中道登山口〜御在所岳:山上公園

         〜
国見岳〜ヤシオ尾根〜周回



御在所岳を望む


アカヤシオ


地蔵岩
●場 所 三重県菰野町
●標高 御在所岳:山上公園 1140m 国見岳 1175.2m
●山行日 2019年4月22日(月)
●多治見から
  登山口まで
多治見=勝川IC=名二環(名古屋第二環状自動車道)=東名阪(東名阪自動車道)=四日市IC=湯の山温泉=中道登山口そばの駐車場・・・中道登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、今川
●コースタイム 多治見
勝川IC
四日市IC
中道登山口(P)
中道登山口

3合目(裏道分岐)
おばれ岩
5合目
地蔵岩
キレット
山上公園

国見峠
展望のいい場所で昼食
国見岳
キノコ岩
山岳寺跡分岐
藤内小屋
中道分岐
中道合流
中道登山口
6:05発
6:45
7:26
8:00〜8:15
8:20発
8:44
9:09
9:22
9:32
9:45
11:02
11:31
11:47〜12:10
12:27
12:56
13:36
15:00〜15:10
15:19
15:48
16:09着
   周辺地図はこちら   コース図はこちら
  


多治見から2時間で、中道登山口そばの駐車場に着
お握りや卵焼きなどを食べてから出発

駐車場から白い鉄塔と御在所岳を望む

駐車場は、湯の山温泉街を通って来る行き止まり地点と、
スカイラインから入る場所の2つあるが、2つの駐車場間は車の通行はできない
登山者は行き来できる
登山口はスカイラインを少し歩いた所
計画書をポストインして出発  8:20

 のっけから階段の連続
「登山道の浸食防止用階段です」の文字
花崗岩がザラザラと崩れ、登山道は掘割り状態
階段は好きではないが、下りはこの階段のおかげで歩きやすかった

   
コバノミツバツツジかな?:ツツジ科
多治見の
コバノミツバツツジより、色が濃く大きめの花
雄しべの数は、5本ではなかった(5本だと
ミツバツツジになる)
でも、何となく雰囲気が違うので、ネット検索したところ、
コバノミツバツツジは、成葉では毛が脱落するが、アラゲミツバツツジは、 成葉になっても毛が残る』だって
もしかすると、これは
アラゲミツバツツジかも?
葉っぱはまだ出ていない!・・・

 
ザラザラで、えぐれた登山道を登る
アリジゴク風で、足を出してもズルズル後戻りする場所もあった・・・

 
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 御在所岳が見えた!
アカヤシオも咲いている!

アカヤシオ:ツツジ科
見事!
まだ早いかな?と心配していたが、
この辺り(3合目下)は満開状態

   
 左右のアカヤシオを愛でながら登る

   
裏道分岐(3合目)  帰りはここへ出てくる予定  8:44


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 濃い黄色の小花がびっしりと付いていた
ダンコウバイかな?:クスノキ科

  
 歩き始めた時は動いていなかったロープウエー
どんどんやってきた

   
 タチツボスミレ:スミレ科
こんなザレ地で、よく咲いてるねえ

   
 この岩の隙間を乗越すと負ばれ岩(おばれ岩)の前に出る


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 これが負ばれ岩(おばれ岩) 9:09
大きすぎて、もっと後ろへ下がらないと全体が入らない
が、後ろへ下がると木が邪魔になる・・・

御在所岳の山容を展望
目印にもなる白い鉄塔
「あんな高いところまで登るの?」と同行者
あんな高いところまで登って
いったん下ってまた次の山に登って
ぐるっと回って来る・・・というのが、今回の計画
赤いロープウエーも、小さく写り込んだ


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 アカヤシオ:ツツジ科
左 ちょうど見頃!
右 アカヤシオの奥に、鎌ケ岳


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 岩と岩の間から鎌ケ岳を望む

 5合目 い〜い展望地 9:22
ピンクはアカヤシオ
白は、タムシバ? コブシ?

