西藤原駅〜藤原岳天狗岩〜山口〜西藤原駅 |
調べ中 ヒロハノアマナ フクジュソウ |
●場 所 | 三重県いなべ市藤原町 |
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●標高 | 藤原岳 1144m(山頂はパス) 藤原山荘 1090m 天狗岩 1171m 頭陀ケ平 1143.0m |
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●山行日 | 2019年4月18日(木) |
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●コース | 西藤原駅・・・大貝戸登山口・・・藤原山荘・・・天狗岩・・・頭陀ケ平・・・坂本谷分岐・・・山口・・・西藤原駅 |
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●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR名古屋駅ー近鉄富田駅ー三岐鉄道西藤原駅 ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽 |
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●コースタイム | JR多治見駅 JR名古屋駅 近鉄富田駅 三岐鉄道西藤原駅 大貝戸登山口 4合目 8合目 藤原山荘 天狗岩 頭陀ケ平 坂本谷分岐 山口登山口 藤原養鱒場 西藤原駅 |
5:25発 6:06〜6:10 6:37〜6:56 7:41〜7:45 7:57 8:45〜8:55 9:47 10:55〜11:05 11:48 12:22 13:00 14:47 14:55 15:31着〜15:33発 |
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周辺地図はこちら コース図(西藤原駅〜天狗岩〜白瀬峠分岐まで)はこちら コース図(白瀬峠分岐〜山口登山口〜西藤原駅まで)はこちら |
平日なので、三岐鉄道は高校生でいっぱい でも、西藤原駅で降りたのは、私を含め3名のみ 近鉄富田駅の待ち時間と電車の中で、すべて準備は整えてしまったので、すぐ出発 7:45発 |
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い〜い天気 藤原岳に雪は無し 前日の雨が、もしかして山では雪だったかもしれないと思っていたが、 それは標高の高い御岳の様な山だけらしかった バイクの前かごにチェーンアイゼンを忘れてきてしまったが、必要なさそう 玄関を出てから、引き返して取りに戻ったチェーンアイゼンだったが・・・ |
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登山口の休憩所と駐車場 車は数台のみ 土日には満車になるのに・・・ ここまで歩いて来るだけでも、初夏の日差しと暑さ 服を1枚脱ぎ、計画書をポストインして出発 7:57 |
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鳥居の近くに新しい看板が立っていた あらら、私の下山道(木和田尾コース)が 書いてない・・・? |
これも新しい標識 ここから聖宝寺へ行けるんだ さっきすれ違った女性は「聖宝寺へ行く」と言って 引き返していったが・・・ |
マムシグサの仲間(テンナンショウの仲間):サトイモ科 ここのテンナンショウの仲間は、皆この赤茶色ばかり 多治見とその近辺は、こんなスルガテンナンショウが多い ↓ |
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テンナンショウの仲間は、種類が多く判別が難しい! |
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タチツボスミレ:スミレ科 麓近くは、このスミレが多い |
スズカカンアオイ:ウマノスズクサ科 本場(鈴鹿)のスズカカンアオイ いつも同じところに咲き、 周りに増えてもいない |
3合目 8:32 若者に追い越された |
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ユズリハ:ユズリハ科 雌雄異株 葉柄が赤いので、よく目立つ この山にはたくさんある つぼみができている木があった 雄花序らしい |
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4合目 いつもここで休憩する 8:45〜8:55 |
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シハイスミレの仲間:スミレ科 葉っぱが丸いハート形のタチツボスミレではない タチツボスミレより、少し標高が高いところが好きらしい |
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タチキランソウ:シソ科 『上唇は短くて2裂』が、キランソウ 『上唇は長く立っている』は、タチキランソウ |
