馬駅
八方尾根ゴンドラリフト駅
アルペンライン利用
八方池山荘前
周辺散策と展望
八方尾根ゴンドラリフト駅

2日目 2/26
「エスカルプラザ」
テレキャビン
「アルプス平駅」
アルプス展望リフト
登山口
地蔵の頭
小遠見山山頂
登山口
「アルプス平駅」
テレキャビン
「エスカルプラザ」

7:23発
9:08〜9:22
10:20〜10:28
11:07着
13:10発
・・・
13:56着
・・・
15:57着


8:40着
8:50発
9:00〜10:25
・・・
10:51発
11:04着
13:09〜13:15
14:35着
14:57着
・・・
15:14着
1日目周辺地図 2日目周辺地図
無雪期コース図(白馬五竜観光協会発行)
    


  1日目 
  JR白馬駅まで
 
   
 まだ2月だというのに
車窓から見る風景は、春そのもの
屋根・畑・道路・近くの山に、雪は無し
松本で大糸線に乗り換えると
やっと、右手に白い山々が見えてきた

どんどん北上するにつれ
今度は左手に白い山が迫ってきた
この双耳峰、鹿島槍?と思ったが
位置的におかしい・・・
大滝山(左)と蝶ヶ岳(右)のピークかな?
 
   
左 有明山の左に見えた山→後立山(爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳)
右 信濃大町付近の様子→山は、燕岳
地面に雪はないけれど、次々見えてくる白い雪山に一安心

   
 信濃大町駅からの展望 プラットホームからパチリ 10:26

   
 湖が見えてきた 木崎湖や青木湖の辺り
白い湖面があるかと思えば、
鏡のような湖面に雪山を映している湖面ありで面白い

   
地面にも雪が現れてきた!

   
白馬駅に到着 多治見から約4時間
駅前から見る白馬連峰は、真っ白〜!!
でも、陽気は春そのものでぽっかぽか  ダウンもフリースの帽子も要らないほど

   八方アルペンラインで八方尾根へ 
 八方ゴンドラリフト「アダム」の駅は、昨年の7月に来ているので、勝手は知っている
所が、窓口で「計画書を出さないと切符が売れない」と断られた
「八方池山荘辺りで、写真を撮るだけなんだけど・・・」と言ってもダメ
明日の小遠見山の計画書は書いてきたが、八方尾根の計画書は書いてない
急遽、備え付けの用紙に記入してポストインしたら、やっと切符が買えた
・・・・・・・・
「アダム」・「アルペンクワッドリフト」・「グラートクワッドリフト」を通しで購入 往復:2900円也

 
   
すいすいと楽々上がっていく
「アダム」は良いが、リフトは寒かろうと思って、
ダウンの上に雨具・ネックウォーマー・手袋2枚としっかり着込んだ

スキー場は平日なのでかなり空いている
白馬の町中やゴンドラ・リフト駅など、10人中8人くらいは日本人ではないお客

 
 リフトに乗り換える際、後ろを振り返るとすばらしい景色〜
中央右の特徴ある2つコブのような山は、
左コブが乙妻山、右コブが高妻山
そして、ずっと左にある白くてぽつんととんがっているのが、火打山
その間にある山が、妙高
約8分で兎平駅1400mへ

 
リフトに乗り換える際、モギリ嬢の顔が日本人ではないので、
「どこから来たの?」と聞くと、「ニュージ―」だって
あらまあ・・・

あちこちで、こんなアルバイトの外国人に出会った

日本人かと思っていても、中国語や韓国語が聞こえてくるのでそれと分かる
スキーヤーやボーダーも、日本人は少ない
日本人は、平日は働いているんだ

 
 登りも下りも、お客はガラガラ

 
 右端が五竜 その左のV字型に凹んでいるのが鹿島槍
約7分で黒菱平1680mへ

 
 もう一度乗り換えて・・・

 
ぐんぐん上がっていくと、五竜が近づいてきた

 約5分で終点駅に着 降りた所が八方池山荘前 1830m

 
 右手に、白馬三山が真っ白に見える!
中央とんがった山が白馬鑓2903m・その右が杓子2812m・そのまた右が白馬2932m
こ〜んなにスッキリ見えるなんて嬉しい〜!
いつも強風で悩まされる八方尾根だが、今日は時々休みのある吹き方

 
 左手の尾根が明日登る遠見尾根か?
ちょっと近すぎるかな

 わかんはザックに縛り付け、チェーンアイゼンを履いて近くの散策へ
雪面は溶けて光っている
上から登山者が下りてきた
「どこまで行けました?」と聞くと「唐松まで」と言う返事が返ってきた
「午前中は天候が良くなかったが、だんだんすっきり晴れてきた・・・」と
「すご〜い」 思わず拍手をした

 
白馬三山
あんまりきれいなので何枚もシャッターを押したが、
出来上がりは皆似たり寄ったりになってしまった・・・

 
赤い屋根が八方池山荘
その奥の茶色い三角の屋根が、リフト乗り場

 
 おや、これから登っていく人がいる

 
右端が五竜  その左が鹿島槍

 
 麓が見えた

 
 左下にスキー場が見えた
 Hakuba47スキー場かな?