 
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 朝は曇っていた空が、だんだん青くなってきた
5合目から展望を楽しむ
 地蔵岩 9:32
岩と岩のすき間に幅約1mのサイコロ状の岩が
スッポリと納まっている・・・だって

  
   
アカヤシオ:ツツジ科
登るにつれ、つぼみが多くなってきた


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 地蔵岩(右の岩)を上から見下ろす
うまく乗っかってるねえ・・・落ちもしないで

山頂はまだまだ遠い・・・ 
 
 キレットから見下ろす 9:45
先行する登山者が、どう降りていくか見ながら考える
1歩1歩だよ〜


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 順番待ちをしながら対面の山容を展望
白い花が点々・・・
アカヤシオも点々・・・
白の方が多いなあ・・・

 下へ降りてから振りかえる
子どもたち(小学生:振り替え休日だって)も
怖がることなく順番に降りてきた
   
 ハルリンドウ:リンドウ科
こんな山の上でも咲いている 「湿地の花」とは限らない
タテヤマリンドウ(という説もあるが)、ハルリンドウだと思っている

 
 右手に見えるのは、国見尾根  モアイ風の大岩  3体に見える

 
 これも国見尾根の大岩
国見尾根には、「ゆるぎ岩」と「天狗岩」があるが、どっちがどっちだったっけ?

   
 まだまだ続く登り

  
 右手に大きな山容・・・釈迦ケ岳

 
 国見尾根の「モアイ風大岩」
そのもっと向こうの尾根が下山予定のヤシオ尾根

   
高度感のある岩場歩き
濡れている岩もあるし、鎖場もある
今日来れなかった山友達に、この景色見せたかった・・・!


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 危険地帯が終わって、後ろを振り返る

足元を覗きこむと、
土石流の名残の白い谷と、藤内小屋が見えた


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 奥に釈迦ケ岳
その手前の尾根がヤシオ尾根
右の方にハライドが見える
手前の尾根が国見尾根

後ろの岸壁を振り返りながら歩く 
 
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 い〜い展望台

さっきまで立っていた岩場展望台を見下ろす 

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 国見岳方面
いったん下ってからまた登り返す

山上公園に着いた 11:02
今日は平日とあって観光客は少ない
観光地の様な山頂はパスして、国見峠を目指す

 
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 「富士見岩」
富士山が見える??

鎌ケ岳のとんがりがよ〜く見える 

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 バイカオウレン(ゴヨウオウレン):キンポウゲ科
大群落がここにだけあった
他は、ぱらぱら

   
 ここから国見峠へ下る 11:12  マンサク:マンサク科
今頃? 4月も終わりだというのに
満開状態

 
 ザレた登山道を下る

   
 国見峠 11:31
裏道をエスケープルートにしておいたが
体調は2人とも良よさそうなので、計画通りとする
ここから登りになる

 岩がゴロゴロした掘割りを歩いていたら、
「こっちのほうが楽だよ〜」の声
あらま、歩きやすい場所に道ができていた
   
 ハルリンドウ:リンドウ科
鈴鹿に咲く
ハルリンドウの仲間を
タテヤマリンドウと書いてあるガイドブックがあるが
本当だろうか?
タテヤマリンドウは、
もっと標高の高い湿地に咲く花なんだけど・・・

ショウジョウバカマ:ユリ科
背丈5cmほどでも花を咲かせていた
 

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 国見岳の山頂はもう少し先だが
御在所岳のとてもいい展望場所なので
ここで昼食タイムとした  11:47〜12:10

ミヤマシキミ:ミカン科
去年の実
 
   
 昼食も終わって、さあ出発
国見岳を目指す

初めての人には、
いつも「石門」の上に乗ることを勧めている
 
   
 これが石門
左 上に立つと木が邪魔 近づくと顔が見えない・・・
右 石門の下だとこうなる

  
 県境稜線から国見尾根を望む
左の方にある岩が「ゆるぎ岩」かな?