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5合目 静かな山道を花の写真を撮りながら気ままに歩ける 花の観察なら平日が良い! |
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ミヤマカタバミ:カタバミ科 6合目を過ぎたころから、ぼちぼちミヤマカタバミの花が咲き始めた 7〜8合目間には、たくさん咲いていた |
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セントウソウ:セリ科 緑色の葉っぱに、真っ白な小花がびっしり |
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ヤマネコノメ:ユキノシタ科 多治見で見るヤマネコノメと比べると、背が低い 地面にへばりつくようにして咲いているものが多い 黄色い萼(花びらは無い)と雄しべ、緑の葉っぱの対比が鮮やか |
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ヨゴレネコノメ:ユキノシタ科 葯の色が赤っぽい(暗紫色)ので、ヨゴレネコノメとした まだつぼみで開花前 |
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ハナネコノメ:ユキノシタ科 花びらのように見える白い部分は萼 咲いたばかりの赤い葯がとっても可愛い 私のお気に入り |
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8合目に着いた 先行グループが1組だけ 冬道はロープが張ってあって立入禁止 |
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シロモジかな?:クスノキ科 まだ葉も出ていない黄色い花ばかりが目立つ木が、あちこちにあった |
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ヒロハノアマナ:ユリ科 葉っぱの真ん中に白い筋があるのが特徴 最初に見つけた時は、つぼんでいたが 登るにつれ、陽が差すにつれ花びらがパッと開いてきた |
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調べ中の花:キンポウゲ科かな? 背丈3〜4cm 花の直径1cm程 8合目付近だけで見られた 花の中の黄色と白色が可愛い〜 |
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オニシバリ(別名ナツボウズ):ジンチョウゲ科 雌雄異株 花びらのように見える黄緑色の部分は萼 よく似た花で黄色いのは、ナニワズ 雄しべが4本見えるが、実は8本あって、4本は萼筒の中間に付き、4本がこのように上の方に付くらしい |
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ミヤマハコベ:ナデシコ科 花びらは10枚に見えるが、5枚が深く切れ込んでいるため 田畑でよく見かけるハコベ(コハコベ)より、花が大きく華やか |
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ユリワサビ(別名イヌワサビ・ハナワサビ):アブラナ科 ワサビと名がつくが、うんと小型 直径約1pの白い花 『雄しべは6個』 お浸しにして食べられるそうだが、あまりにも小さいので採る気にはならない |
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フクジュソウ:キンポウゲコ科-1 8合目を過ぎてやっと見参! 葉はふさふさ 何度も閉じたり開いたりしていたようで、お疲れモード それにしても、フクジュソウの大群生地で有名だった藤原岳は今いずこ・・・の感 この名前を返上しなくてはいけないほど 花が終わった後のふさふさも激減していたから、 全体に数が少なくなってきていると思われる 晴れていたからこそ、パッと開いていたが、曇っているとこんなには開かない 花の中央にある白い部分が雌しべ・・・たくさんある その周りをぐるっと取り囲んでいる黄色いものが雄しべ・・・これもたくさんある |
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フクジュソウ:キンポウゲ科-2 花が終わると、こんな形の実になる 全草毒草だって |
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上 9合目の標識 昔はもっと上にこの標識があった 下 9合目の曲がり角から見下ろした麓の様子 |
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9合目から、石灰岩ゴロゴロの急登になってくる いつもこの辺りが泥ぐちゃになるので、ロングスパッツを着けたが、必要ないほどだった ひどいときは、田植え準備中の田圃のようになる 靴底に泥がくっついて、石灰岩の岩の上に足を置くと、ぬるっとして滑り易くなるのだが 今日はそれほどでもなかった |