ここをクリックすると大きく見えます

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振り返って、八方池山荘を見下ろす
後ろの山々は、
左の方に白くてぽつんとした
とんがりのあるのが火打
右端の2つこぶが
乙妻山と高妻山

またまた、白馬三山
太陽の角度で陰影がはっきりしてきた
14:24
八方池山荘とリフト駅とスキー場

 わあ〜、雪煙が襲ってきた!
細かい雪の粒がカメラに当たる!


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 またまた鹿島槍

 またまた五竜

 「八大竜王」の碑と白馬三山

てかてかに光っている雪面
 
   
 リフト駅まで降りてきた 15:10

 八方池山荘下の雪壁と長〜いつらら

 さあ、麓へ降りよう
前方の山を引き寄せてみた ↓

左の2つコブ山が、乙妻山と高妻山
その右が戸隠 そのまた右が飯縄山らしい

 
 アルペンリフトに乗り換えて・・・

 
どんどん近づく麓駅

   
うさぎ平テラスから「アダム」に乗り・・・

 八方駅に到着〜 15:57

 
*************
  2日目 
  白馬五竜スキー場からリフト終点まで
 
   
 白馬付近のスキー場へは、
無料シャトルバスが何台も運行されている
神城駅や各所のホテル前から
お客をピックアアップして運んでいる
白馬五竜へ行く8時の便に乗車
バスは満杯で発進してエスカルプラザに到着

このエスカルプラザは
2010年12月
2010年8月2002年10月
利用している

着いたはいいが
どこで切符を買ったか記憶にないのでウロウロ
 
   
 ここが「テレキャビンとおみ駅」
ここの改札は、八方のように
計画書のことに言及なし
往復1800円
しかし、「リフト券はリフト乗り場で買って」
・・・と言われ、通しでは買えなかった
そして、「帰りはリフトに乗れない
歩いて下山」・・・とも言われた
ぶつかられるのでは? 怖〜い!

 
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テレキャビンの中から外を見ていると
だんだん視界が悪くなってきた
・・・・・・・・・
テレキャビン終点の「アルプス平駅」で降りた頃には
視界数メートルの真っ白い世界に入ってしまった
乗り換えのリフト駅さえ、どこにあるか分からないほど
スキーヤーやボーダーたちも目の前を滑っていくことは分かるが、
すぐ見えなくなってしまう
こんなんでは、どうしようもない

待合室のような大きな部屋で様子を見ることにした
20分たっても40分たっても視界は良くならない
ザックを背負っている登山者は、私を含めて3人のみ
彼らも同じように天候が回復するのを待っているようだった
・・・・・・・・・
1時間待っても外の景色は相変わらず真っ白
しかし、上へ行けばもしかして青空かもしれない
・・・と思い、思い切ってリフトに乗ることにした
掃除をしている男性に「リフト乗り場はどっちですか?」と聞くと
丁寧にもドアの外まで案内して、その方向を指差して教えてもらった

そろりそろりとぶつかられないように端の方を歩いて行くと
スキーヤーやボーダーの流れが一定方向に向かっていたので
同じようにその流れに沿って行くと、リフト乗り場があった
切符を買ってリフトに乗った 片道400円

 
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リフトに乗って上へ行っても視界は良くならない
リフト横の木々に樹氷が付いていることがかろうじて分かる

   アルプス展望リフトから降りて小遠見山へ


   
 リフト終点駅で降りたが
周りは依然として真っ白で
どこに登山口があるかもわからない
無雪期に登る階段は雪の壁の下

リフト終点駅にいた係員に尋ねると、
「もう少し左へ進んでから登って行って」・・・と
広い道を進んでいくとまたリフト乗り場があった
ここでもまた尋ねると、
「看板(右の画像)から登れば踏み跡がある」・・・

右側の雪の壁は、ここで低くなり
圧雪された歩きやすい道になっていた
ここを登山口とした 10:51
登っていくと・・・
 
   
 太陽がぼんやり見えてきた
幸先が良い!・・・と喜んだが、
白い世界はすぐには薄れなかった

少し登ると、圧雪の道は終わり、
たくさんの立て札が並んでいる場所に着いた
とにかく
地蔵の頭(ケルンがある所)まで登ろうと直進
・・・・・・・・・・
下山時に分かったが、
地蔵の頭まで登らなくても、
ここへショートカットの踏み跡があった
 
   
 うっすら尾根が見えた
たぶんあそこが稜線
ケルンもあるはず・・・と思って
沢山の踏み跡を辿っていくと・・・

 ケルンが見えた 11:04
先行の男性の姿が見えたので
1人じゃない・・・とホッとした


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 尾根の右側は樹氷の林

あれ、面白い形!
下側の葉っぱに、雪が凍りついている!


