3月の低山ハイキング 
            春日井三山   
          弥勒山〜植物園〜道樹山〜大谷山
2020年3月13日    (多治見市)

   
   
       『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

 8:30、上の池傍駐車スペースに10台の車・2台のミニバイクが集合
今回は、コロナウイルスの濃厚接触を避けるため
電車利用の(本宮山〜尾張富士)ハイキングを止め、
各自が車で集合できる春日井三山周回に替えた
計14名
手書きのイラスト地図を配布し、全体で簡単にミーティング
その後、2グル―プに分かれて、リーダーと顔合わせ・打ち合わせ

 
 出発 8:43

   
 ヒメオドリコソウ:シソ科
畑の横には、この花や
オオイヌノフグリが群生

   
 ショウジョウバカマ:メランチウム科-1 以前はユリ科だった
小川を渡ると、すぐ登りになる
ショウジョウバカマがすぐ足元にずらりと並んでいた

咲き始めたばかりの花がちらほら状態
↑ つぼみから雌しべが顔を出し始めた 背丈は4〜5cm
   
 ショウジョウバカマ:メランチウム科-2
↑ 花びらが開き始めると、紫色の雄しべが顔を出す
(まだ花粉は出ていない)・・・雌しべ先熟の花
背丈が少し伸びて8〜9cm程
   
 ショウジョウバカマ:メランチウム科-3
↑ 白い花粉が出てきて、雄しべが白くなった
これからどんどん背が伸びて、実ができる頃には40cm程にもなる

 
 稜線まで、ホウバが積もった急坂を上る

 
 弥勒山山頂に着 9:18
麓から約35分
人が多い所は避けたいので、展望もさっと終えて、歩きだした

 
 ↑ 弥勒山山頂から-1   御岳
 
 ↑ 弥勒山山頂から-2   中央アルプスがぼ〜んやり
恵那山はもっとぼんやりしていた

 
 東海自然歩道を内津峠に向けてアップダウン

1つ目の山頂での集合写真を撮ることを忘れて
道標No.30でパチリ
ここから急な下りが始まる

 
 両側はシキミの木 
足元は
スズカカンアオイの花があちこちに

 
 スズカカンアオイ:ウマノスズクサ科
2月の低山ハイキングで、
地面の中や枯葉の下に咲くことを知った人が
目ざとく見つけ、「ここにもある」「ここにも花がある」と声が上がった
丁度カッターを持っていたので、中を切ってみた
樹林の中だったので光が足りず、くっきりとは撮影できなかった・・・

↓ これは、2019/2/22/42/5に撮影したスズカカンアオイ
比較・参考のために借りてきた画像
   
花は、葉の柄の下についている
 
花びらのように見えるのは、萼(がく)
スズカカンアオイはこの萼が
反り返っているのが特徴

   
 縦に切るとこんな感じ
白い部分は雄しべ
雄しべに囲まれたようになっているのが
雌しべ

 周りは小部屋のようになっている
   
 横に切るとこんな感じ
・・・・・・・・・・・・・

 
 急な下りの途中、
ちょっした展望地から御岳が見えた

 
 これも同じ展望地から
眼下の 19号線沿いの工場を眺めたところ

   
 
 コバノミツバツツジ:ツツジ科
咲いているとはびっくり
よほど日当たりが良く暖かい場所だったのだろう
この1株だけ咲いていた
他は、まだつぼみも膨らんでいなかった

コバノミツバツツジの雄しべは、普通10本(必ずというわけではないが)
ミツバツツジは、雄しべが5本なので雄しべの数を数えて
「コバ」か「ミツバ」かを判断している

   
ヒサカキ:モッコク科
左 歩いていると、ぷ〜んと特有の臭いがしてきた
どこかにこの花が咲いているはず…と探すと、ありました〜
雄しべがいっぱいなので、これは雄花(雄株)
1本枝を貰って、スマホで花の名前を調べる方法を講習してもらった

右 まず写真を撮って・・・次にグーグルフォトを開いて・・・
と説明しながら試してみると、よく似た花が4枚くらい現れた
その中にちゃあんと、ヒサカキの写真があった

でも、それ以上詳しいことは分からないようだった
この花は雌雄異株(しゆういしゅ)
雄花(雄株)と雌花(雌株)があるのだが、
そこまではグーグルフォトでは教えてくれない・・・