   
国見岳に着いた 12:27
大岩の上に立って展望を楽しむ

 
 奥の山が釈迦ケ岳  手前がヤシオ尾根

  
 スミレの仲間:スミレ科
タチツボスミレ
とは違って、葉っぱが細長いタイプ

   
 青岳通過・・・

 青岳からの下りは、ザレザレの急坂
木の根や笹など、掴まるものを探して下る
本来の登山道は掘割りで歩きにくいため
いつともなく、新しい道ができていた

  
 ここから県境稜線を離れて、ヤシオ尾根に入る
ヤシオ」と名前がつくくらいだから、
アカヤシオ・シロヤシオがいっぱいだろうと期待していたのだが
今年も花には早かった・・・
朝明から来たという男性とすれ違ったが、彼もがっかりしていた
「中道は咲いていましたよ」というと、残念がっていた

   
キノコ岩へ寄ってみた
高いところが好きな同行者は、楽しそうに大岩の端まで登っていった
右 左手で支えている岩がキノコに見えるので、キノコ岩らしい
「追悼碑のプレートがある」・・・と

   
 また元のヤシオ尾根に戻って縦走を続ける

少し離れた所にある岩から
先ほどのキノコ岩を見る
ここからだと、キノコに見えないような・・・

 
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 さっきすれ違った花好きの男性は
朝明からブナ清水経由で
この尾根に来たと言っていた
伊勢谷は、尾根道ではないので
花に出会えなかったのかも・・・

奥が御在所岳
その手前が国見岳
よく歩いてきたねえ…と感慨深い
 
 
 高山土産の「わらびもち」を食しながら休憩した
トロトロでほの甘くて美味しかった〜

ここからヤシオ尾根を外れ
山岳寺跡・藤内小屋に向けて右折
 

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コブシ?タムシバ?:モクレン科
ある高さから下に、点々と白い花を付けた木が散らばっていた
タムシバだと思うのだが、確証はない


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 ヤシオ尾根を直進すると、ハライドへ行ける
そして朝明へ下山できる
何度も通ったお気に入りのコース

 山岳寺跡までは、急な下りの連続
おまけに、人があまり入っていないので
登山道に枯れ葉が溜まっていて足元が不確か
踏み跡が不明瞭なので、
前方と足元と両方を見ていなけれなならない
御在所岳・国見岳初めての同行者だが
実に果敢にして注意深くトップを歩いている
トップを交代したのは、岩場でのちょっぴりだけ

   
 ザレのトラバースでは、ロープが張ってあった
真新しい赤テープも、要所要所にあるので
注意深く前方を見ていれば迷うことはない
こんな実戦で力を付けていけば
単独行もできるようになる

 T字路分岐
ヤシオ尾根を直進しても行けるが
ここからも朝明や腰越峠へ行ける
   
山岳寺 鐘突堂跡
ちょうどいいベンチ代わりの石段があったので、休憩

  
 「旧山嶽寺跡」の文字  難しい漢字で書いてあった

   
 以前は、「岳不動尊」から国見尾根へ登っていたが
今は通行禁止
スリルがあってお気に入りの道だったのに・・・

 沢を渡って、向こう岸へ
今日は水量が極端に少なかった
   
 藤内小屋を目指す

 以前の道とは少し違っていたが、
川の向こうに藤内小屋が見えた

   
 橋を渡って左折・・・

この橋を渡ったが、
橋の手前に、国見尾根へ行く道があるのは同じ

   
 ヤシオ尾根から降り始めてから
複数人の声が何度も聞こえてきた
それも怒鳴るような大きな声  何だろう?
藤内壁を登っているクライマーだろうか?
若者が合宿でもしているのだろうか?
・・・と思っていたら、自衛隊員の訓練だった
沢の上のロープ伝いに渡渉する訓練かな?
奥の岩場でも、訓練をしているグループがあった

 ヤマザクラかな?:バラ科
まだ見ごろ
藤内小屋のベンチで休憩後、出発 15:10
   
 約10分後、中道分岐
ここも、あまり人が入っていないと思っていたが
さっきのヤシオ尾根からの下りと比べれば
ずっと歩きやすい

下山なのに登りがあるのは、覚悟の上 
   
赤や黄色のテープや赤ペンキは、あることはある

  
 登って登って着いたところにこんな標識
中道へ行きたいのだが、スカイラインという言葉も魅力的
中道へは登り道  スカイラインへは下り道になっていた
つい、下り道の方へ行こうとしたところで、はっと気が付いた
スカイラインへ出てしまえば、駐車場まで車道を歩かなければならない・・・と!
それは嫌だ! 登り道だが「中道」方面を選び、右折
ロープウエー下の、左がすっぱり切れたザレのトラバースではひやひやした