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バイケイソウ:ユリ科 葉が開き始めたバイケイソウがあちこちで群落をつくっていた これも毒草 |
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左 藤原山荘に着いた 右 新しいトイレができていた |
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藤原岳の展望丘(展望台) 曲がりくねった登山道が見える |
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藤原山荘前に2つの標識 左・右とも 「展望台」とは書いてあるが、藤原岳とは書いてないのが不思議 藤原山荘前の広場で、たった1人で静かなランチ休憩 10:55〜11:06 |
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さて、出発 山頂はパスして、天狗岩方面へ縦走にかかる 山荘の裏手は、だだっ広い広場状 白い石灰岩ゴロゴロと、枯草色の草原 |
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振り返ると左下に山荘 右奥は藤原岳 |
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登山道はえぐれてしまっていた |
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ニリンソウ:キンポウゲ科 枯草色の草原に、白い花がポツンポツン ピンクもあった 近づいて見ると、背の低いニリンソウだった 背丈2〜3cm |
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ヒロハノアマナ:ユリ科 こんな枯草色の草原の中、あっちにもこっちにも白い花をパッと開いていた 背丈も3〜5cmと低い |
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白い石灰岩の岩の間を縫って、天狗岩を目指す | |
天狗岩の次は、遠くに見える鉄塔を目指す |
遠くにぼんやりと伊吹山の山容 |
眼下には水が青い中里ダム |
県境稜線を縦走するわけ |
まだ木の芽も出ていない裸木の中を歩く | |
アズマイチゲ:キンポウゲ科 あら、珍しい!久し振り〜 たった3輪だけ花が咲いていた |
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ここから右折すれば白瀬峠へ 11:40 天狗岩へは、直進 |
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天狗岩直下から、藤原岳(中央の三角の山)を望む |
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天狗岩山頂 石灰岩がゴロゴロ 11:46 |
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白瀬峠分岐まで戻って左折 |
たらたらの尾根歩き |
こんな新しい標識がたくさん立っていた |
右手に見えるのは、さっきと同じ中里ダム |
鉄塔に着いた 12:20 雪の日は、この鉄塔を目指してザクザクと歩く |
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頭陀ケ平と書いて「ずだがひら」と読むらしい 二等三角点もある 1143.0m ・・・・・・ 左手奥には御池岳↓ |
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二つ目の鉄塔へはすぐ |
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昔はこんな標識はなく、 知る人ぞ知るコースだったが 今は、「至 山口(木和田尾)」の文字がはっきり |
鉄塔巡視路の階段があったとは知らなかった 下の鉄塔を見ながら、 適当に斜面を下って行ったっけ |
オニシバリ:ジンチョウゲ科 緑ならオニシバリ 黄色ならナニワズ ・・・と言われても、左は黄色 右は緑に見える・・・?? |
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「藤原岳 木和田尾根(正しくは木和田尾)白瀬峠道 標高1070m 曲り角」の文字 12:34 |
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中部電力の指標もあちこちに立っていた |
「藤原岳 木和田尾根白瀬峠道 標高1050m 小屋跡」の文字 12:40 そうそう、ここにプレハブ小屋があったっけ |
「藤原岳 木和田尾根白瀬峠道 標高1010m 尾根分岐」の文字 12:42 |
心配していた雪はこれっぽっち |
「鈴鹿幹線No.R200」と 「鈴鹿幹線No.L203」の2枚の指標 |
これは? R200か?L203か?どっちだろう? |
鉄塔の足元から見た伊吹山(左)と 麓の光景(右) |