↓ 雌花の画像

雄しべは無し

 
 さて、次の全員集合場所を目指して、前進

 
 韓国料理の話を聞いたりしながら・・・道標No.19へ
ここで全員がそろった
「植物園の中は各グループの自由裁量で」・・・と話して、植物園へ向かう

 
 植物園に到着 11:30
各グループで昼食場所探し・・・

 
 ぽかぽかと太陽に照らされながらベンチで休憩

 
 Bグループは、階段を利用して休憩

 
 派手な色の河津桜(カワヅザクラ)

 
 Aグループは花の下で休憩

 
 
 
 カワヅザクラ:バラ科
オオシマザクラ カンヒザクラ の自然交雑種』らしい
ソメイヨシノや、ヤマザクラより開花が早い
12時には昼食を終えて、植物園の一番端にある梅園へ行くことにした

 
 梅園・つばき園から、また山に登る 12:19
ウメはすでに終わっていて・・・
 
 ツバキは遅咲きの花がちらほら・・・
   
 ユリツバキ(百合椿):ツバキ科
花びらがユリのようにくるっと反り返っていた

 ナンプウ(軟風):ツバキ科
  
 ツバキ科
名前を確認することを忘れた・・・

 
 植物園の外へ出たら、小川を渡って・・・
 
 鉄塔No.25方面へ右折
(先に進んだAグループは、ここを左へ行ったらしい)

 
 鉄塔No.25に着いた 12:47
ここで全員集合のはずなのに、Aグループの姿がない・・・?
先に行ってしまったのか?
道を間違えたのか?
もう少し下って様子を見ることにした

やっぱり人声もしないので間違えたらしいと分かり、
Aグループのリーダーに電話を掛けた
ラッキー つながった
「今どこ? 分岐でNo.25鉄塔へ曲がらなかった?」と聞くと
「三角点の所にいる  No.25鉄塔へ曲がらなかった」とのこと

三角点はないはずだけど?? 
「今いる所から引き返すか、大谷山に着いたら道樹山へ来るか、相談して」と伝えた

Bグループはどんどん沢まで降りて、
また道樹山へ登り返すコース
沢を渡ったところでまた電話を掛けると、
「大谷山から道樹山を目指します」と話がまとまったよう

しばらくすると、「道樹山に着きました」と連絡が入った
「じゃあ、これから15分くらいで山頂へ行きます」と答えた

その15分が、今日一番の急登・・・

 
 急登の後、道樹山山頂直下にある神楽殿(?)の裏に着いた 13:43
ここから5分ほどで山頂

 
 お社をバックに、集合写真 13:50
足の不調が出た1人は、大谷山で待機しているので 計13名

 
 さあ、次は大谷山

 
 大谷山で全員集合 14:12
後は緩いアップダウン数回の後、
道標No.34から右折して下っていけば廿原へ着くはずだった ↓
 
 下り始めてから、また人声がしないことに気づいた
もしかして・・・
赤い線のように曲がらず、
黄色い線のように直進してしまったのだろうか?と、ふと思った
しかし、No.35鉄塔での勘違いの後だから
まさか2回も同じ見落としをするはずがない・・・と思ったが
念のため、またリーダーに電話をした
「今どこ?」   「もうすぐNo.34です」  「?」
やっぱり頂上往復をしたらしい
「歩き足りないから、頂上往復してこようか」・・・と
相談がまとまったのかとも思ったが、
後で聞いてみると道標の見落としらしかった
あらま!

   
   
 シキミ:マツブサ科
数あるシキミの木だが、
ここの数本だけは、毎年花をつける(不思議)
右の方にあるから・・・の言葉で
気を付けて歩いていたBグループのリーダーが
「あった!」と発見
他のグループ員は、見つけることができたかしら・・・?

 
 Aグループが到着 14:52
道標No.34から、分かりにくい道だった・・・とのこと

 
 廿原の駐車スペースに到着 15:13
お疲れさま〜
・・・・・・・・・・・
行動時間:6時間半
歩数:2万2700歩
距離:13km

   2020/2/23  下見の様子
   2018/11/8  低山ハイキングの様子(弥勒山〜西高森山〜大谷山)
   2016/3/10  低山ハイキングの様子(道樹山〜大谷山〜弥勒山〜植物園)



  「低山ハイキング」に戻る