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 青空が一瞬見えた!

が、すぐまた白の世界になってしまった・・・ 

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 また青空だ!
あれは白馬かな?

 ウサギの足跡
まだ新しい

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 踏み跡はいっぱいあって
ぼこぼこ大穴が開いている

後ろを振り返ると、
さっきまでいた「地蔵の頭」
ケルンが小さく見えた


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 さて、どう進む?
大穴の開いているうちの
硬そうな所を選んで歩いて行くと、
登山者が見えた

 右手に稜線!
青空も広がった・・・と思ったが


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すぐまた白い世界・・・
右から登ってきた3人パーティーのスキーヤー
彼らも日本人ではない
私の前を横切って
ぐるっと回りこんで斜面を登っていく

もうあんな遠いところにいる!
スキーは速い!
 
 
 青空が広がった!
左の方のとんがりが白馬鑓、
その右に杓子、そのまた右が白馬
その右は小蓮華に続く稜線

  
 広い尾根に出た
ぐるっとカーブした左のピークが小遠見山?


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左 後ろを振り返った
あの黒っぽい物は?
登山口そばのリフト駅!(右)

 
 白と青のせめぎあい〜
あのとんがりが、小遠見山?

 
また後ろを振り返った ↑
手前のピークの上に黒っぽい三角形↓ 
地蔵の頭のケルンだ! 

そのずっと向こうの山々は? ↓ (分かりやすくするため、色を加工してみた)

左の方、天辺がツンと小さくとんがっているのが火打・
その右が妙高・2つのコブの左が乙妻山・右が高妻山


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 左手の黒っぽい山は、天狗岳1940m
小遠見山から伸びる稜線上にある

 右手に黒っぽいごつごつした山
五竜が見えてきた!

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 前方のピークに人影
さっきの3人のスキーヤーらしい
とにかくあのピークまでは行こうと決心

 
 3人のスキーヤーがいたピークに出た
かなり広い稜線

右手の山は、左から唐松 そして、白馬三山

 
 ↑ 左の稜線はこれから登る小遠見山へ続く
右の稜線にある黒っぽいごつごつが五竜

 
 左のすっぱり切れた所のピークが小遠見山らしい
あと少し・・・

 
 ↑ 後ろを振り返ると、おなじみの展望

↑ (分かりやすくするため、色を加工してある)
左の方の天辺がツンと小さくとんがっているのが火打・
その右が妙高・2つのコブの左が乙妻山・右が高妻山


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 左 天狗岳
右 小遠見山

ここが最後の登りになる(と思う) 
 
 ↑ 五竜    「武田菱」がよ〜く見える ↓


鹿島槍 雲が立ち上がっている

 
 登り切ると・・・雪庇!
上から登山者が降りてきた
 「雪庇があるので気を付けて」・・・

 
ここから右折すれば五竜へ行ける 五竜岳まで「6km」の文字 13:04



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 小遠見山に着いた 13:09
後ろは鹿島槍

鹿島槍を引き寄せてみた 
  
 左に鹿島槍  右に五竜
そして五竜へ続く稜線

 
 さあ、帰ろう 急斜面の尾根が数回ある
慎重に、慎重に下る  13:16

  
樹林の中に入ってやっとほっとできた 14:33
「この竹ポールよりスキー場には入らないで」の注意書き

   
上の方からこの立て札が見えた
登りの時は真っ白で、通り道があるなんて
思ってもいなかった所
ここへショートカットできたので、
地蔵の頭への登りが無くなった

   
 下ってくるとともに、
青空は無くなり、
また白の世界に入ってしまった

登山口とリフト駅 14:35
 こんなうすぼんやりした中のスキー場を
てくてく歩いていたら、
初心者スキーヤーやボーダーに
ぶつけられそう・・・
↑ この黄色い札は、スキー場の端の目印
端伝いに下ることにした


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 時々うっすら見える時もあるが
濃くなる時もあるので
油断はできない

途中、2回スキー場を横切らないと
アルプス平の駅に着かないし
いったいどこが、その駅かも分からない・・・

   
 目を凝らして目印を探していると
この青い立札が目につき、
その後ろに建物が見えた!

やっと着いた 14:57
この階段を登ればテレキャビンに乗れる

階段下でアイゼンとスパッツを取り、
わかんを袋に入れ、ストックを短くして
乗り込んだ

 
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 白い世界はまだ続く・・・

麓が見えるころ、
やっと白い世界から脱出できた
時計を見ると、バスの発車まであと5分
雪の上を滑らないように走って
シャトルバス出発の5秒前に到着〜
無事乗車できた

  
 麓から見る空は青かった!


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