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鉄塔からどう行く?と思いながら下っていくと こんな矢印が鉄塔の左足に書いてあった |
「藤原岳 木和田尾根白瀬峠道 標高940m 尾根分岐」の文字 12:51 新しい標識はいくつもあったが、 忠実に尾根を下っていく方が分かりやすい |
赤ペンキも現れてきた まだ、左右の木々は裸木 |
やっと、白瀬峠・坂本谷分岐に着いた ここまでがかなりの急斜面の上 ザレているので、ブレーキをかけながら下ったので 膝に負担がかかる 「藤原岳 木和田尾根白瀬峠道 標高865m 白瀬峠分岐」の文字 12:42 |
右手の谷は、坂本谷 通行止めになってから久しい・・・ 花が多い良い道だったのに・・・ |
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シロモジかな?:クスノキ科 やっと花が出てきた 葉っぱはまだこれから |
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これが「R201鉄塔」らしい 下に標識が見える → 黄色い花が咲いている木がたくさん |
「藤原岳 木和田尾根白瀬峠道 標高780m R201鉄塔横」の文字 13:17 |
カタクリ:ユリ科 花が咲いていたのはここに一輪だけ |
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両側の木に、緑が混じってきた(アセビ) |
シロモジかな?:クスノキ科 |
シハイスミレの仲間:スミレ科 地面にも色が戻ってきた |
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シロモジかな?:クスノキ科 黄色い木の花がズラリ |
山口登山口へはここから左折を勧めている 「藤原岳 木和田尾根白瀬峠道 標高640m 尾根分岐」の文字 13:36 でも、尾根道を直進する |
アセビ:ツツジ科 白いアセビの花が左右にズラリ |
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「204鉄塔」から右折する |
「山口バス停」の文字 |
スミレの仲間:スミレ科 葉っぱが大きい〜 花も大きい〜 今までになかったスミレも登場 |
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「鉄塔205」まで降りたら左折 |
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緑色の林の中を赤ペンキを目印にトラバース |
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マムシグサの仲間(テンナンショウの仲間):サトイモ科 また、赤茶色のテンナンショウが現れた |
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ここが林道の出口(鉄塔巡視路) 14:47 さあ、電車の発車時刻が気になり始めた 15:33の次は、16:11までない ここから1時間と計算していたが 急げば間に合うかもしれない・・・と思い 急ぎ足になる |
イノシシ除けの門のカギを開けて入り また閉めておいた |
ここは出口 開けて、また閉めて外へ出る いつもは、正面にある 「屋根のない学校」の中を通るのだが (東海自然歩道が通行禁止の時があったので) もう、通行禁止も解けているかと思い 平常のコースを選んだのが間違い |
藤原養鱒場の中を通り、 「東海自然歩道」標識を確認して左折 この時点で通行禁止の注意書きが無かったので よし!と思って歩いていると 踏み跡らしきものが定かでない 落ち葉・落ち枝がいっぱいになってきた スマホを見ると、道はある いったん近道らしきところへ踏み込んだが 前方に鉄柵があったので引き返し スマホを見ながら適当に歩いていると・・・ |
立派な標識に出会った 安心はしたが、 道なんて無いも同然の山の中を歩いて行くと・・・ |
イノシシ除けの鉄柵があった 端の方に隙間があったのでそろりと通過すると 車道に出た 15:08 「獣害による通行止めのため 「屋根のない学校」へお回り下さい。」の文字 こちらから入ろうとする人用の注意書き 反対側にはなかった! ・・・・・・・・ こんなことで手間取り 発車まであと25分! 間に合うか合わないかのギリギリタイム すごい勢いで歩いて、西藤原駅へ |
発車2分前に駅に到着! 15:31 切符を買う時間はないので、「中で買っていいですか?」と聞くとOKの返事 まずは車内に乗り込んで町用の身支度に戻していると 駅員さんが乗車証明書を持ってきてくださった 有り難く頂戴して(車掌さんの居ない列車だった)一安心 2両の車両はがら空き 私ともう一人の女性だけ 富田駅へ行くまでには、だんだんと人が乗ってきた(高校生が多かった) 近鉄本線に乗り換えて(うまい具合に座れた)名古屋へ ・・・・・・・ 歩行距離 22.4km(スペイン以来、20kmを越えたのは初めて) 約3万8000歩 行動時間 約7時間50分 休憩=4合目・藤原山荘・木和田尾で各10分ずつ ・・・・・・・・・・・・ 楽なペースで花の写真を撮りながら、気ままにどんどん歩けた 久し振りに新しい花にも出会えたし、満足・満足 |