   
 中道に合流した 15:48
合流したはいいが、まだ車道そばの中道登山口までだいぶ距離がある

   
 ザレた急坂(こんなに急だった?)とぼやきながら、
ズリズリっと下る

 アカヤシオ:ツツジ科
最後のアカヤシオを見て・・・

   
歩きにくいザレ道を下って・・・ 
   
 車道が見えた!
もうすぐ!

登山口に着いた〜 16:09
駐車場は、ここから数分の所

駐車場は、最後の車だった
もう片方は、数台残っていた

   

  私の記念の一枚 〈今川さんより〉
 
   
 初めての御在所岳
アカヤシオの後ろに聳え立つ
これから登るぞ!

 登りに始めたら、ロープウェイが来た
営業時間開始かな?
手を振ったら、振り返してくれた

  
重そう・・・  どうやって支えてるの?

 
 鎌ヶ岳カッコいい!!
今度登りに行くよ、待っててね

 
 地蔵岩・・・しかし、どうやってあのようになったのか?
奥には四日市の街かな
今日は春がすみで伊勢湾見えず、残念

   
 御在所岳は最初から登り登り
息が上がるが、
横を見るとロープウェイじゃんじゃん来るよ(^_^;)

5合目以降は岩場のアップダウン
面白い!

   
 友達はロープを使って登る
私も登る

  御在所岳が「かかってこい!」と言っている
受けて立つ!
   
 きのこ岩・・・右肩は絶壁、風はびゅんびゅん
でも登ってみた!


  御在所岳側から見たら、三体のモアイ像に見えたけれど
国見岳側から見ると、また違う
スフィンクスに見えるね
 奥が御在所岳、手前は国見岳
いやぁ〜、よく登ってきた  でも、不思議と足は痛くない
心は充実している

 
 ヤシオ尾根を降りてきた
暑くて「藤内小屋」でペットボトルのお茶を買った
冷たくて美味しかった

  ・「新名神」ができたので、「菰野IC」で降りると便利らしいと下調べしてもらっていたのだが、
   話をしているうちにあっという間に通り過ぎてしまい、いつもの東名阪「四日市IC」で降りた。反省!
   朝が早いので、道路は空いていたため約20分で中道登山口駐車場に着いたが、帰りはいつも混んで
   四日市ICまでずいぶん時間がかかった記憶がある。
  ・帰りは「菰野IC」から乗ろうと、IC手前でグーグルのナビをスマホで設定し、音声案内に
   従って「新名神」に入った。とても早く感じた。
   車内のカーナビを見ていると、畑の中を走っていて、面白かった。
  ・「勝川IC」から入った時、見慣れた「東名阪」の文字はなく、「名二環」という新しい文字が
   書いてあって戸惑った。
  ・登り始めた頃、もう下山者とすれ違った。
   「早いですね!」と声をかけると、「これから仕事」と返事が返ってきた。
   もう一人の下山者に、「これから次の山へ?」と尋ねると、「会議があるから」・・・と。
   分かるわ〜 体が疲れていても、心がリフレッシュできれば仕事も頑張れるものね!と二人の意見が一致!
  ・中道の3〜6合目間ではアカヤシオが咲いていたが、山頂近くになると固いつぼみ。
   県境稜線・ヤシオ尾根は、固いつぼみ。だんだん標高が下がってくると、ピンク色が見えるようになった。
  ・行きのトイレは、「旧三交湯の山温泉バス停」前にあるトイレを利用。
    藤内小屋のトイレは有料 100円。
    帰りは、「大山田PA」を利用。清潔できれいなトイレだった。
  ・行動時間約7時間50分  歩いた距離約11km  歩数約2万歩


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