5月の低山ハイキング 
     納古山   633.0m  
2018年5月10日    (加茂郡七宋町)

 
                        『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

電車で行く予定だったが、参加人数が少なかったことと、
車を出してくださる方があったので、車2台で出発
多治見から駐車場まで約40分で来れた
下見の反省(登山口までの道路状況が良くない)から、駐車は一番手前の場所にして歩き始めた
川沿いの道を歩いたが、水量の多い滝が幾つもあったり、花が咲いていたりで、楽しく歩けた


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  ウツギ:アジサイ科
♪〜 う〜のはな〜のにおを(う)かきねに〜♪・・・の歌にある「ウノハナ」はこのウツギのこと
匂いがあるか確かめたが、無かった・・・ (私一人だけでなく)
どうやら、「におう」という表現は、匂いではなく美しさを表している言葉らしい


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   ガクウツギ:アジサイ科-1
緑の葉っぱと真っ白(本当に咲き始めは純白)の萼(がく)の対比が、素晴らしい!
清楚で、きりっとして・・・こんなに素敵な花だとは思わなかった
咲いたばかりの花に出会えて感動!
   
   
 ガクウツギ:アジサイ科-2
上左 大きくて白い花びらのようなものは、
装飾花(飾り花)で本当の花ではなく、萼が変化したもので
3枚がそれぞれの大きさになっているのが特徴だって(2枚のものもあった)
上右 3枚の萼の間に、雌しべや雄しべらしきものが見えるが、『
退化して種ができない花』だって
下左 この薄黄色が、花びらと雄しべ・雌しべがある
本当の花 
下右 つぼみの状態

『花には強い香りがある』と  嗅いで来ればよかった!

   
   ミヤマハコベ:ナデシコ科
花びらが10枚あるように見えるが、5枚
深く切れ込んでいるので10枚に見える

   タニギキョウ:キキョウ科
日陰では、こんなにぱっとは開かない
皆つぼんでいた
背丈5cm程 花の直径8ミリほどの小さい花

   
 中級者コース登山口
駐車場から、花を見ながらゆっくり歩いて約20分

 水量の多い沢沿いに登る
  
 大岩展望台(天空の岩展望台) ここで5合目
いつもながらい〜い眺め

   
  ベニバナコツクバネウツギ:スイカズラ科
5/9の浅間山でたくさん咲いていたが、ここでも咲いていた

 
 
第二展望台から ここで7合目
岩場を登り、急坂を登って、ここまで来ればあと一息で初級者コースと合流する

   
  アブラツツジ:ツツジ科
5合目辺りでは、地面にいっぱい花が落ちているものの、枝にはぱらぱら状態だったが
登るにつれ、花がびっしり  右にも左にも

  
  モチツツジ:ツツジ科
トウゴクミツバツツジは終わり、この花の出番

 
 山頂に到着  11:23  駐車場から約2時間
今日も遠望はかなわずぼ〜んやり
平日とあって、山頂は3グループのみ
日陰を探してちょっと下へ行くと、登山者休憩用の机と椅子を一人で作っている男性がいた
有り難く感謝して出来立ての椅子に座ったが、
汗がひくとともに寒くなって、背中から陽が当たる場所へ移動
歩いている時は、涼しく感じた風も、じっとしていると冷た〜い

   
 さあ、下山
右の矢印の方から登ってきて(中級者コース)
下山は直進(初級者コース)

 どんどん下って・・・→
  
 ・・・→林道へ  13:08

 
 スルガテンナンショウ:サトイモ科-1
テンナンショウの仲間は
雌雄異株
上左  『
仏炎苞』(淡緑色に白い縦筋がある筒状の部分:先端はぺろりとしている)
下の方は
巻きスカートのようになっている
上右 その中から、『
付属体』(白くて先端が前に曲がっている部分)が出ている
下 その「巻きスカート」を剥くと、
緑色で固い粒々があった  これが若い実 つまり雌花だった分け
登る際に、
雄花(ふにゃっとして、紫色の点々があった)を、手で触って確認しているので
両者の違いがよく分かった

もう、巻きスカートをめくらなくても、外側から触っただけで「男の子」「女の子」と分かるようになった
分かったら確かめたくなるもので、見つけたら触りたくなる衝動にかられた

   
 スルガテンナンショウ:サトイモ科-2
林道脇に捨てられたような形で、抜かれていたスルガテンナンショウを見つけた
根元は?  サトイモそっくり(右の画像)  「サトイモ科」の意味が納得できた!


  
ヘビイチゴかな?オヘビイチゴかな?バラ科
葉っぱが大きいから、「オヘビ」かも

フタリシズカ:センリョう科
左  二人だけでなく、「三人静」や「四人静」もあった
右  これが花 もう少し白くはなるが、開くことは無く、こぶしを握ったような形のまま
『花には花びらも萼もなく、白い3本の雄しべが丸くなって雌しべを包んでいる』だって
そんな形でよく受粉ができるね・・・ 自家受粉?

  ツボスミレ:スミレ科
スミレは花が咲くとともに、背がどんどん伸びる 20cmを越えることもある

  ヤマハタザオかな?:アブラナ科
ヒョロヒョロとして、茎の上のほうだけに花をつけていた

   ウマノアシガタ:キンポウゲ科
艶々とした蛍光色
中級者コース登山口に戻ってきた これでぐるっと回った分け

                 
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