3月の低山ハイキング     
          西高森山  215m    (春日井市)  
                          2015年3月26日 


                                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です


 ハルリンドウ:リンドウ科

手の届かない遠く、立ち入り禁止のロープ内にたくさん咲いていた

ロープ外にも少々は咲いていた




 
シデコブシ:モクレン科

湿地に何本もの株があり、濃い色・薄い色など色々の花色があった

間近に咲いていた花の中を見ると・・・花粉にまぶされた虫がいた!

雌性先熟なので、中央の雌しべはすでに茶色になり、周りの雄しべが花粉を出している




   
 
スミレの仲間:スミレ科-1

葉が細いスミレの仲間

葉裏が紫色や緑色のものがあった   葉裏が紫の花は、「シハイスミレ(紫背菫)だろうか?

葉が、花より背が高いもの・花の方が高いもの・・・など、色々あった

ぽつんと咲くもの、束になって咲くものなど、いろいろ




   
 
  
スミレの仲間:スミレ科-2

こちらのスミレの葉は、先のとがった丸いハート形  タチツボスミレだろうか?

花の中央部は、屈んでも、なかなか見え難い・・・





1

2
 
3
オオバヤシャブシ:カバノキ科

1  手の届かない高い所の雄花は、ストックで近寄せ、枝を持っていてもらってパチリ
この枝には雌花がまだ見えていなかったが、高い枝先には、つんと上を向いた小柄な赤っぽい雌花を確認

2  雄花の拡大  雄しべがいっぱい

3  上の1・2とは違って、垂れた雄花らしいものがなかった  何だろう??




   
コバノミツバツツジ:ツツジ科

午前中はまだ蕾が多かったが、下山する頃にはあちこちで咲いている花に出会った

気温が上がった午後だからだろうか?

虫も盛んに活動していた




  
ヤブツバキ:ツバキ科

植物園に咲いていた派手な園芸種のツバキより、やっぱりこの花が好き




   
 ヒサカキ:モッコク科(ツバキ科)-1

これらは雄花・雄木  白花とピンクっぽい花がある




  
 ヒサカキ:モッコク科(ツバキ科)-2

これは雌花・雌木  雄花よりずっと小さい

通りすがりに枝をひっくり返して、雄花か?雌花か?を調べたが、雄花・雄木の方が多かった




 
1
 
2

3
 
4
 
5
 ショウジョウバカマ:ユリ科

ずいぶん背が高くなった株もあったが、これらはまだ咲き始めなので背が低い

2  1の花に比べ、色が薄め

3  1つの花が横向きに幾つもくっついて大きな塊になっている

4  雄しべの葯が白いのは、花粉を出している最中  艶々しているのは、まだこれから

5  雄しべの先はこ〜んな形(丸みのある三角形で中央部が開いている)




 
   
 スズカカンアオイ:ウマノスズクサ科

この山はスズカカンアオイが少なかった

葉を見つけても花がないこともあったが、これはたまたま出会った地上に顔を出していた花

花の中央に、雌しべらしきものが見えた

萼片が、緑っぽい




   
 ネコヤナギ:ヤナギ科-1

『雌雄異株』だって  これはどちらだろう?  これらは、蕾の状態




 

 
 
4
 ネコヤナギ:ヤナギ科-2

1・2  花が咲き始めた

 『雄花序は長さ3〜5cm。雄しべは2個。花糸は合着して1個。葯は紅色で、花粉は黄色。』だって

3  雄しべは2個だが、根元の方でくっついている  葯は紅色で、花粉は黄色・・・な〜るほど

4  花粉を飛ばした後は、こんな状態

どうも、これは雄株のよう




   
ネコヤナギ:ヤナギ科-3

 そういえば・・・雌花・雌株を見たことがある・・・と記憶をたどってみた

2014/3/19 「潮見の森」から、画像を借りてきた

雌花は、『雌しべの柱頭が2裂する』そうなので、右の画像で2つに分かれているのが、雌しべ・・・つまり雌花・雌株




   
   
   
 ミツマタ:ジンチョウゲ科

この前(3/5)はまだ白い状態だったが、今日は黄色の花が咲いていた

『萼は筒状で、先は4裂し、内側は黄色、外側は白く毛が密生する』だって

正面から見ると、ふわふわの柔らかい毛に包まれた中から、黄色い花がパッと開いてくるのはとても可愛い!!

『花には花弁がなく、花弁のように見えるのは萼片』なんだって

『8本の雄しべ、1本の雌しべ』があるそうだが、どう見ても8本はない・・・と思って図鑑で調べた所
8本のうち、『長いのが4本、短いのが4本』だそうだ   へ〜え

『わずかに甘い香りがする』そうだが、気づかなかった・・・




 
今日の参加者


  ★ コースなど

  多治見(P)9:00発、三ノ倉神社(P)へ(9:25集合)。そこから緑化植物園(P)へ。細くてガタガタの
  悪路で細野へ。

  緑化植物園(P)9:40頃発⇒自然の家(P)⇒築水池の畔にある湿地⇒築水小屋(休)⇒野草園⇒ビオトープ⇒
  山頂あずまやで昼食12:10〜12:30⇒大回りコースでスタート地点の自然の家(P)⇒緑化植物園の
  椿園・梅園を鑑賞して14:40頃緑化植物園(P)着
                            約5時間の行動時間。

  ・朝は寒かったが、日中はぽかぽかと暖かくなった。雲一つない快晴。
  ・湿地ではちょうどシデコブシやハルリンドウが咲いていた。
  ・1週間延ばしたおかげで、ミズバショウ・スミレの仲間・コバノミツバツツジに出会えた。
  ・ショウジョウバカマ・ヒサカキ(雄木と雌木がある)はたくさん咲いていた。
  ・緑化植物園では、ツバキ・ウメ・ミツマタ・ハナモモ・ネコヤナギなどが咲いていた。
  ・猿投山のような急な坂道はなく、歩きやすい道だった。


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